湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

ガラス張りの世界の中で

2018-04-19 08:49:01 | ポエム
陽射しが斜めになる頃
街も傾いているかのように
いろんな場所で
ステキな影のコントラストが生まれる


コーヒーを片手に
ガラス張りの中
街を眺めているのか
眺められいるのか
わからないけれど


ゆっくりとした空気の中で
何にも考えずに
ガラスに寄りかかりながら
好きな人のことを考えてみる


逃げ込みたくないなぁ
こんな今の私じゃ


怖い顔した私なんて
誰にも見せられたもんじゃない


何にも考えないはずが
くるくると
回り始める


コーヒーが冷めていく
心が覚めていく


これから
どうしょうか


自分が斜めになって
街を覗きこんでみる


そのおかげで
太陽が見つかった


太陽も斜めになって
首をかしげてる?


どうしょうか


まだ
ガラス張りの中からでたくないと
心が言ってる
もう少し
もう少し


コーヒーは飲み干しちゃって
テーブルに置いたまま


そっか
一番斜めになってるのは
自分の心だって気づいたら
ふふふと鼻で笑ってやった


私の心根にあるものは
明け透けな
ガラスみたいにはいかない私の意固地さ


まだ、時々
押し寄せてくる悲しさや
寂しさを自分1人で持っている切なさ


抱えきれてない自分に気づくとき


葛藤していることに
疲れているんだって気づくとき








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