今年で契約5年目を迎えるクライアントに
高校時代の同級生がいる。
その名も「はるちゃん」
日本を代表するスーパーの婦人靴バイヤーをしている。
私たちが卒業したのは、神奈川県立大和高校
良くこの校門を抜け出して、授業をさぼっていたな
はるちゃんは、高校時代、バレー部のスポーツマンで
加瀬亮似のハンサムな好青年だったと記憶している。
ある日、私の名前を人づてに聞いたはるちゃんが、
「もしかして、○○ちゃん?」
と声をかけてきてくれた。
そこには、見たことも会ったこともない大きなおっさんがいた。
唖然として、30秒ほどおっさんを見ていると、広めのおでこに揃えた前髪と、
大きな鼻に昔の面影を絞り出し、はるちゃんを思い出すことができた
人って、こんなに変われるものなんだ
年をとったというよりは、
” 変身(変態)をとげた生き物 "といったイメージだ
もしくは、着ぐるみを着ているような。。
もしくは、限りなく人に近い猿人類というか
そんなはるちゃんと、何人かで食事をした。
はるちゃんは、食いっぷりも、飲みっぷりも良く
昔より1.5倍~1.8倍くらい上部にそりあがったおでこから
顔全体に滝のような汗をかく(怪物か)
一緒に来てくれた後輩のバイヤーさんが、はるちゃんの話をしてくれた
はるちゃんは昔、優秀なカリスマバイヤーとして、
後輩や取引先から崇拝されていたとともに、
仕事への情熱や厳しさが恐ろしくて
話もできない存在だったそうだ。
私はそれを聞いてちょっぴり嬉しかった
はるちゃんが、私の歌を聞きたいと言い出し、
2軒目はカラオケへ
そうだ、はるちゃんは、高校時代の私の歌声を聞いたことがあるのだ(恥)
早速歌うはブロンディの「Call Me」
はるちゃんの応援の声で自分の歌声が聞こえない
はるちゃんのモアイ像状態の大きな顔と頭で
TVモニターの歌詞が見えない
相変わらず滝のように汗を流しながら、一生懸命歌うはるちゃんの
モアイ像姿を見ていたら、
はるちゃんが30年間、何に対しても一生懸命、
全力で生きてきた年月が伝わってきて
なんだかうるうるしてしまった。
外見は大変なことになっちゃったけど、
心や魂は、あの頃とちっとも変わっていないはるちゃん!
再会に乾杯