I was born to meet JOY

勝手気侭な随想録

 おかしな出来事・食べること・人のこと・時々ART

2009-02-08 18:58:29 | FAMILY


小さい頃から母が猫嫌いであることを

たびたびアピールされてきた。


ある日、その理由を母が話してくれた。


母は、戦時中、伊豆に疎開をしていて、

幼い姉妹たちの面倒をみながら

素晴らしいお姉さんぶりを発揮していたらしい。


疎開先は母のお父さんの出身地である伊豆にあり、

親戚も沢山住んでいた。


そして猫嫌いにまつわる話は、魚屋を営む親戚の家で

起きたある事件だ。


猫は魚が好きだ。

ノラ猫が野放しになっていた当時、

毎日のように、魚を狙ってノラ猫どもが

主人の目を盗んでは、魚をゲットしていっていたらしい。



その親戚の家には、妊娠中のお嫁さんがいて、

ある日、思いあまって、毎日しつこくやってくる一匹の猫を

魚包丁でぶっ殺してしまったらしい。


それから、ノラ猫どもはその魚屋に姿を現さなくなったらしい。




そして、しばらくして、

その魚屋の嫁が産んだ赤ちゃんは、横長の猫目をしていて、

家の柱をとびまわる、半猫人間が産まれたという

子供心には痛烈に恐ろしい話であった。


そんな、お、恐ろしいことがあるんだ。。。

動物は大切にしよう。。。




でも最近思い出したのだが、

母は、私にその半猫赤ちゃんの話をした数分後に

全く同じストーリーの半猿赤ちゃんの話をしてくれたのだ。

その赤ちゃんは、きゃっきゃ、きゃっきゃと泣いて

家中の柱を渡りまくるという話だった。








猿って生魚を食べるのか?

妊娠中に、猫を殺し、猿を殺すことができるのか?


これが全くの作り話だとすると、

母は一体なんの目的で

私にこの話をしたのか?


それとも、幼い頃に見た夢の中の話なのか?


今度、母が酔っぱらっている時に

話の核心に触れてみようと思う。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。