ハルカスｄｅおでん

昨日の午後は仕事を休みにして、

イザベラちゃんとあべのハルカスの「かこむｄｅおでん」

に行ってきた！！

ちゃんと予約した。

が、

当日は雨だった。

予約したし、当日キャンセルはダメだろうし、

とりあえず雨だけど突撃した。

ハルカスの展望台は初めての経験だ。

ガラガラのエレベーターホールは私とイザベラちゃんの２人だけ。

６０階までレッツゴーだ。

着いてみたら素晴らしい夜景が・・・

なんてなく、

窓の外は真っ白の霧。

まったく外が見えん。

展望台に霧を見に来たようなものだ。

もうここは気持ちを切り替えておでんに専念だ。

驚いたことに、こたつのある場所は天井が吹き抜けになっている。

背中側は雨が降っている。

こんな感じなんだね。

私ら以外にも客が２組いて、スタッフが

「晴れの日はすごくキレイなんですよ」と必死でフォローしていた。

だろうね。




さて時間は１時間こっきり。

ワンドリンク制なのでビールを頼もうとしたが、

１杯７５０円だ。

飲み放題だと１０００円。

即決だわ。飲み放題だわ。

お店が「袢纏（はんてん）を無料レンタルできますが」と言ってきたので、

即決だわ。背中側雨だし、借りるわ。

ビルの展望広場でおでんをつつく・・・オツじゃ。

眼前が霧でなければ、もっと良い。

掘りごたつなら、なおよし。

途中、足がつったわ。


しかし、だんだんと霧が晴れてきた。

こんにゃくを食べてビールを飲んでいると、

だんだんと下界に宝石のような灯りが見え始めた。

それはゆっくりと、そしてすーーっと下界が現れてきた。



おりしもＢＧＭは讃美歌が流れている。

「え、私、死んだの？」

「うん、死んだようだね」とイザベラ。

「きっと現実はＩＣＵ（集中治療室）あたりに居るんじゃね？」

そっかーー私は死んだのか～

などと冗談とも本気ともつかないことを実感しながら、

ホットワインをグビッと飲んで下界を眺めた。

今年は嫌なことばっかあったけど、

この景色で全部許せるような気になった。

自分が天使になったようだ。

全部、ゆるす。

〆のうどんを食べさらえた頃に店員が会計にやってきた。

それぞれペイペイで支払う。（個別に支払えるって便利だね）

滑り込み（？）で３杯目の酒を頼む。最後は水割り。

しかし、水割りを最後まで飲みきる前に時間切れとなった。

残念。

でも１時間だけでも値打ちあったな。

こんな臨死体験、

違う、高層でおでんつつく経験なんてめったにない。

ありがたやありがたや。

このままのありがたい気持ちのまま年を越したいものだと思った。

家に帰ると袢纏を着たカッパさんが「おかえり」と言ってくれた。

めったに「おかえり」なんて言わないのに・・・。

カッパさんにとっても良い一日だったに違いない。

ありがたやありがたや。