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はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

騒動の後

2014-01-28 11:02:37 | Weblog
オランド大統領の不倫騒動、その後。

オランド大統領は25日に事実婚のパートナー
バレリー・トリルベレールとの関係を解消したと、
フランス通信(AFP)を通じて発表した。

ちなみにバレリー・トリルベレールとの関係も不倫から始まっていた。

初めから書いている通りどうでもいい話題ではあるけど、
フランス的ではあるので、きりのいいところまで書いてみる次第。

フランスメディアは総じて寛大、みたいな日本語での記事を読んだ。
それはフランスのメディアがどこから資金を調達しているか
を考えれば当然のこと。

フランスの主要メディアは国から多額の補助金を受けている。
その額はル・モンド紙やフィガロ紙の場合、
各々年間1800万ユーロ(25億円)以上になる(2012年)。
公的援助がそこまで入っていて独立性がどこまで保たれているか疑問。

まぁそれでも週刊紙のスクープは防げなかったんだね。

メディアへの補助金額を示す記事
http://www.lemonde.fr/actualite-medias/article/2013/12/12/aides-a-la-presse-le-monde-et-le-figaro-sont-les-mieux-dotes_4333547_3236.html

遠足

2014-01-24 16:07:30 | Weblog
Sくんが幼稚園の遠足に行ってきた。
担任の先生とお手伝いをしてくれる親3人が引率。

農場に行き、ひつじ、馬、うさぎ、豚、
などの動物を見学した後、パンを作ってきた。
通常サイズの半分ぐらいのサイズのバゲット。
夕食時に家族で食べた。
主観的かつ公平でない(早い話が親ばか)視点から
するとパン屋のパンよりおいしかった。

あんな噂やこんな噂

2014-01-23 14:36:17 | Weblog
オランド大統領のスキャンダル、その後の噂。

事実婚の相手ヴァレリー・トリルベレールが入院したのは
体調不良ではなく、
エリゼ宮で大暴れして300万ユーロ(4億円)相当の装飾品などを
壊したのち、ボディーガードに取り押さえられ、
注射を打たれて病院に搬送されたとか。

ちなみにフィガロ紙はその噂がネットを通して急速に広がっていること、
それが匿名のネット上の記事に起因していること、そして
その記事が公施設法人によると事実無根らしい、と伝えている。

なんとなくフランスだと(フランス映画とかを見ていると)
夫婦喧嘩ですごい言い合いをして大暴れするってありそうな感じが
してしまうところがこの噂のうまいところ。

あと、Europe1(フランスのラジオのブロードキャスター)のサイトによると
オランド大統領がお忍びでバイクに乗ってジュリー・ガイエに
会いに行っていた時に使っていたヘルメットと同じモデルのヘルメットが
今までに見ないほどの売れ行きで、品切れになる人気とか。

ミッテラン大統領が女性問題に関する質問を受けた際、
"et alors"(それがどうしたの?)と言ったのは有名な話だけど
今回もet alorsで済むのかどうか。

私の好きなドビルパンさん(お気に入りにつき、さん付け)なら、
こんな話にはなってなかっただろうになぁ。
ドビルパンさん、表舞台に復活してくれないかなぁ。

以下、フィガロ紙の記事

http://www.lefigaro.fr/culture/2014/01/22/03004-20140122ARTFIG00216-trierweiler-le-mobilier-national-dement-tout-vandalisme-du-bureau-presidentiel.php

以下、Europe1の記事
http://www.europe1.fr/Insolite/Le-casque-de-Francois-Hollande-en-rupture-de-stock-1779401/

日本語を学ぶモーティベーション

2014-01-20 14:25:50 | Weblog
息子たちにはほぼ日本語だけで話しかけているものの
Sくんはフランス語で返事することも多くなってきた。
それでも本人のルーツという意味でも
日本語はある程度できるようになってほしいと思う。

でも、こちらでできるお友達は日本人でもフランス語が話せる人
ばかりなので人とのコミュニケーション以外の部分で
日本語を勉強するモーティベーションを考えてみた。

「スタジオジブリの映画を原語で見られるよ。」

というわけでスタジオジブリのDVDを買ってみる。
フランス版DVDは日本語、フランス語の音声が入っており
フランス語字幕も選択できる。
音声日本語、フランス語字幕にすれば家族全員で一緒に見られる。
しかも1本10ユーロ程度(1400円)。日本より安い(何で?)。

