ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

自立

2012年08月15日 | メッセージ
子育ての目標って何でしょうか?

やはり、その子が、自立することではないでしょうか?

自立が難しいとか、
扱いの難しい子ども、大人のご相談で、
親、教師、職場の方からこんな訴えがあります。

・ひどい偏食、
・抱っこを嫌がる
・体に触られるのを嫌がる
・パトカーや運動会のピストルの音に敏感、
・こだわりが強い、
・人の怒鳴り声や泣き声が苦手
・人が傷つくことを平気で言ってトラブルになってしまう、
・空気が読めない
・協調性がない
など、
ご相談を受けていて、
「あらっ?アスペルガー症候群かも?」
と疑うケースは、頻繁にあります。
まだ、小学生の子どもさんもいれば、
20代の方もいます。
長所も沢山もあるのに、欠点ばかり目立って
集団の中で孤立してしまうこともあります。
初対面でも、どんどん話しかける人懐こい人もいれば、
寡黙なタイプの人もいます。

こうした性格だと思われる特性は、
育ちでなく、
脳の特異な働きから生まれているにも関わらず、
1970年ごろまでは、
親の養育態度やコミュニケーション不足によるものと考えられてきました。
現在では、先天的に脳の働きが、大多数の人と違っている
ことが、原因として有力視されています。
なのに、まだアスペルガー症候群と分かっていないために
親や先生が扱いに困り、
分かってもらえないと感じた本人は、暴れてしまうケースもあるのです。
親や先生が早く気づいて、支援してあげることが急がれます。

例えば、音がうるさくて我慢出来ない場合は、
イヤホンや耳栓んを使ってよいことにする。
などの対処や
人と話す時は、相手の目を見るなど、社会的技能を教えていくことも大切です。
触覚や味覚にも独特の感じ方があり、訓練すれば変わるものではないことを理解し、
給食で苦手を克服させるのも難しいとしることです。

本人も他の人と違うと悩んでいることがあります。

アスペルガー症候群を正しく理解するための
オススメの本を見つけました。

「はじめに読むアスペルガー症候群の本」
榊原洋一著
ナツ社
U+A51,260

アスペルガー症候群の子どもは、
その独特の行動特性を理解されず、
いじめにあったり、
周りから認めてもらえないなどの
辛い体験をしていることが
少なくありません。

素晴らしい記憶力を発揮することが多い半面、
忘れることが苦手でもあり、
過去の辛い体験が鮮明に蘇り
さらに本人を苦しめることもあります。
現在の日常生活を豊かに過ごせるような配慮が必要です。
自立して家庭を持つ人、大学の先生、出版社の校閲担当、
また、ビルゲイツのように社会に適応し、活躍している人もいます。

正しく特性の違いを知って、
周りが自立のための支援をして行きましょう。
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2012-08-17 19:04:11
ダメな事はダメと言い、
苦手な事、分からない事は、できるだけ分かりやすく説明し、
本人の本人らしいところを大切にし、
良いところにたくさん気付き、
共感しながら、
親子で成長していきたいです。
返信する
Unknown (ひまわり先生)
2012-08-19 09:53:52
あんまり、気負わずに子育てしましょ!
返信する
Unknown (Unknown)
2012-08-19 18:53:50
本当にそうですね、気負っていました。
少し気を抜くと、楽しい気分が戻ってきました。
nice advice !
ありがとうございます。
返信する

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