月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
コメントはゲスト・ルームにのみお書きください。

アンゲテナル・35

2023-11-10 04:18:54 | 詩集・瑠璃の籠

神は
人間に
人殺しを命じたりは
しません

この地球上の
すべての人間は
紙が創りたもうた
たからもの
それを傷つけることは
神を大きく
悲しませることなのです

人種や
民族や
宗教などの違いを理由に
人が互いを殺しあうことに
神の名を利用することを
やめなさい

それは神に対する
あまりにもひどい
侮辱なのです

神は
繰り返し
愛し合うことの尊さを
人間に教えている

人々が
互いの特性を認め合い
この地球上で
仲良く暮らしていくことを
望んでおられる

その神の心を
ないがしろにしてはいけません
血で血を洗う
醜い争いをやめ
互いに
耐え難いことをも耐えて
神のために
和平を探りなさい



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミザール・22

2023-11-09 04:20:50 | 詩集・瑠璃の籠

自分を信じられず
苦悩と悲哀の中に
どっぷりとつかりこみ
霧の中をさまよっている
馬鹿者よ

こっちに来い
おれが必ず
助けてやる

自分というものは
みんな
すばらしいものなのだ
神は
すべての人間を
よきものとして創られた

おまえもまた
すばらしいのだ
その真実を
教えてやる
だから
頭からかぶっている
その馬鹿の冠を脱ぎ
おれのところに来い

おまえが
どんな恥ずかしい罪を
おかしていても
絶対に腐らない
黄金の真実が
おまえの中にあるのだ

そこに目覚めるだけで
おまえはすぐに
美しいものになれる

さあ来い
人間の坂を落ちても
まだ助かる道はある

はるかに続く
無限の明日をかけて
おまえはおまえを
やっていけばいいのだ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガラクシア・76

2023-11-08 04:20:18 | 詩集・瑠璃の籠

ゆるせ

愛のもとに
互いをゆるしあえ

ゆるしがたいことを
なしたものも
ゆるせ

復讐の刃をおさめ
敵もまた
間違いやすい人間であることを
考えよ

今は
互いを抱くことが
できなくとも
ゆるしあえる未来を探るために
怒りのまなこを閉じよ

人間は
ゆるしあうことができなければ
永遠に
矛盾のひきつれに
苦しむ

ゆえにゆるせ
ゆるしがたいことも
ゆるせ

苦しいことを耐え
怒りをおさめ
自らを愛の中に溶かし
敵をゆるせ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルナ・78

