パリにはケバブの店が沢山ある。
ケバブはギリシャで生まれトルコに伝わったといわれる
サンドイッチ。
フランスでは羊肉をピタパンで挟んだものが主流。
サンドイッチとフライドポテトをセットで
売っている事が多い。
フランスで一般的に持たれているイメージは
土方の人が昼にがっつり食べるB級グルメ、
ってところだろうと思う。
日本でなんとなく女性一人で牛丼屋とかラーメン屋に
入りにくいのと似たような雰囲気がケバブ屋さんにもある。
でも、妊娠中につき食欲マックスのため、
ケバブ屋さんで昼食用にテイクアウトすることにする。
パリの観光地にある店ならいろんなお客さんが来るの
だろうけれど、そうでもなければ客層は
大柄な男性客が圧倒的に多い(イメージ通り)。
ケバブ屋初心者なことと、場から浮いている
感じからなんとなく気おくれしながら列に並ぶ。
それでも店員さんが感じよくあいさつしてくれて
ちょっとほっとする。
注文は王道のサンドイッチ(ドネルケバブ)と
フライドポテトで。
その後、
店員:ソースはどうする?
私:あんまり良く知らないんですけど…。なにがありますか?
店員さん:辛口、中辛、ヨーグルトソース、ケチャップ、
マヨネーズ、マスタードがあるよ。
私:中辛おねがいします。
店員:レタス、トマト、オニオンは?
私:玉ねぎ抜きでおねがいします。
日本のラーメン屋で麺硬め、ねぎ多め、とか
注文するのに雰囲気が似ている。
そんなわけで買ってきたケバブ(写真)。
これで5.5ユーロ。外食が高くつくパリでかなりの安さ。
食べてみると、羊肉にはしっかり味がついていて、
羊肉独特の臭みがなくおいしい。
それにしてもビッグマックセットにも勝るボリューム、
完食は無理でしょうと思ったけれどそこは妊婦、
全部たいらげてしまった。
フランスが妊婦の体重制限にうるさくなくてよかった。