I was born to meet JOY

勝手気侭な随想録

 おかしな出来事・食べること・人のこと・時々ART

2009-02-13 18:03:01 | FAMILY






猫と猿の呪いシリーズの話について

母に聞いてみた。


母はそんな話を私にしたことはすっかり忘れていたが、

その二つの話についてはしっかりと記憶していた。


猫シリーズは私の記憶でほぼ間違いはなかったが、

猿については、ちょっと違った。


この二つの話は、伊豆は川津で起こった話だそうだ。

ある日、白い猿が山に現れ、狩猟に出かけていた”鉄砲打ち”が

この白猿を撃とうとすると、白猿が手を合わせて、まるで

打たないと言っているように拝んだという。

鉄砲打ちは一瞬怯んだものの、手を合わせて拝む白猿を撃ち殺して

しまったらしい。

そしてしばらくして、そのうちの嫁が産んだ赤ちゃんは、

真っ白い子供で家の柱を「きゃっきゃ、きゃっきゃ」と

飛びまくったそうな。

猫も、猿も、おちの部分は結果一緒のところが真実味に欠けるが、

まあ、何しろこういう話らしい。


そして、この話、母は一体誰に聞いたのか?

これは、母が伊豆に疎開している時に、

夜になると、自分を含め、幼い姉妹たちが、

親がいないことを悲しみ、わんわんと泣き出すらしい。


これを見かねた母のおじいちゃんが、

この二つの話をしてくれたらしい。


よけい怖くなるっつ~のっ


でも、あまりの怖さに、両親の不在をも忘れさせてしまおうという

おじいちゃんなりの魂胆だったのか、


親子三代に渡るこの話、疑問は解消されたけれど、

あんまりいい話じゃないなあ~

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