なんとなく怖いもの
誰にだって、なんとなく嫌だな怖いなって思うものがあるはずだ。
私はピエロが苦手だ。
ピエロが怖い人は多いと思う。
外国映画でもピエロの殺人鬼はモチーフとしてよくある。
実際にも存在していたそうだ。
子どもの頃、カルピスのマークがやたら怖かった。
あのイラストも黒人だけど、ピエロっぽいのだ。
広告会社のネオンサインがピエロだったりして、
その前を通るだけでも怖かった。
ツリーのオーナメントでモール製のやたら足の長いピエロも
気持ち悪かった。
家にオルゴールがあって、メロディと一緒にピエロが
踊るものだったが、
歌も踊るピエロも怖かった。
私が大人になってからだが、
母がピエロのものを色々と集め始めた。
手作りっぽい人形が多かったかな。
なんでまたピエロなんだ・・・?って思ったが、
母が集めるピエロはほのぼの系で全然怖くなかった。
ピエロと言うよりはピエロ風の人形だったんだな。
ネットで誰かがジョナサンの看板が怖いって
つぶやいていたが、
大阪にはジョナサンはない。
なので画像検索してみたら、
わかる・・・なんとなくピエロっぽくて怖い。
あと、
子どもの頃に読んでいた絵本とかで、
ページの片隅に意味不明な物体が描かれていることがあり、
人生5,6年分の知識を総動員しても、それがなんなのかわからなくて
なんだか得体の知れない怖いもののような気がした。
きっと今みたらわかるのかも知れない。
最後に、リアル怖いもの、それは踏切。
渡るだけで足がすくみそうになる。
レールの溝に足がすっぽりとはまりそうで怖い。
遮断機の警報がやたら怖い。
渡っている人が転んだりしないかハラハラする。
幸い踏切を渡る機会はほとんどない。それが救い。
毎日、渡っていれば慣れただろうね。
ま・・・
でも本当に怖いのは災害と人間なんだろうね。
ファンタジーなものを怖い怖いって言っている間は、
本当に怖ろしいものを知らないからだ。
だとしたら、死ぬまで怖い思いはしたくないな。
みんな、そうだね。