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なおしのお薦め本(28)『バカポジティブ(関根の法則)』a

 クリエイト速読スクール文演第1期生の小川なおしさんから、お薦め本が届いています。 文字数(行数)がgooブログの1回の量を超えますので、2回に分けて投稿します。 

バカポジティブ(関根の法則)

               関根 勤

 「自分が偉そうに人生を語るのは何かひっかかる」という著者が、あえて人生の法則を43個あげてみせています。その中から三個、紹介したいと思います。

  まず一個目が「断ち切ろう、不愉快の輪 余裕を持てば、人を許せる」です。「僕は何か不愉快な場面に遭遇すると、その奥に隠されているであろう『理由』について考える」という著者。引用します。

 「例えば、理不尽なことを言われたら、

 『ああ、この人はきっと気が小さいんだろうな。だからこんな暴言を吐いてしまうんだ……』

 電車で足を踏まれたら、

 『きっとワザトじゃないんだよ。何か疲れてたかなんかだろうなぁ……』

 なんてね。

 そう考えることによって、自分の中に余裕みたいなものが生まれる。余裕を持つと、ちっとも腹が立たなくなるもんなんですよ。そうすると、イライラや不愉快な感情が、僕のところでスパッと断ち切れるから、それ以上悪い状態はやってこないわけです。

 僕はこの考え方を、自分の娘に置き換えて考えてみました。例えば、僕と妻が喧嘩していたとする。娘はそのとばっちりを受け、

 『早く学校に行けよ!』

 なんて、僕に言われてしまい、不愉快な気持ちで出かける。友だちに挨拶されても無視しちゃう。すると無視された友だちも不愉快になって、学校で友だちに消しゴムを貸してやらなかったりしちゃう。すると、その貸してもらえなかった友だちも不愉快になって誰かに当たり散らしたり、意地悪しちゃう……。

 こんなふうに『不愉快の輪』は連鎖していくものだと思いませんか?」

 もうひとつ、関根の法則35「『愛の石油化』で夫婦円満 30年間、妻に片思い」から引用します。

 「青春時代の僕は『女性にモテない』というコンプレックスで塗り固められた日々を送っていました。ところが21歳の時、そんな僕の前に救世主のごとく現れたのが今の妻だったのです。

 まだ付き合いたての頃、二人で電車に乗っていた時に僕は彼女の手の甲のホクロを発見し、

 『こんなところにホクロがあるんだね』

 と指摘すると、まだ19歳だった妻はニコッと微笑んでこう言いました。

 『胸にもホクロがあるのよ』

 もうその言葉で、僕は完全にノックアウト状態になっちゃってね。『この目で確認したい』と思いました。その時感じた甘い衝撃を、今でも鮮明に記憶しています」

 著者には、「モテない僕を救ってくれてありがとう。僕と結婚してくれてありがとう。娘を産んでくれてありがとう」という「感謝の気持ちが強く根を張って」いるそうです。それで今はどうなっているかというと、次のとおりです。

 「以前、TBSの『夫婦。』というドラマのキャッチコピーにこんなのがありました。

 『あなたは妻を女として見ていますか。夫を男として見ていますか』

 いい言葉だなと思った僕は、帰宅してすぐ妻に聞いてみたんです。

 『ねえねえ、オレを男として見てる?』

 すると妻はこう答えました。

 『見てるわよ。だって女じゃないもの』

 ……そうじゃなくて、オスとして魅力的かどうかってことだよ!

 『残念ながら、それはないわね』

 ……まぁ、そうだろうなぁ。撫で肩だし、キュウリ食べるたびに免疫力低下するし……。でも僕は、妻を今でも女として見ています。

 僕が妻に恋してるという話をすると、若い女の子たちはすごく羨ましがって、

 『私も関根さんみたいな男性と結婚したいなぁ』

 と言ってくれます。それがうれしくて、妻に自慢げに話すと、

 『あなたと一緒に暮らしたことないから、そんなこと言えるのよね』

 と、ボソッと一言返されます。まあ、よく考えてみたら、枕カバーはおやじ臭いし、笑いながらオナラするし、テレビ見ながらブツブツ言っているし、映画「スペース・バンパイヤ」の全裸の女宇宙人ところを何回も巻き戻して観てたりするし。

 おっとマイナス志向になるところだった」

 ほほえましい夫婦関係ですね。    続く

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なんだか (空猫)
2014-09-25 06:32:00
泣ける内容でしたね。
 
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