ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

達成感

2015年08月27日 | こころの子育て
一度始めたお稽古事などを途中で止めた時に何と言うか?

自分に
子どもに
家族に
誰かに

「あなたが、したいと言ったでしょう~、
途中で止めるなんてダメ!
最後まで続けなさい」


たしか、私もそう言われたような…

小さい頃に、そんな風に言われて育つと
子どもは、達成感を感じることが困難になり、

「自分は、何でも中途半端でダメだ。成功できない。」

などと思ってしまい
ほんとうにしたいことをやり始めることが困難になったりする。

やりたくないと感じても、やりたくないことを続け、
また、次にやりたくなったことは、なかなか始められない。

そして、成し遂げることが困難になる。

本当は、これじゃなくて、あれがしたかったと目移りする。

成し遂げられないと自分を責める一方、成し遂げていないことだらけ。

長い人生を振り返ると
成し遂げていないことばかり。

親として大切なのは、
子どもが、自分からしたいと始めたことを途中で止めたい言った時に
「あなたは、何でも中途半端」
と、レッテル貼りしないこと。

「ここまで、良くやったね。」

つまり、物事を途中で止めることが悪いのではない。

途中で止めた時に、そこまでやったことを認めること。

もし、子どもが
「あなたは何でも中途半端で、成し遂げられない人間だ」
というメッセージを受け取った時に
子どもは、将来、成功できなくなるかもしれない。

ここまで、やった。
よくやった。

やったところまで認めることが出来たら、
子どもは、本当にやりたいことをやりたいだけやって
「私は、成功した」

と、達成感を感じることができる。




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