カッパの女房

縁あってASDのカッパさんの嫁になりました。
カッパさんの飼い主・・・いや嫁として日々修行中です。

「風と共に去りぬ」を観た

2019-09-10 08:53:55 | 日常のあれこれ


久しぶりに観た。

数か月前にBSで放送されたものを録画していたのだ。

3時間47分もある。

長すぎてびっくりだ。

前もそうだったが、スカーレット・オハラはやっぱり好きになれない。

性格が悪すぎる。

嫌いと言ってもいい。大嫌い!

なんで、レット・バトラーはスカーレットが好きなんだろう?

性格が悪いのを承知で好きになっている節がある。

男ってほんま、ようわからん。

ま、これを描いたのは女性なのだけどもね。

きっと理想の男性を描いたんだろうな、と思う。

スカーレットもいいところはあるんだよ。

情に厚いところとか、責任感が強いところとかね。

もし、それさえも欠落していたら、ただの鬼畜だよね。

サイコパスだよね。


まず、スカーレットが愛してやまないアシュレー・ウィルクス。

彼はスカーレットを愛していないって言っているのに、

「彼は私を愛している」「認めたくないんだわ」

などと思い込んで、

迷惑も顧みずアプローチする。

おいおい・・・。ストーカーかよ・・。


そしてスカーレットは振られた腹いせに好きでもない男性と結婚。

夫が戦死したら、「なんで喪に服さなきゃならないの?」

と毒づく。

夫が死んだことよりも、喪に服すことの方が不幸だと言うのだ。

独身のときのように男が寄ってこなくなるから嫌なんだってさ!

喪服だとモテないんだとさ!

夫が生きていたらもっと地獄だろうが?


そんなスカーレットにレット・バトラーは色々と貢物を寄こすが、

それに対して感謝もない。

当り前のように受けとる。

挙句の果て、彼女はウィルクスにプレゼントする物までレットに無心する。

どこまで厚顔無恥なのだ。

この後もスカーレットは人をコケにするようなことばかりする。

親友(?)のメラニーのことを、無能な女だと蔑んでいる。

アシュレーの嫁であるから憎いのだ。

アシュレーの頼みでスカーレットは色々とメラニーの面倒を見るんだけどさ、

純粋な友情じゃなくて下心アリアリなんだよね。

欲しいものに対する執着が強すぎて、引いてしまう。

最後はスカーレットの周りからみんないなくなるんだけど、

そこで図らずもスカーレットは色んな欲望を捨てることができた。

妙にすっきりした姿が印象的だ。

『ざまあみろ』とは思わなかったけど、

こうなるよねーーー♪と納得はした。

ハッピーエンドだと名作として世に残らないよね。

あーーもしかしたら作者は

欲望にまみれた女が、欲望を捨てる瞬間を描きたかったのかな。

目標を持って人生を歩む彼女を誰もが強い人だと思う。

そういう意味ではハッピーエンドなんだろうね。

でも、やっぱりスカーレット・オハラは好きになれない。


コメント
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