ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

体罰

2013年04月22日 | こころの子育て
 体罰に反対する声が大きくなる一方で、体罰を擁護する意見も根強いのも事実です。


毎日新聞が実施した全国世論調査では
「一定の範囲で認めてもよい」
との回答は42%だったそうです。

読売新聞社の全国調査においても
「認めてもよい、場合によっては認めてもよい」は45%だったそう。

 また、春日市教育委員会が市立小中学校の全教職員を対象にした意識調査では、
4割が体罰を容認しているというけっかだったそうです。

だいたい、どこの調査でも同じように出ていますね。

私の子どもの頃、私の通っていた保育所では、
お昼寝をしない子どもは、寝ていないのが見つかると、
お布団から引きずりだされて叩かれていました。
一人、怖い先生がいました。

私は、叩かれたことがないのに、
眠っていない時に、友だちが叩かれているのを見てから、
眠れなくなり、先生から怒られないようにと
オドオドして、振る舞うようなってしまいました。
元々は、よくしゃべる明るい性格でしたが、
家では、そのままで、保育所では、人が違って大人しい性格でした。
また、小学一年生からに習ったピアノの先生は、「また、力が入ってる」と、私のよく手を叩いて怒りました。
ピアノがしたくて習い始めましたが、
ピアノが大嫌いになりました。
今、考えると、保育所の頃から、力が入るようになったのではないかと思います。

保育所の頃に一緒に住んでいた叔母さんが、あの頃を振り返り
「けいこちゃん、保育所に送って行く時、なかなか行こうとせんでね~」
と、話してくれたので、
「だって、叩く先生がおったんやもん」
と言うと
「あら、そうやった…。言ってくれれば良かったのに。何も知らんでゴメンね。」
と、言われました。
何で、言わなかったんだろう?

2~3歳の私は、おそらく
打ち明けると、もっと怖い思いをするかもしれないと思ったか、
親や姉ちゃん(叔母さんをそう呼んでいた)を困らせると思ったのでしょう。

最近、父の一周忌にまた、叔母さんから、新たなエピソードを聞きました。
「けいこちゃんが、保育所の入り口にある
大きな楠の木を周りを回ってなかなか保育所に入ろうとしない時、
グルグル何周かした後、
ヨシって、自分で決めたように保育所に行ったよ」

そうして、優しく見守ってくれた叔母さんがいてくれたこと、知らなかった。
ありがとう、ねえちゃん…。

そうして、自分を鼓舞してた小さな私がいたことも、知らなかった。
ありがとう、小さい私…。




コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 難しい会話 | トップ | 子どものモデル »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
同じく (ありがとう)
2013-04-22 20:08:58
自分も昔から人の顔色をうかがいながら生きてきたなぁって思います...
今でも人と接するとき、相手の顔色を気にしながらオドオドしながら、本当の自分を押し殺してしまいます(´Д` )なかなか人と打ち解ける事ができませんヽ(´o`;苦しいですよ
返信する
Re:同じく (ひまわり先生)
2013-04-24 01:17:01
それは、辛いですね…。
まず、そうやって生き抜いてきた
自分を褒めてあげましょう。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。