2011-06-03 「勤勉なウサギになろう」、U(ユー)さんの受講60回・70回目スコアとアンケートです。
Uさんは、20代半ば。
大学受験に挑戦中です。
すでにスコアは、誰もが努力すれば達成できるようなものではなくなっています。
「Uさんの受講60回目の主なスコア11/5/30」たてよこサッケイド9 数字BP92ー1(2分) 県名BP169(2分)漢数字一行〇→14,670、三→8,640、五→1,190 たて一行ユニット237・230 ランダムチェック126・125 ロジカルDタイプ23/24(3分)23/26(3分) イメージ記憶10/40(30秒)27/40(30秒) 倍速読書『走れメロス』27,300字/分 理解度A-
「Uさんの受講60回目アンケート11/5/30」
マイナス・漢数字一行について。「〇」を見ていくとき、頭の中で数字を数える速度の限界にきて、実際に見る個数が制限されてしまっている。新しい数字カウント法を考える必要がある。
・かなひろいについて。チェック中よりも、チェック漏れを確認しているときの方が、素早くかなを拾えている。
・イメージ読み、イメージ記憶について。制限時間が短くなってきたので、イメージの精度と目を通す速さのバランスが難しい。
プラス・世界史や地理を勉強するときに、テキストを一度か二度精読すれば、覚える必要のある事項の70%程度を覚えられ、残り30%についてはイメージを活用することで処理できるようになった。このため、学習効率が改善し、学習計画を前倒しできた。
・社会科目以外にも、イメージ記憶が活用できないか、試行錯誤するようになった。
・英語のリスニング対策として、The Economistのオーディオブック版を聴いているが、3倍速で再生しても、ついていけるようになってきた。
・集中力がついてきたのか、倍速での1分が3分ぐらいに感じられる。
・スピードチェック・ロジカルのときに、緊張しすぎて手がふるえることがなくなってきた。
「Uさんの受講70回目の主なスコア11/6/9」たてサッケイド59 数字ランダム51・46 数字BP119ー5(2分) 漢数字一行〇→13,950、四→10,350、六→1,710 たて一行ユニット301・300 スピードチェック40(47秒)40(43秒)ロジカルDタイプ21/26(3分)24/29(3分)イメージ記憶14/40(30秒)30/40(30秒)イメージ読み69(20秒)倍速読書『スキップ』31,200字/分 理解度A-
「Uさんの受講70回目アンケート11/6/9」
マイナス・スピードチェック、ロジカル、イメージ記憶の出来にムラがあり気になる。それらが自分の出来ない範囲と出来る範囲を狙ったシビアなトレーニングであることを考えれば、能力の限界域付近で発揮できる力にムラがあるのも仕方ない。受講し始めのころに連続的に数値が伸びていたのは、能力が上がったことも当然影響はしているが、それ以上に訓練方法に慣れた結果だったとすると、慣れによる数値向上の段階を抜けて、数字が伸びなくなってきてからが本来的な意味での脳を鍛えるトレーニングだと言えそうだ。
・特にロジカルのムラがひどく、全問正答で自己ベストのタイムが出たかと思えば、その次の日は正答率70%で25個ぐらいしか解けないことがある。調子がいいときは大小関係が書かれた3文を目でなぞると、頭の中に並んだイメージが浮かび、視覚的に解ける。一方で調子が悪い時は、頭の中で音として捉え、音声優勢の解法になってしまう。意識して視覚的に解ければいいのだが、それが出来ず数字が安定しない。そういえばスピードチェックでも調子がいいときは視覚優勢で、悪いときは音声優勢です。
・読字数が伸び、倍速読書でページをめくるのが大変。めくりでミスをすると、内容の流れが途切れる。
プラス・◇トレーニング全般
・トレーニングの取り組み方をいろいろと試行錯誤するのが楽しくなってきた。
・カウント呼吸で深い集中状態に入れるようになってきた。
・スピードチェック、ロジカル、かなひろいで過緊張に陥って手が震えることがなくなった。依然として緊張のせいで指先が痺れるので要改善。
・ここ10回で序盤のシートトレーニングが急に伸びた。このところ雨の降らない日が続き、毎日ランニングできたので、運動をすると目が良く動くようになるのかもしれない。しかし、これまでのトレーニングで積み重ねてきた成果が、今になって急に数字に表れ出しただけとも考えられる。
◇個別トレーニング
・数字BP。目の動き方がサッケイドシートでの動きに近くなって、視線の移動距離が短くなり、たくさん見られるようになってきた。
・たて一行ユニット。序盤のトレーニングの中でも、特にこれが急に伸び出した。それまではそれなりに数字が良く我流で取り組んでいたが、記録が伸び悩んでいたこともあり、それまでの方法を放棄して、講師のアドバイスどおり文章の差異に注目した見方に変更したせいだろう。世阿弥の書いたとおり、技能習得の段階では守破離の「守」を無視してはいけないのだと実感した。「破」「離」の段階はまだまだ先のよう。
・スピードチェック。チェックミスをすると心が乱れてしまいミスを連発したので、ミスをしても気にせず次へ進むだけの切り替えの早さと、ミスに動じない精神面の強化が必要だと気づくきっかけを得られた。帰りがけにメンタルトレーニングの本を買いました。
・かなひろい。制限時間が45秒に短縮されてから、なかなか最後まで読み切れずにいたので困っていた。そこで調子がいいときと悪いときを比べて解決の糸口を探した。調子がいいときは「おじいさん」のように単語単位でア行の文字の有無を判断し、調子が悪いときは「お」「じ」「い」「さ」「ん」のように一文字一文字見ていることに気づいた。このことから一度に多くの文字を目に入れれば数字が伸びるはずだと思い、思い切って行全体を目に入れて見ていくと、最後まで読み切ることができ、なおかつ数秒余った。早くこのことに気づけば良かった。
・倍速読書。B読みでの理解度Bを気にせず、Dにするぐらいの気持ちで思いっきり飛ばすと、最後のA読みを非常に楽に感じることに気づいた。また、制限時間の1分や2分がとても長く感じられるようになってきた。きっと集中力がついてきたせいだろう。そういうときは読字数がとてもよい。まるで速読ではなく、「集中読(集中して本を読むという意味の造語です。語感が悪いので流行らないと思いますが)」している感覚になる。
◇トレーニング以外
・大学受験の数学には既知の解法をどのように組み合わせて解くかというパズル的要素があるのですが、手持ちの解法をどう組み合わせればいいのかがサクサク浮かぶようになってきた。
・あまり良いことではありませんが、メールを打つために携帯の画面を見ながら歩く機会がありました。視線は画面上にあるのに、周りの人の動きが良く見えて、人とぶつりそうになることもなければ、人と人の間を縫って歩くことまでも出来ました。きっと視野が広くなったせいでしょう。ただ、これをするとクリエイトのトレーニングのように頭が疲れます。
きのう現在で、74回まで受けています。
Uさんと同じ大学受験生のMさん、先日2人とも、同じことを話していました。
「受験で東京の大学に決まったら、学生時代はずっとクリエイトに通う」
受かると忙しくなってすぐに忘れるんですが、でもうれしいひと言には違いありません 真
※クリエイト速読スクールHP