はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

改名しました

2011-05-31 16:08:16 | Weblog
保育ママさんのところにべべを迎えに行ったところ
べべが自分に新しい名前をつけた、という。
その名は

ワスケーズ・シェリフィ

、、どっから来たのか、その名前。
シェリフィは保育ママさんの名字だからいいとして
ワスケーズというのはフランス語的ではないし
知り合いにもいない。
そもそも名前として存在するのかさえ知らない。

さらに、パパ、ママ、保育ママさんにも命名。
パパはデュレ(du lait、牛乳のこと)
ママはドゥロ(de l'eau、水のこと)そして
保育ママさんはサケ(言わずもがな酒のこと)。
飲み物ばっかり。

保育ママさんの家ではその日は本名で呼ぶと
「僕はワスケーズだよ」と答えるため
ワスケーズ、と呼ばれていたらしい。

自分の子供の名前がどんどん予想外の方向へ。

Cour des Comptes

2011-05-23 15:00:06 | Weblog
クール・デ・コント(会計院)と読む。
フランス政府の会計監査をする機関。

予算の分配の適正さや経費の妥当性を見たり
政府の会計報告の妥当性を見たりする。
よは企業でいうところの内部監査部門。

なぜこんなことをいきなり書いたかというと
こういう機関が日本にも、そして世界にも、
あってもよさそうだよな、と思ったことから。

最近2008年の経済危機関連の
映画、ドキュメンタリー、を見たり
講演を聞いたりすることが重なっている。
そのうちに、行き過ぎた資本主義、
ミルトン・フリードマン的な自由主義市場経済の問題を
解決するにはある程度の規制が必要なんだろう、と思った次第。

べべのショベルカーやらが床に転がっている
傍らでHとこんな硬い話をしていたときに
フランスにはクール・デ・コントというのがあってね、
ということを聞いた。

資本主義、自由経済の行き過ぎに歯止めをかけるには
監査だけでは不十分だが、会計院のように
独立した権限を持った機関がルール・枠組みつくりをする
必要があるように思われる。

でも実際どこの誰にそんな権限があって、だれが世界の金融システム
に関して何かをできる立場にあるのか、それが疑問だった。
ひとつにはG20には可能性がある気がする。

「社会主義国フランス」で世界の今後と自分の今後について
思い巡らしているうち、話が発散して
今まででももっともまとまりのないブログになってしまった。
ひとまずここまで。

やってないことを証明する国とやったことを証明する国

2011-05-16 15:17:46 | Weblog
IMFのストロスカーン専務理事がアメリカで逮捕された。
次期大統領候補か、といわれていただけに
フランスでは大きなニュース。

私が「弁護士はマイケル・ジャクソンを担当した人だって。」
という話をHにしたところ、Hが苦笑したあと、「でもアメリカは
ある意味では正義(justice)が存在する国だよね。」といった。
そして、アメリカはこういうことに関しては笑って済ませたりはしない、
とも。


どういうことかというと、同じことがフランスであったとしたら
おそらく客室係の女性の話がまともに扱われることはなく、
事件は葬り去られていただろう、ということらしい。

彼曰く、
アメリカは被告が「やっていないことを証明しないといけない国」で
フランスは原告が「やったことを証明しないと訴えられない国」という。

ストロスカーンの女性問題は今回が初めてではない。
それでも今までここまでやってこれたのは
フランスの風潮によるところがあるのかもしれない。

今後どうなるにせよ、
IMFにとっても、フランスにとっても、影響は大きい。

不惑

2011-05-14 13:55:23 | Weblog
Hの誕生日。世に言う不惑。
自分の結婚相手が不惑といわれる歳に
なったことに軽く驚く。

ちょっとおいしいレストランで食事をし、
そのあとパリを散歩して、夕方は近所に住む
友人家族を招いて軽く一杯。
べべもハッピーバースデーを歌って
パパの誕生日をお祝いしていた。

保育ママさん:パパは何歳になったの?
べべ:3歳
パパ:もうちょっと年上じゃない?
べべ:4歳
パパ:おしい、40歳だよ。
べべ:40歳
(以上フランス語での会話)

加速度的に月日が経っていくと感じる今日このごろ。


ごみ

2011-05-12 13:30:55 | Weblog
私の在住の市では普通ごみ(日本でいう可燃ごみ)と
資源ごみの2種類のごみの回収がある。
が、資源ごみに関しては紙、缶、プラスチック
すべて一緒に同じゴミ箱で回収する。

H曰く、フランスではまだリサイクルが根付いていなく
資源ごみ、というカテゴリーがあるだけでも進歩だ、
日本みたいな分別収集は現時点ではフランス人には
細かすぎて無理なんじゃない、とのこと。
たしかに、これだけ簡単なのにマンションの普通ごみをみると
資源ごみがたくさん混ざっていたりする。
そういえば義理の両親がうちに来ても、
資源ごみ用のゴミ箱は無視している。

ドイツ人の友人とふたりでフランスの人が平気で
資源ごみを普通ごみとして捨てること、分別しないこと
に関して嘆いていたのは数年前だが今もその状況は同じ。

地域によっては資源ごみの回収、リサイクル施設が
まだ整っていないため、住人の手前資源ごみとして
回収するものの、実はリサイクルされることなく
処理されている地域もあるとかないとかいう
ちょっとありそうな噂もあったりする。

ごみといえば、吸殻も普通はポイ捨て。
フランスで携帯灰皿を持っている人は
来仏中の私の父以外に見たことがない。

きっちりしている、きれい好きな日本人の憂い。

フランスだからこそ、味噌で。

2011-05-11 12:36:24 | Weblog
パリには何軒ものラーメン屋があるが、
日本でだったら社員食堂としてしか
通用しないだろうと思うものばかり。
それでもB級和食恋しさに食べに行く。

そこでよく頼むのは味噌ラーメン。
日本にいる頃は麺とスープを堪能するには
味噌ラーメンはちょっとしつこい気がして、
ほとんど食べたことがなかった。
味噌ラーメンはフランスで知った日本の味、といえる。

そもそも期待する味、というものがないだけに
どんな並な味噌ラーメンが出てきても
「まぁこんなもんだよね」と
不満を持たずにおいしく食べられる。

次回日本に一時帰国したときに
うっかりおいしい味噌ラーメンなんか
食べちゃったりしないようにしないと。

といいつつも、一度絶品の味噌ラーメン
というものがどういうものか知りたい気もする。
悩みどころ。


マイヒーロー

2011-05-10 17:19:59 | Weblog
幕末を舞台にした司馬遼太郎の小説を読むのが
好きなのは、日本にいたころから変わらない。

今も大村益次郎を主人公にした小説を
読んでいる。それがきっかけで、今まですでに
数え切れないくらい(私にだけ勝手に)訪れていた
幕末ブームが到来。

そうなると必ず思い出すのが土方歳三。
歴史的影響力などを見れば彼以上に影響力のあった人は
たくさんいるけれど、私のミーハーな想いを
彼以上に満たしてくれる歴史上の人物はいない。
これも司馬遼太郎の「燃えよ剣」の影響が大きいのだろうけれど。
土方歳三と互角の位置にいるのはジョニー・デップぐらいだ。

さっそくユーチューブで
土方を取り上げた「その時、歴史は動いた」を見たり
土方を主役にしたドラマ(山本耕史が
演じているのが好き)を見たり。

傍から見たら、おじさんの読むような本を読み、
おじさんの見るような番組を見ているのだけど、
本人としてはかなりミーハーな思いでやっている。

Hはそんなことは知らない。


しまじろう対ミッキー

2011-05-05 15:50:58 | Weblog
べべが保育ママさんのところに行くとき
ちいさなぬいぐるみをひとつ持って行く。

今まで長いことずっとしまじろうだった。

が、このごろは日替わりで
ミッキーだったり、ぞうさんだったり。

競合は世界のキャラクター。
しまじろう、がんばれ。

カレンダー

2011-05-01 16:34:13 | Weblog
私が一番気に入っている卓上カレンダーは
日本の友人から毎年送ってもらう
(こちらから頼まなくても忘れずに律儀に
毎年送ってくれる)前職の会社の卓上カレンダー。

当然のように日本の祝日が掲載されている。

今はゴールデンウィークなんだなぁ。
このときばかりは日本がうらやましい。