ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

児童虐待を防止するには

2010年03月30日 | メッセージ
去年の児童虐待の数が
発表されました。

全国の児童相談所における
児童虐待相談処理件数は、約三万件だった。

うち、負傷したこどもは
過去最悪の347人。

うち27人死亡。

児童ポルノ被害411人。

虐待する自分からは、報告しない

密室で発見されにくいので

この数は、氷山の一角です。


悲しいです。

今年に入り、また相次いでこどもが犠牲に。

社会全体で

こどもを守る気持ちを持ちたい。

ある方が、町内会で

「いつも外に出されて

泣いている女の子が心配。」

と話したら、

みんな

「まあ、個人のやり方だから、
通報まではねぇ。」

という反応だったと聞きました。


児童虐待防止法第6条で
通報の義務はあるとは言え

こどもを社会全体で守っていく

という大人たちの意識が

育たないと通報する

という行動には、
なかなか移りそうにない。

南アフリカでケースワーカーをされていた方は

「向こうでは、親は子から離され、
カウンセリングや教育を受ける」
と聞きました。

通報後の対応も見直さなければいけない。

知ってもらいたいのは

親は必ずしも
こどもを守り、愛せないということです。

愛せない親以外に
こどもを守り、愛してくれる人がいることも

こどもにも

大人にも伝えたい。


私たちは、愛さないこどもに
愛情を持って手を差し延べていきたい。

通報もその手段。

何よりも、こどもを愛せず、守れない親は、

カウンセリングを受けることで
こどもが愛おしいという気持ちを感じ、
虐待を止め、
守れる自分に変われることを知って欲しい。
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