子ども達は夏休みの真っ最中
今では、両親共にお仕事をされている家庭がとても多くなった時代ですから、毎日、子ども達が家にいることに辟易とするというママ達も少ないのかもしれません。
とは言え、やはり冬や春と比べ、夏のお休みは長いですからね。「やっぱり、夏休み中には、一度は家族で旅行しないといけないかなあ…」とか「コロナが明けたんだから、久しぶりに家族旅行にGO!」というご家族も多いのでしょう
先月、20年ぶりに東海道新幹線の車内チャイムが変わりました
20年間使われ続けた、TOKIOの「Ambitious Japan!」。2003年に品川駅が開業され、それを記念してこのチャイムになった、とか。
二人の我が子達が大人になり、私が子どものことを気にせず、何か大事があるたびに、一人で大阪への帰省ができるようになった頃から、いつも当たり前のように聞いていたのがこの「車内チャイム」でした 2010年以降は、帰省の頻度が月1度と頻度が上がり、このチャイムと富士川鉄橋から眺める大きな富士山は、「私の日常の定番」となっていましたねえ…
2020年秋に母が亡くなり、当然、月一の帰省はなくなりました。あれほど馴染みのあった大阪の町も、東海道新幹線も、四季折々の立派で大きな富士山も、すっかり「遠いもの」になってしまいました。あれから3年が経過し、そのことにも慣れましたが、当時の諸々が、はるか昔の事に思えることを少々寂しく感じます
一昨日、テレビのニュースで「東海道新幹線の車内販売が終了する」ということが話題になっていました 乗客が車内販売でものを買うよりも、駅等で購入したものを持ち込むほうがはるかに多くなったから、というのが理由だそうです。確かに、今はコンビニに町中にも駅にもありますし、大きなターミナル駅では大きなスペースを使い、様々なお店が充実。わざわざ、品ぞろえ少なく、比較的高価でもある車内販売を利用するよりも、グッと満足度が高く、便利ですものね
でも、昔から、あの独特の音調?口調?で「お弁当に、サンドイッチ、アイスクリーム、ホットコーヒーはいかがですか?」「地域の名産品もお持ちしております!」と、ワゴンを押して、ゆっくり通っていかれる様子は、いかにも「旅をしている」という気分にさせてくれました
それに子どもの頃は、あの車内販売でチョコボール?アーモンドチョコ?などを買ってもらうことが、「すごくうれしいこと」にも思えたもの、です…
帰省も含め、「旅」というものは、やはり特別であるべき、と私は感じています。
道中の自家用車にはテレビ機能があったり、列車での移動中では、タブレット等でのゲームに興じられる。何かを買おうとすれば、コンビニは全国区。良くも悪くも、どこに行っても必ず定番のものは並びます。
そんな時代だからこそ、是非ぜひ、親の方が意識をして、「旅」「帰省」だからこその「特別」を作ること。そんな大層なことではなくても、ちょっとした言葉かけで、子ども達は新しい何かを感じたりできるもの
そこから新しい学び、発見があれば、その旅や帰省は、子ども達にとって一層有意義なものになりますね
「へえ、そうなんだあ」「そうなの?すごい!」「ふーん、知らなかった!」etc. etc.
是非、そういう貴重な「種まき」のチャンスにしてあげてくださいね この種まきは、中学生、高校生、大学生になった我が子に対しても同じです。いえいえ、じつは、大人である私達にとっても同じですよね。「気づきのためのひとしずく」は、とってもとっても大事です