なんとなくはじめました(つれづれなるままに)

日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくります。

もう行かない(第146段)

2008年08月30日 14時27分25秒 | なんとなくの酒飲み
銀座のとある老舗のバーがランチを始めたと聞きました。

リーズナブルな値段ということで、おおむね好評のようですね。

でも、ワタクシは行くことはありません。


そのお店に行かなくなって久しいので、もし当時のマスターやらスタッフやら、接客スタイルが変わっていたのなら、それは喜ばしいことです。

以前、行ったときは、それはそれはひどかったから・・・。


ことしの4月頃でした。

週末の遅い時間でした。

新しく赴任してきた職場の同僚の歓迎会があり、2次会で、同僚数人と、そのバーへ行きました。

お店は盛況で、テーブル席は満席。

カウンターが座れる、ということで、横並びにカウンターに腰かけました。

ちょうどマスターが働くまん前に、ワタクシが座りました。


店内の多くのお客さんが、めいめいにお酒を注文しています。

要領の悪い店員さんを、しきりにマスターが怒鳴りつけています。

「○○、注文取りに行けよ!」

「○○、こっちに来て、早くこれ持ってけ!」

その声が、いちいちこちらに聞こえてきます。


マスターの作るカクテルもいい加減。

きちんとお酒の分量を測ることもせず、手づかみでグラスに氷を入れては、乱暴にお酒を注ぎます。

酒の瓶やグラスも、何ら気遣うことなく乱暴に置くので、けっこう大きな音を立てています。

まあ、忙しいからな、と思い、見るともなく見ていました。


そのうち、一段落し、マスター、煙草に火をつけ、一服。

間をおかず、また新たな注文が入ってきました。

すると・・・、

マスター、煙草を置き、手も洗わず、煙草を持っていた手で氷をてづかみし、グラスに入れています。

その一連の行動にあきれました。


ある雑誌に、たまたまそのお店の記事が出ていたので、その日のことを思い出しました。

その日、その店のカウンターに座らなければ、また通っていたかもしれません。

その日、テーブル席に座りさえすれば、そんなマスターの様子を見ることもなかったかもしれません。


先日、その店とは雲泥の差のある行きつけのバー「エヴィータ」で、相変わらずの素晴らしいカクテルと接客に感心してきたばかり。

同じ銀座でも、そういう程度の低い店があるのだと、あらためて気づかされた一夜でした。



コメント
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