はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

今日はこれからなんだっけ。

2004-09-30 12:18:43 | Weblog
時間割について。
こちらの時間割は日本のように1週間ごと同じ時間割
とはいかず、日替わりだ。クラスルームも毎回変わる。
授業の長さも毎回まちまち。

一応今学期のスケジュールは渡されているが
時間変更・キャンセルも珍しくない。
よって毎回授業が終わった時点で
最新情報を電光掲示板で確認しなければいけない。

なぜこんなにめんどくさいことになっているか。
スケジューラーの雇用を確保するためとしか思えない。

とはいえ可変である、というのはマイナス点ばかりではない。
今日もテストの時間を個人的に変更してもらった。
何事も交渉次第で変わる世の中だ。

ここでは原則は原則でしかない、ということを毎日実感する。


洗濯

2004-09-29 11:51:21 | Weblog
いつ洗濯をするか、というのは寮生にとって重要な問題だ。
というのも全200室くらいある寮に
コインランドリーは3台しかないからだ。

みんながやりたがる平日夜とかは競争率が高い。
だからといってやらなかったら着るものがなくなる。大変困る。
よって私は昼間の授業の合間に寮に帰ってランドリーしている。
授業の1週間の予定を見ながら、適当な洗濯時間を探すのが
週あけのto doだ。

今日も無事、今週分の洗濯ものを洗濯機に入れることが出来た。
ひと仕事終えた気分だ。あとは乾燥機に割り込まれないように
しなければ。

こちらに来てから、私の日々の喜びは
明らかにささやかなものになっている。


ききワインの会

2004-09-27 23:51:55 | Weblog
フランスといえばワイン。
というわけで寮生の友人が
ききワインの会を開催してくれた。

1.5ユーロと3ユーロの赤ワイン2本。

結果、私はみごとにはずした。
1.5ユーロの方が好き、
というなんとも安上がりな結果になった。
きっと1.5ユーロの方がのみ頃だったんだ(いいわけ)。

ここでこちらスーパーのワイン事情を少し。
こちらのスーパーには
安価なものは1.5ユーロくらいから
高価なものは600ユーロくらいまでのワインがとりそろえてある。
4ユーロくらいだせばかなりの選択肢があり、
20ユーロくらいだせばだいぶいい部類が買える。

100ユーロを超えるような高価なワインは
鍵つきのワインセラーにはいっている。
ひやかしで触れることは出来ない。

また比較的いいワインになると”飲み頃””保管用”
の表示がある。なかなか初心者に親切だ。

こんなに俗世の楽しみ、誘惑が多い国から
思想家がでてくるんだから世の中不思議だ。

ロワールの古城めぐり

2004-09-26 21:36:17 | Weblog
生徒会主催の日帰りバスツアーに参加する。

パリ近郊のロワール川沿いには350もの古城がある。
今日はそのうちのChambord, Cheverny, Chenonceauを訪れる。

行き帰りのバスでバス酔いしたのがちょっと閉口した。
今度はゆっくり自分で行きたいと思う。

一番のお気に入りはCheverny。
大きすぎず居心地がいい。メンテナンスも行き届いている。
ここは今でも城を建てた城主の子孫が住んでいる。

Chambordはロワール最大の城。部屋数440。
塔を建てられるだけ建てちゃいました、みたいな感じで
ベストバランスではないがした。
TVゲームとかの城に一番近い風貌。

Chenonceauは川をまたいで建ててあるユニークな建物。
16世紀の王が妾のためにプレゼントしたが王の死後
正妻がとりあげた、という逸話もとてもフランス的。
ここは地酒ならぬオリジナルワインも造っている。

面白かったか、といわれれば面白かった。
でもこちらの城は外観も内装もtoo muchな印象。
ミニマルな表現のなかに凛とした美しさがある
日本古来の木造建築のほうが私は好きだ。
あぁ、こうやって日本ラブになっちゃうのかなぁ。




讃岐うどん

2004-09-25 23:30:57 | Weblog
パリのうどんや、国虎屋にいく。
渡仏18日目にして初のきつねうどんを食べる。
11ユーロなのでなかなか高級品だ。
(比較:学食の定食=2.82ユーロ)
関西だしがうれしかった。
きつねはもうちょっと味付けが効いていたら尚良かった。

それにしても、パリの路上駐車はすごい。
こんなことって(私の乗ってきた車ではない:画像は友人提供)。






That's what girls like.

