goo

司法試験合格体験記「受験時代に楽しく過ごせたクリエイトのひととき<2>」

 承前 

 3.講師の方々の思い出

 
体験記は自由に書かせていただけるので、自分としては、これまでにレッスンをしてくださった講師の方々の思い出を書きたいと思う。

 
佐々木さんは、自分が通い始めた年に司法試験に合格なさった講師の方だった。同じく司法試験を目指して学んでいる(た)方が講師をしているというのは心強かった。具体的な法律の勉強を聞くわけではないが、ご自身の体験談や、失敗談など、なかなか身近で聞くことができない話を聞けたのはよかった。また、決してあきらめずに取り組んで合格された方がクリエイトの先輩受講生だということも、折れそうになる心の支えになった。

 
砂金さんは、物静かな方で、つい最近、体験記をみて初めて自分と同じ年にロースクールに入学され、一足先に司法試験に合格なさったのだということを知った。いつもやさしく丁寧にアドバイスしてくださる方だった。物静かな物腰からは想像ができないほど、自分を信じて人一倍の努力を続けてこられた方なのだということを知って、改めてクリエイトの講師の方のすごさを感じた。また、同じく資格試験を目指し、あるいは合格なさった講師だからこそ、受験生の悩みに応える的確なアドバイスができるのだとも思った。

 
松田さんのレッスンは非常に緊張した。今の自分の記録に満足することなく、常に上を目指すようにアドバイスされた。というのも、優秀な中・高校生の後塵を拝するわれわれ大人に、彼らとの脳力差がいかに大きいかを自覚させてくれたからである。また、週1回の習い事のつもりで受身になりつつあった折には、そのアドバイスに身の引き締まる思いがした。他の講師の方とは違った緊張感をもって取り組めたのは、非常に得がたい経験であった。改めて意識してレッスンを受けてみると、集中力が高まったり、少しでもよいスコアが出せるようにと自分なりに工夫してレッスンを受けようという気も出たりして、新鮮な気分で取り組むことができた。

 
他にも多くの講師の方にレッスンしていただいた。いつも思っていたのだが、講師としてクリエイトのレッスンをするのは大変な集中力と、事務処理能力が必要ではないだろうか。自分などは、レッスンを受けているだけでもいっぱいいっぱいなのに、多いときには20人近くなる受講生にレッスンするのだから、きっと大変なのだろうと思う。クリエイトで学び、司法試験に合格された方の中に講師の方がいらっしゃるのもわかるような気がした。

 
4.文演の体験

 
速読のレッスンに慣れてきた頃に、文演の掲示を見て、興味を持った。事務処理能力を高めることは択一試験にとって重要であるが、司法試験での天王山は論文試験である。論述力を高めなければ合格はできない。そこで、文演も受講した。

 
文演を受講しての感想は、あたりまえのことをいかに普段気づかずに生活しているか、である。文章を読むとき、書くときの心構えを再確認することができた。また、多くの他の受講生とともにわいわい取り組むことができるのも、いつものレッスンとは違って面白いところであった。いろいろな経歴の人が受講なさっているのだなぁと、いまさらながら感心した。

 
一緒に受講していた受講生の方に病気を克服して取り組んでいる方がいた。真剣に取り組んでいる他の受講生と知り合うことができ、自分ももっと頑張ろうと思うことができた。また、司法試験受験生の方もいらっしゃり、多少なりとも情報交換ができたのは、とかく1人になりがちな旧司受験時代には心強かった。

 
レッスンの効果を実感するという意味では、文演が一番実感度が高かったと思う。やはり、文章を読むときの心構えを身につけることは、文章をたくさん読む司法試験受験にとって非常に有意義であると思った。また、他人に突っ込まれないようにするにはどのように気をつけて文章を書けばよいのかという意識もつけることができた。

 
5.まとめにかえて

 
自分はこれまで、塾講師のアルバイトをする経験が長かったためか、高校受験や大学受験に多少なりとも詳しくなった。SEGのような進学塾に集まる優秀な高校生が圧倒され、もっと受けたいと思うようなレッスンを提供しているのもうなずけた。そして、自分が高校生の頃にクリエイトのレッスンをしっかり受けていれば、もっと高い脳力が身についていたのではないかと少し悔しく思った。

 
クリエイト受講の効果が司法試験合格よりも前に現れたのは、国家Ⅰ種試験の合格においてであった。学部生のころは、いくら勉強しても受かる気がしなかったので受験しなかったが、クリエイトでレッスンを積み、地頭が多少なりとも良くなってから受けてみると、簡単に合格することができた。クリエイトのレッスンに比べれば、難関の国家Ⅰ種試験といえども簡単に感じられた。司法試験も思考力を使うが、それでもクリエイトのレッスンを終えた後の知恵熱の発熱度に比べれば、まだまだのような気がした。

 
司法試験に合格して思ったのは、やり方を間違えないように勉強することがいかに大事かである。そのやり方には、何を使って勉強するかも含まれる。良い参考書、問題集であればたくさん手を出す必要はない。

 
クリエイトでのレッスンは、非常に良質であった。試験に合格する直前期にはもうコースのレッスンの回は修了していたが、地頭を鍛えるという意味では司法試験合格に直結していたと思う。複雑な法的事案を前に、あれこれと同時に頭を使って考えるには、それなりの思考訓練が必要である。クリエイトのレッスンプログラムはどれも複数の思考過程を経るタイプのものであり、頭をフル回転して考えるという思考訓練にぴったりである。そして、なにより、どのレッスンも楽しい。とりわけ、最後の倍速読書訓練が人気の高い理由は、資格試験受験に疲れた頭をさまざまな本で癒すことができるからであろう。先が見えない受験生時代に、さまざまな「時の本」を読むことができたのは一時の心の安らぎであった。

 
この体験記がどれほど参考になるかいささか心もとないが、これから受講しようか検討なさっている方は、自分が最初に体験レッスンを受けたときと同じ不安をもっていらっしゃることと思うが、下は小学生くらいから、上は年配の方までまさに老若男女を問わず受講していらっしゃり、安心して教室に通うことができた。

 
すでに受講されている方で、資格試験を目指されている方は、合格できるか不安を抱いている方もいることと思うが、自分は最後まであきらめずにやりぬくことで合格することができた。クリエイトのレッスンを受けて才能を伸ばされている方であれば正しい勉強方法(小手先だけのテクニックではなく、きちんとした理解をつけるやり方)をすればすぐに合格なさることと思う。ときにはリラックスしながら、あきらめずに頑張ってください。

 
先が見えないながらも、平日の昼間にクリエイトで楽しくレッスンを受けることができたのは、幸運だったと思う。途中で司法試験をあきらめて他の道に進まずに済んだのもクリエイトとの出会いがあったからこそと思う。受講生の皆様がご自身の目標を達成なさることを、心から祈念しております。


 
さまざまなタイプのひとたちが自身を鍛え上げて、おのれが目指す山頂に登っていきます。

 教室は、
本とはまた違ったリアルな世界です。

 入会時は無名の生徒さんたちが教室を経由して、10年20年と経ってこの社会の有用な人財に成長していく姿を観るのが、
何よりの楽しみであります 

 遠藤さん、体験記ありがとうございました          





  


                
                 
 ※クリエイト速読スクールHP

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 六花亭のマル... 司法試験合格... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。