「音みる(音のみるふぃ~ゆ)」ブログ...♪

100名を超える音楽教室「音のみるふぃ~ゆ」のレッスンノート。また3人娘の子育て日記。

「意識」する

2008年07月03日 | 音みるレッスンノート
 先週と今週と、おけいこの中で、音を意識して聞き、判断する、というお話をしました。
リトミックのおけいこは、月ごとや1回ごとにテーマや「ねらい」があって、そこをお母さん達にわかってもらうかで、今後の課題やそれぞれのパターンも双方ともに見えてきます。
 
 「聞こえる」ではなく「聴く」。

何気なく耳にしている、というのはそれだけでいいように聞こえますが、実際は
「聞き流してる」場合も多く、そこの「聴く→判断する」意識を持つか持たないかで、はっきりくっきり、差が出てきます。

 以前、お話したように、私がお教室を開くときに、ある方が言いました。
「生まれ持った能力はそう簡単に変えられるものじゃない。いくら、訓練したところで無理なものは無理。」と。
ずいぶん後ろ向きな人だなぁ‥と思った。そして、私はそれを信じたくなかった。
と、同時に、そう考えてる限り変えられないだろうな、そういう人もいる、という不安も、(開講前だけに)覚えました。

 でも、ステップ4まで開講してる今、はっきりいえます。
お母さんに肩に力の入ってなくて、かつ愛情豊かに、そして私の意図もちゃんと汲んでくれて、その上で冷静に子どもを判断できる場合、子どもはちゃんと、それに応えて変わってくれるものなんだ、と。
たくさんの親子が、ちゃんと立証してくれました。

私は、おけいこに来てくれるみんなの5年先、10年先をいつも、考えてます。

そこから、思考を足元にぐっ!と引き寄せて。
ならば、今、何が必要か、を考えます。

それには、お母さん、お父さんのお教室の方針に対する理解や信頼がないと無理なのです。
(ものを教わる、習う、ということはそれで成り立っているわけで、当たり前のことですが‥)

だいじょうぶ。
リズムも音程も、もし上手にできないならば、意識を高く持った上で、修正の仕方をじっくり考えて、‥積み上げる、また壊れる、積み上げる、の繰り返しですが、いつの間にか、できることが増えていく。

それを見守ってあげられるのは、お母さんとお父さんなんだ、ということ。
(それを自分にも常日頃言い聞かせてるわけですが(苦笑)・・)

おけいこする、ということは、そこが大切なポイントだと思います。
楽しい、楽しい♪だけじゃなく、ね。