2023-11-07 04:18:07 | 詩集・瑠璃の籠

貝のように閉じた
あなたの耳を開き
神の呼ぶ声を
探しなさい

深い霧の中を
さまよっているうちに
見失ってしまった
神の足跡を
探しなさい

絶望の切岸から
真っ逆さまに落ち
無明の海に
溺れて苦しむ
あなたを助けるために
神は一筋の
光の糸を残しておかれた

それをつかめば
あなたは自分に目覚め
神を追いかけて
切岸を登り始めるだろう

自らの光で
迷いの霧をはらい
神の姿を探すだろう

はるかに遠い
山の向こうから
神があなたを呼ぶ声がする
あなたは
世界中に
愛の種をまきながら
その声に向かって進むのだ

そして
美しい再会を果たした時
あなたは初めてわかる
神はずっと
あなたのそばに
いてくれたのだと



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サビク・88

2023-11-06 04:11:51 | 詩集・瑠璃の籠

女性たちよ
年をとっても
美しくいたいなら
生き方を美しくしなさい

嫉妬や憎悪の闇に
魂を閉じ込めて
影でいやなことばかりしていると
年をとってから
その心が表に出てきて
たいそう醜くなってきます

化粧品やその他の技術で
若い容貌を手に入れても
目つきや表情から
人を馬鹿にして生きてきた
心が漏れ見えて
とても気持ちの悪いものに
なってしまうのです

年をとってからの
その人の顔は
今まで生きてきた人生の
紋章なのです
美しく生きてきた人は
年をとってもなお美しい

そのように
年をとっても
美しくいたいなら
美しく生きなさい
神の心を喜び
人々の幸せのために
心を尽くして働きなさい

そうすれば
愛があなたの周りに
集まってきて
あなたを明るい光で包み
たいそうあなたを
美しくしてくれるでしょう



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アラドファル・43

2023-11-05 04:25:37 | 詩集・瑠璃の籠

忘却の眠りに
自分を落とし込み
すべての真実から
逃げようとする魂よ

嘘と盗みで作った
自分の影に縛られ
押し寄せる真実の波の前に
身動きもできない馬鹿者よ

もう終わりが来る
神が笛を鳴らし
すべての存在に
偽物への愛を
たたむように命じる

偽りの美貌を
惜しむばかりに
本当の自分から逃げる者は
不合格の冷たい判を押され
愛に見捨てられ
寒い虚無の地獄に
吸い込まれるだろう

偽りの美貌を捨て
本当の自分に帰り
愛と償いの日々に
自分を投げていく者は
許されるだろう

幻想の
青い薔薇の中に
嘘が本当になる
夢の都があると
いつまでも眠っている
馬鹿者よ

もう終わりが来る




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンゲテナル・34

2023-11-04 04:13:12 | 詩集・瑠璃の籠

選民の思想は
馬鹿げた間違いだから
すぐにやめなさい

神は
すべての人間を
平等に愛してくださる
どこのだれを
特別に愛しているということは
ない

神は
すべての人間に
平等に恵みを与えてくださる
その自分の手足 頭 心
美しいものが
平等に配られている

その真実に目をつぶり
自分たちのみが優れていると
思い込み
他を馬鹿にすることは
神の心に背く
大きな間違いなのです

自分たちが
神に選ばれたものだと
勘違いし
他者を馬鹿にする馬鹿者たちを
神は苦い思いで
ご覧になっています

ゆえに
もうやめなさい
まことの神の
御心を思い
間違った心を捨て
正しい道に戻りなさい

愛の中で
許しあい
すべての人々と
美しい友情を
結びなさい



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベクルックス・87

2023-11-03 04:18:14 | 詩集・瑠璃の籠

女性を
何とかせねばなりません

女性が
嘘であれば
男性が
馬鹿になるのです

女性は
愛でなければいけない
心から
美しいものでなければいけない
それでなければ
男性の魂が迷うのです
そして男の力を
愛ではないことのために使い
この世に苦しい難を
投げかける

ゆえに
女性は嘘であってはなりません
人の美貌を盗み
美女になりすますということは
男性の心を裏切る
まことに汚い嘘ですから
すべてやめなさい

愛と正義の法のもと
この世を美しく整えていくのは
女性の大きな使命です
女性が
愛に生き
まことに美しいものであれば
男性は自分を律し
愛のために
すばらしいことをやるようになる
そして世界は
美しく発展していくのです

女性は
世界の礎
その女性が今
とても嘘に乱れている

女性を
何とかせねばなりません



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サビク・87

2023-11-02 04:34:32 | 詩集・瑠璃の籠

人間は今
自分がつらいばかりに
人を馬鹿にしてばかりいる
憎みあい
傷つけあい
汚い臓物を投げつけあって
この世を地獄に染めている

なぜ自分がつらいのか
それは自分が
馬鹿なことをしてしまったからだ
いやなことをして
汚れてしまった自分がつらくて
人は苦しみ続ける

その苦しみから逃れるために
人は人を馬鹿にし続けるのだ
自分以外の人間が
自分ではないというだけで
憎くてたまらないのだ

哀れな馬鹿者よ
もうやめなさい
人を馬鹿にしてはいけない
人を馬鹿にすれば
それが跳ね返って
自分も馬鹿になるのだ
そして世間に
苦しい不幸の種が広がる

逃げることはできない自分の
本当の姿を見なさい
それは馬鹿ではないはずだ
何かができる
すばらしい力があるはずだ

苦しみの影に潜む
愛のかたちをつかみ
本当の自分に目覚めなさい
そうすればすべてはよくなる
人間というものの
真価がわかってくる

あなたは馬鹿ではないのだ
すばらしい人なのだ
それがわかれば
もう人を馬鹿にする必要はない
みなで愛しあい
助けあい
美しい友情を結ぶことができる



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンドロメダ・46

2023-11-01 04:23:15 | 詩集・瑠璃の籠

嘆きの壁に映り込んだ
傲慢の巨人の影を
自分と思い込み
自分以外のすべての民を
馬鹿にする馬鹿者を
神は見捨てる

軽蔑と憎悪の
暗い沼にはまり込み
ゆがんだ魂を
うならせながら
殺戮を繰り返すものを
神は拒否する

神のいない空に
虚無の巨霊の影が落ち
絶望の霧が
国を支配するだろう

猛烈に苦い
虚偽の林檎が
葛のように繁茂し
絶望の国を覆うだろう

神の愛が見捨てた
永遠の愚者の国
そこは地球上にあって
地球ではない



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする