はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

大型貨物船座礁

2020-07-27 22:19:26 | モーリシャス:お国事情
モーリシャスの南東岸のサンゴ礁に大型貨物船が座礁した。
「ワカシオ」という船で3800トンの重油をのせていた。

なんで?

中国からブラジルに行く途中だったらしい。
幸い原油が漏れる、などの被害はない模様。

タンカーの仕組みは知らないし、詳細も知らないし、なので
何か言っても説得力がないのは承知の上だが
そもそもこういう事故が起こることがいまいちよくわからない。

世界各国で見られる新型コロナの対応のまずさと
それに引きずられての、経済的ダメージ。
そういうものを見続けている中で、船が座礁と言われると
世の中機能しないことばかりどんどん増えて、
どんどんカオスになってきているのでは?という気がしてしまう。

それにしても、モーリシャス、最近ふんだりけったり。


ミッション・インポッシブルにつき

2020-07-19 22:37:14 | モーリシャス:日常生活
3月のロックダウン直前に私の誕生日があった。
5月のロックダウン中にHの誕生日があり、
いよいよ来週は長男Sの誕生日。
誕生日といえば、プレゼント。

長男が今一番欲しいのはディアボロ。
お椀(のようなもの)が2個くっついているのを紐で回転させる
中国ゴマとも呼ばれる、ジャグリングで使われる道具。
昔から一芸系のことが好きだったので長男らしい選択。
友達の家でやらせてもらって、すっかり気に入ったらしい。

しかもディアボロなら何でもいいわけではなく
息子が欲しいのはある程度の技が練習できる中・上級者用のモデル。

今までならフランスの通販で買って
おじいちゃんに持ってきてもらうか、送ってもらうかが
常套手段だったのだが空港は閉鎖されているし、
このご時世で郵送するのはかなりリスキー。

それならとモーリシャスのおもちゃ屋とスポーツ用品店
数件回ってみてもディアボロは見つからない。

日本なら「ディアボロ」で検索すればとりあえず見つかりそうだが、
通販が発達していないこの地では店を一軒一軒回るしかない。
どこに売っているものなのかさえよくわからないまま
マニアックなものを探し回るのは、ミッション・インポッシブル。
私はイーサン・ハントではないので、可能にはできず。

長男には状況が好転したらディアボロを買う旨伝え、
代わりの本で納得してもらうことに。

長男の誕生日の2週間後には次男の誕生日も控えている。
こちらもプランBになりそうな予感。







もっと食え

2020-07-08 23:02:32 | モーリシャス:食
赤のタータンチェックに白字で大きく
「EET-SUM-MOR」と書かれたビスケット。

一瞬クレオール語で書いてあるのかと思ったが、違った。
英語だ。ちなみに南アフリカ産。

EAT-SOME-MOREと大文字太字で書かれると
「もっと食べなさい」と押し付けがましい。
買う気も失せる。
Eat-Some-More
小文字も混ざったイタリックでは
「もうすこし召し上がれ」になってしまって
このビスケットの庶民的な感じと釣り合わない。
押しが弱すぎる。

クダけた綴りで「もっと食え」、ぐらいがちょうどいい。

フランスの会社員時代、ヨーロッパ某国担当の日本人の大先輩は
普通なら言いにくそうなこともズバズバ言ってのける人だった。
それでも周りは彼の柔らかい京都弁の魔法にかかり、
萎縮せずに、でも粛々とお達しを聞いていた。

「もっと食え」を食べながらそんなことを思い出した。