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クリエイト速読スクールブログ
読書速度と理解度は一定程度までは反比例しない
2021-07-19「特に仕事で顕著である」のMさんについてです。
まず、Mさんの体験レッスンスコアと入会アンケートコピーです。
「Mさんの体験レッスンの主なスコア21/6/12」たてサッケイド18 数字ランダム18・22 漢数字一行〇→173、三→108、一→89 たて一行ユニット37・32 スピードチェック23・28 ロジカルテストAタイプ20/20(3分)・17/17(3分)イメージ記憶17/40(2分)34/40(2分) 初速1,440字/分・理解度B
「Mさんの体験レッスン(入会時)アンケート21/6/13」・「体験感想」短いスパンで様々な課題を短時間でどんどん行っていくというのが新鮮に感じた。部活のトレーニングの頭脳版といった印象。久々に集中をした感覚があり、体験レッスン後、帰宅途中の電車での読書も従来より捗った。一方で、各トレーニングの最中に雑念が入ってしまうことも多く課題に感じている。・「入会を決めた理由」集中力の低下を痛感しており、なんとか向上させたいと思っていた折、Nさんから紹介を受けたため。・仕事柄、文章を読むことが多く、その処理能力が向上すれば、根本的にやりやすくなると思ったため。・週末や平日夜を無為に過ごしてしまうことが多く、何かすべきことを増やして活動量を上げたいと考えていたため。
以下は、Mさんの受講20回目アンケートと最新スコアです。
「Mさんの受講20回目アンケート21/9/11」
マイナス・トレーニングによっては、出来不出来が調子に左右される。とりわけ、序盤トレーニングはスコアに差が出る。
・イメージ記憶が両方とも45秒になってから、伸び悩んでいる。序盤トレーニングで文字認識・処理速度を上げることとイメージ想起の速さ向上の2点あると思うが、後者はどう伸ばすべきなのだろうか。或いはほかに方法があるのかなと思っている。「覚える」のではなく「像を結びつける」とどなたかのブログで書いてあったので、試してみたい。
プラス・入会当初の目的であった、集中力の向上は達成されてきた感覚がある。具体的には、以前はトレーニング中の秒読みで、集中が散るほどであったが、トレーニングを重ねるごとに減り、今ではなくなった。引き続き、訓練を行うことで持続性や質を高めていきたい。また、副次的な効果として、平日も教室に通おうとすることで日中の仕事を効率的に行う意識も芽生える。休日もできるだけ1,2限に通うことで生活にメリハリが出ている。
・コロナの濃厚接触者になった関係で、3週間ほど教室に通えない時期があった。自粛中の初め一週間は在宅勤務中も集中できたが、後半は効率が落ちた。定期的に通って、集中の感覚を取り戻すことが必要だと感じた。
・倍速読書訓練での一番の効能は、文字を一つ一つ追うことは読書理解にあまり意味をなさないことを体感で理解できたことである。言い換えると、読書速度と理解度は一定程度までは反比例しない。丁寧に文字を追って読むことで、重要情報の見落としがないか等の不安軽減にはつながるが、結局理解においてはあまり意味をなさない。むしろ、個人的には、ゆっくり読むことで、意識が散逸して、余計なことを考えてしまい、本の内容自体は頭に入っていかないことさえある。もちろん、意識が散逸することで、アイディアを出したり、他のことと有機的に結びつけたりすることができるといったメリットはあるので、適宜使い分けるべきと考えている。
・仕事後に行くと、いい感じに目が疲れているのか、序盤トレーニングの調子が良いことが多い。視力が裸眼で1.5あったのが、徐々に最近落ちてきている(仕事の関係で)ように感じているが、ある程度疲れていたりするほうが全体的にラフに見るには適しているのかもしれない。逆に、ロジカルや記憶力は仕事後はスコアが落ちがち。
・感覚としては、頭や目がすっきりしている感覚があると序盤がやりにくく(思ったより文字認識がうまくいかない、或いははっきり見えすぎて丁寧にしすぎる)、中盤がうまくいく
ちょっとぼーっとしているなという日は、序盤がうまくいったりするものの、中盤で限界を感じる。
【今後の課題】・10回目までは序盤トレーニングのすべてが基本的に丁寧すぎた。今は、数字ランダムや漢数字一行パターンなどの慣れてきたかつ文字が見やすいトレーニングに関しては、ラフに見る(7割くらいでも気にしない)ようにできている。一方で、県名BPや漢字二行Pシートの珍しい文字などは、ラフに見ようとすると一切目に入ってこず、どうにもならない。仕方なく探す意識を持つと無駄に丁寧になってしまい速度が上がらない。また、たて一行ユニットでどうしても最終的に一文を見てしまっているので、もっとキーワードのみを拾うイメージと視野をかなり広く取る意識をもってトレーニングに励みたい。
【土日朝トレについて】・初日は前日眠れず、重たい頭で受けた。他に初めて休日朝トレを受ける方はおらず、全員恐ろしいスピードだったので、少々圧倒された。2日目は、かなり集中した状態であった。少しでもスコアを伸ばそうという意識が序盤トレーニングへの取り組み姿勢の変化につながった。普段のトレーニングでもこの意識をもって、追い込みをかけられるかどうかが重要だと思う。
「Mさんの受講22回目の主なスコア21/9/29」たてサッケイド40 数字ランダム58・61 数字BP24-6(2分)漢数字一行三→324、一→286、九→156 たて一行ユニット57・59 スピードチェック40(59秒)・37 ロジカルテストCタイプ30/30(2分37秒)・29/30(2分56秒)スピードボード5×521/22(3分)・21/22(3分)イメージ記憶15/40(45秒)27/40(45秒)イメージ読み99個(2分)倍速読書『シン・ニホン』8,000字/分・理解度A-「序盤がていねいすぎたかと思う。ロジカルはよかったが、他のトレーニングはやりにくかった。期間が空きすぎた。倍速読書は集中できたのでよかった⑦」※漢数字一行・スピードボードは、前回のスコアです。
月別受講回数は、6月7回・7月7回・8月3回・9月5回の計22回です。
きょう午前中、twitterでMさんの受講20回目アンケートの一部を「先出し」としてアップしました。
偶然か、それを見てか、Mさんは第15期土日朝トレ2日目の9月12日(日)以来のレッスンに。
「期間が空きすぎた」は、17日ぶりということになります。
Mさんの受講14回目は7月25日。15回目は8月17日。この間には、23日間のブランクがあります。
こちらは、Mさんともあろうひとが飽きてしまったんだろうかと、アタマの片隅にチラチラしていました。
「同居人がコロナで外出できず久々にこれた。かなりムラがあった。得意なイメージ記憶でとれず、県名BPはおどろくほど探せた。ラフさになれてきた感覚と、見ながら数を数えるのにも抵抗がなくなった」と8月17日の記録カードにあり、驚きました。
自粛していただき、ありがたい限りです
コロナ禍は、こういうこまやかな心遣いの積み上げで乗り切っていくしかありません
真
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