ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

とうとう日本でも、小皇帝問題

2018年12月20日 | こころの子育て
小皇帝という言葉、中国の問題だったはずが、
日本でも、お姫様、王子様の様に育てられた子どもについて
研修なとで相談されることが増えてきました。

ウィキペディアによると
小皇帝(しょうこうてい)とは、
中華人民共和国の一人っ子政策以後生まれた子どもたちのこと。

中国政府が「一人っ子政策」を打ち出した時期は鄧小平による「改革開放」路線が打ち出された時期と重なっている。

「改革開放」で生まれた多くの富裕層や中産階層は生まれた「ただ一人の子」に過保護に走り十分過ぎる衣食、教育を施す傾向が見られるようになった。

このような家庭環境で育った子どもを「小皇帝」と皮肉をこめて呼ばれるようになった。

「6つのポケット(両親と祖父母からの資金と愛情を受けることの揶揄)」があり、
また物も(それ以前に比べれば)豊富にある環境の中で育ったため、自分の好きな物を集め、自分がそれらを与えられる特別な存在だということをごく自然に受け入れている。

教育・就職については、急速に中産階級が増えた世代であり、受験競争、就職競争を経験している。

高等教育を受けているため、仕事に対する上昇意識が強く、大手企業のホワイトカラーとして働きたがる。
こうした一方でレールがしかれた生き方をしているため、学歴などに縛られない自分らしい生き方に憧れる傾向があるという。


一方で、成長してからは、父母と祖父母の計6人の老後を支えることになるため、経済的な負担の大きさからくる精神的ストレス以外にも、
依存心が強く、忍耐力がないなど、人間関係の構築にも問題があると言われ、恋愛や結婚についても問題が指摘されている。

他には、都市部には高学歴の失業者が増え、彼等が「憤青」の中心となることが多い。また、甘やかされることと飽食の時代が重なり、肥満児童が多くなっているとの報道もある。


日本でも、保育園、幼稚園、小中高校、大学、社会人に至るまで、以下の様な子ども、若者が増えているとの声を耳にすることが増えました。

・わがままで、人に譲らず、自己主張を続ける

・掃除をする時など、協調性がない

・さして仕事が出来ないにもかかわらず根拠のない自信がある

・ルールを無視する

・バレなければいいという行動をし、バレても反省するというより、バレたことが損したという態度

・思いやりがない

・自分本位

私が日頃、接している方々は、むしろ、
真面目で、協調性があり、他人を優先して、気遣いし過ぎて苦しくなる様な
いわゆる「良い子」「良い人」が多いので

こうした小皇帝の様なタイプの人は、人を傷つけたとしても
自分は悪くないと思うのでしょうから
カウンセリングには、あまり縁がないかもしれません。

子どもを小皇帝にしないためには、親は子どもに接したらいいかを母性、父性の観点から考えていこうと思います。
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