2004-09-24 22:54:48 | Weblog
金曜日。
大した授業はなかった。

夕方からVelizy2という車で10分くらいのところにある
ショッピングモールにいった。
今日のトッププライオリティーは除光液。

男性留学生らがホットプレートやらトイレットペーパーを買う中、
私はもう一人の日本人女性の留学生AちゃんとSEPHORAに直行。
日本からは撤退してしまったSEPHORAだがフランスでは盛況だ。

売り場面積のかなりの部分を香水が占めている。
日本未発売のものもある。試しまくる。かなり楽しい。

薬草系のリキュールみたいな香りの香水と
子供用香水と、自分の定番とで迷う。
が、結局定番を買った。冒険の楽しみは次回へ。

やかんはまだない。
こうなったら気に入ったものが見つかるまで買わない、と決めた。


Be nice to Bankers.

2004-09-23 23:30:29 | Weblog
帝国企業の経営もついに最終日を迎えた。
銀行(=教授)との関係が良好なのをいいことに
毎回限度額を超えるお金を借りるのが
私達の通常の運用形態になってしまっている。
とはいえ最終結果ではNet profitは当初のレベルに戻り、
株価は幾分上がった。ほ。

そんなことより現実世界。
周りの留学生は本物の銀行との交渉で苦労しているみたいだ。
”こちらの銀行は対応が遅い、担当者につながらない”と嘆く人が多い。

私は幸いこれまで大きな問題はなかった。
が、行員さんのお札の数え方は特筆に値する。

”une, deux...”と数えながら1枚1枚机の上においていく。
番町皿屋敷レベルの遅さだ。
それを3人で合計3回やるものだからそれだけで15分くらいはかかる。
小切手、カード、の国だから札束を扱うことはあまりないんだろうな、
とは思いつつ”行員だろ!”とも思う。

卒業してフランスで日本並のサービスを提供する銀行をつくれば
絶対外人には顧客になってもらえるだろうな。


帝国の逆襲

2004-09-22 21:55:55 | Weblog
いよいよ帝国企業の経営も3日目。
私達も少しは過去から学ぶようになってきた。
今日の決算では黒字転換した。よかった。

3日目にもなると各企業のカラーが出てくる。
堅実で確実に成長している企業もあれば
チャプターイレブン適用申請しないとだめでしょ、
ってところもある。帝国企業はそのなかでは中庸だ。

でも経営陣は会社の状態の良し悪しに関係なく明るく強気。
ちょっとでも明るい兆しがみえると
とたんにのりのりで何かやりたがる。

”手持ちのお金がなくても、借りればいいじゃん!”
ということで銀行(=教授)と交渉して
限度額の3倍のお金を借りて新規事業の開拓に投資したり、
ほかの企業と提携してマレーシアに工場をたてたりした。

帝国企業グローバル化への野望は続く。







帝国の危機

2004-09-21 23:51:26 | Weblog
帝国企業のいきあたりばったりな経営は今日も続いている。
ついに純利益が赤字になってしまった。
株価も下がりっぱなし。過剰な在庫もいっぱい。
そのくせ新規事業も開拓しているし、
製品の品質も異常に高かったりする理解不能な企業になってしまった。

それでも相変わらず妙に結束力のある経営陣(=チームメイト)たち。
誰も理屈がわかってないから非難しようもないからにちがいない。
”うまくいってないけど、楽しいよね”
とか言っている。

あと2日で帝国の逆襲はなるのか。

帝国主義

2004-09-20 18:50:06 | Weblog
2週目が始まった。
今週は4日間かけてNegosimというビジネスシュミレーションゲームをする。
チームメイトMohammed, Jonathan, Thomas と初顔合わせ。

私達はアメリカの企業という設定。
ほかにはドイツ、日本、マレーシア、ポーランドがいる。
アメリカはマーケットの大きさも最大で製品の品質も良い。
今までの売上げも最大。とんでもない設定だ。
まるでトランプゲームの大富豪で最初に2が沢山きたみたいなかんじ。

恵まれた状態での経営にも関わらず、
私達の中には誰もFinanceの知識があるひとがいないので
数値から的確に現状分析するという知的な経営、
というより最低限の論理的裏付けのある経営ができない。

そのくせ強気。
現実ではアメリカ帝国主義を非難しているくせに
いざ同じ立場になると対外的に強攻な交渉をしていた。
メンバーの出身国はUAE, 英国、フランス、日本なのに。

以下、最後の10分の会話より抜粋。
”工場立てる?””1こくらい立てておこっか。”
”広告費は?””280000ユーロくらいでいいんじゃない”
”お金足りてる?””銀行から借りるから平気でしょ。”
”でも限度額超えてない?”
”、、、わかんないね(笑)”

ようこそ、混沌の仮想世界へ。