家族ホメオスターシス

ホメオスターシス
という言葉を聞いたことはありますか？

身体の恒常性機能のこと。

精神にも当てはまると
考えたのは、ゲシュタルト療法を
作ったパールズという人。

臨床心理学において、今では
家族ホメオスターシスという概念も
当たり前になりました。

家族の中にも
恒常性機能がある。
家族の誰かに問題が現れたら、
家族全体のバランスの問題と捉えます。

ユダヤ人の精神科医、
フレデリック・パールズ(フリッツ・パールズ)と
妻のローラによって、
はじめられたゲシュタルト療法。

再決断療法やＮＬＰなどの手法の元になっています。

パールズは、身体の恒常性機能が
精神にも当てはまると考えたので、
「今、ここ」で、身体や心で
徹底的に感じることを重視しました。

頭痛や腰痛、吐き気、肩凝りなどの症状も
自分が作り出していると、捉える。

パールズが作った
ゲシュタルト療法の思想を
盛り込んだ詩をご紹介します。

彼はワークショップでこの詩を読み上げることを好んだそう。

私は私のために生き、
あなたはあなたのために生きる。
私はあなたの期待に応えてために
この世に在るのではない。

そしてあなたも、私の期待に応えるために
この世に在るのではない。

もしも縁があって、私たちが触れ合うことがあれば
それは素晴らしいこと。
触れ合えなくても、それは仕方のないこと。