子供が出来るまでは特にファンなわけではなかったが
(というかちゃんと見たことがなかったが)改めて見てみると、いい!
ちなみに我が家で今まで観たのは、となりのトトロ、魔女の宅急便、
天空の城ラピュタ。

自分がどんどん親日家外国人みたいになっている気がする今日このごろ。


オランド大統領のゴシップ

2014-01-13 14:41:14 | Weblog
就任以来、支持率が落ち続けているオランド大統領に
今度は不倫疑惑が持ち上がった。
相手は女優のジュリー・ガイエ(今まで私は知らなかった)。
写真週刊誌にしっかり写真をとられている。

フランスの大統領で奥さん以外の人との仲が
噂になったのは彼が初めてではないので、
個人的には驚きはあんまりないけれど。

大統領は今まで事実婚の相手とエリゼ宮で暮らしていたけれど
その彼女は体調不良で入院したとか。

まぁそもそもどうでもいい話題ではあるけど
ただでさえ支持率が低いのに何やってんだか。

寒中お見舞い申し上げます。

2014-01-10 11:02:02 | Weblog
気付いたらあっという間にお正月が過ぎていた。
新年の挨拶のタイミングを逸してしまった。
一年の計は元旦にありというけれど、
年明け早々しゃきっとしていない。

ともあれ、寒中お見舞い申し上げます。

なんと今年で在仏10年目。渡仏は一昔前ってことか。

それでも未だに英語の方がフランス語より苦手意識が少ない。
特に読解と筆記。
英語の読解にかかる時間が日本語のそれの5割増し
とすると、フランス語は英語のさらに2倍以上かかる。
よってフランス語で読むのはまどろっこしすぎるため
必要に迫られなければ読もうとしない。
そんなんだから上達も超スローペースという悪循環。
でも今のところスピードアップ計画はなし。

昨年の大きな出来事は次男が産まれ、家族が増えたこと。
4人になり、ファミリー感(自分が一人っ子なため、
「子供たちがきゃぁきゃぁ」いうのはフィクションの世界だった)が増幅。

もうひとつは父が禁煙したこと。

今年も大きな変化がありそうな予感(また子供が…、ではない)。

このぐらいの歳になると、ある程度先の予想がつく生活を
している人も多いと思うけれど、我が家に至っては
全く未知数。それを好んでいるから、という部分も大きいけれど。
ブログでもおいおい触れていく予定。

最後に、今年こそは日本への一時帰国の夢も実現させたい。
…ってこれはまぁ航空券買えばいいだけの話なんだけど。

皆様にとってよい1年になりますように。

親バカカレンダー

2013-12-13 12:00:48 | Weblog
あれよあれよと言う間に12月。

べべも4カ月。身長は65センチ、体重7キロ。
相変わらず成長曲線の帯の限りなく上のほう。
足をひょいっと持ち上げて腰をひねることはできる。
寝返りもそう遠くない気配。

そんなこんなで我が家恒例、親バカ炸裂のカレンダー作り。
今年はSくん、Uくん二人になって初めての年。

日本のじぃじ、マミー、そしてひいおばあちゃんに早速郵送。
今年こそは正月までに届けられるかしらん。

フランス産スーパーヒーロー

2013-11-28 22:35:11 | Weblog
アメリカ産のスーパーヒーローと言えば
スーパーマン、スパイダーマン、バットマンを
はじめアイアンマン、超人ハルクなど枚挙にいとまがない。
日本産のスーパーヒーローと言えばウルトラマン、仮面ライダー、
そして戦隊もののヒーローなどになるだろうか。

フランス産はあるのか、とHに聞いてみたら
教えてくれたのがスーパーデュポン(Superdupont)。
フランス語的に発音すればシュペールデュポン。

…そんなん見たことも聞いたこともない。
デュポンと言えばフランス定番の名字の代表みたいなもの。

早速外見を見てみると、全く強そうじゃない。
フランス人のステレオタイプなイメージを
カリカチュアしたようなキャラクター。
内容はアメコミのヒーローのパロディーらしい。
70年代に漫画雑誌に連載されていたとか。

