なんとなくはじめました(つれづれなるままに)

日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくります。

乃池でフツーの鮨を食べる(第4段)

2007年08月05日 18時34分28秒 | なんとなくのお昼(鮨)
谷中・全生庵で行われた「落語協会感謝祭~圓朝記念~」に行ってきました。

落語好きの私、暑い中、汗まみれで、噺家さんのテーマパーク(?)に身をゆだね、すっかり満足して会場を後にしました。

で、その帰り、千駄木駅に向かう道すがら、通り沿いにお鮨屋さんを見つけます。

時間はもう2時過ぎ。お昼を食べていなかったので、そのお鮨屋さんにふらりと入ります。

カウンターの端に腰掛け、握りを一人前頼みました。

「握りはおいくらのものを?」

ときかれたので、お店のお品書きにある1,600円のを頼みました。

はて?

メニューにはそれ以外の握りは書かれていません。それ以外にも、もう少し高い値段のものがあるのでしょうか?

ま、何の気なしに入ったお店なので、それ以上高いものを頼むつもりもありません。

しばらくして出てきたお鮨を、なんら気にすることもなく食べました。

味も特に可もなく不可もなく、この値段ならばこんなもんだろうという、フツーの味でありました。

後でネットで調べてみたら、お店の名前は「乃池」、穴子の有名なお店でありました。

江戸前の穴子を使い、各界の有名人が訪れるお店とか・・・。ううむ・・・、そんなお店とはつゆ知らず・・・。

頼んだ1,600円の鮨には穴子は入っていなくて、私は、ごくごく当たり前のように、その鮨を食べたのでした。

確かに食べている間、事前に予約していたとかで、鮨を持ち帰るお客さんが何組かいました。食べながら小耳にはさむ、そのお会計の値段はけっこうなお値段で、

「へえ、何を頼んだんだろう?ずいぶん高いんだなあ・・・」

と思っていたのです。

その1,600円のお鮨は、まったくフツーの味だったので、再訪するつもりはありませんが、その名物の穴子、どんなものか一口ぐらいは食べてみたかったですね・・・。

知らないというのは、損するものですね。


すこしのことにも、先達はあらまほしきことなり(「徒然草」第52段)

ということで・・・。

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