ヒーローをテーマにしよう、と言ったときに
ただフランス版強いヒーローを描くのではなく
カリカチュアしたキャラクターでパロディーを描く
スタンスがとてもフランス的。

鶏の性転換

2013-11-12 10:13:33 | Weblog
Hの親族は会うたびにネタが事欠かない。
今回会った時に聞いた話をひとつ。

Hのおばあちゃんは庭で10羽ほどの鶏を飼っている。
卵目的で飼っているので、そのすべてが雌鶏。
のはずだった。
が最近1匹が雄鶏に性転換したらしい。
トサカも生えてきて、朝には鳴く。

この話をおばあちゃんが周囲の人にしたときには
91歳にもなると変なことも言いだす、と
誰も信じなかったらしい。

が、彼女の娘の一人がやっぱり鶏を飼っていて
「そういう話は前にも聞いたことがある」と
と言ったことで、みんなやっと信じた模様。

おばあちゃん曰く、雄鶏になる前の暫くの間
この鶏は具合が悪そうだったらしい。

科学的に本当に雄なのか、男装の雌鶏なのかまでは
私もわからないけれど、まるで思い悩んでふっきれて
雄鶏になったような感じ。

私もその鶏は見たし、朝鳴いているのも聞いた。
(写真を撮らなかったのが悔やまれる。)

自然って柔軟?!

トロワグロ

2013-11-02 15:09:09 | Weblog
Sくんの休暇を利用してHの親戚が
多く住むリヨン近郊に小旅行。
自宅からは車で4~5時間程度。
べべにとっては初めての遠出。

今までも何度も足を運んでいるエリアだが
今回は念願のトロワグロへ。
トロワグロは今年ミシュラン3ツ星取得45年目(!)。
そんなレストランが義父の住む小さな町、ロアンヌにある。

べべの昼寝の時間を狙って家族でランチ。
予約時にベビーカーと子連れの旨伝えたところ問題ないとのこと。
実際子供用コースもあり、子連れウェルカムな感じ。
加えて他のテーブルにも子連れの客がいて、なんとなく安心。

インテリアは木を基調にしたモダンで落ち着いた雰囲気。
堅苦しさや気おくれするようなゴージャスはない。

私は10月のコース、Hはコースに合わせて
予めソムリエがセレクトしたワインも。
Sくんは子供用のコース。

私は授乳中なのでワインが飲めなかったが
ここのカーヴはかなり充実しているらしい。

大人のコース料理(上段)とワイン(下段)は以下の通り(アクソン省略)。

Couteau en gelee de pomme et basilic
Sancerre 2012 Nuance Domaine Vincent Pinard

Noix d'huitres au cepe de la cuillette
Cassis 2012 Clos Sainte Magdeleine Cuvee Bel Arme(*)

Pins de potimarron et truffle blanche
Hermitage 2011 Chante Alouette Maison Chapoutier(*)

San-Pierre aux muscats, sauce de ranfio-cino
Bordeaux Chateau Fonreaud 2011

Noix de Saint-Jaques qui "collant a la dent"
Chassagne Montrachet 2011 Domaine Fontaine Gagnard(*)

Noisette de chevreuil alla gremolata
Gevrey Chambertain 2004 Cazetiers Domaine Bruno Clair

Bons fromages, beau voyage

Sabayon a la chartreuse, mures et yaourt aux anges
Muscat de Beaumes de Venise 2012 Domaine Alain Ignace(*)

(*)はHが特に堪能したワイン。7種類中4種とはかなりの高打率。

Sくんは子供メニューのうちサーモンのオゼイユソースという
トロワグロの看板メニューを選択。

文句なくおいしい。比較的クラシカル。
といいつつここでも昆布だしの味やら、大根やら、
なんとなく和テイストな食材もでてくる。

Hは皿ごとにそれに合うワインを飲むと
食べ物とワインのマリアージュが楽しめるので
おいしさもひとしお、と言っていた。

食事中、べべはずっと寝ていてくれた。
親孝行、ありがとね。