湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

その後の痛みと薬、そして、そうめん

2021-07-17 21:57:00 | コラム
3月から毎月のように
何かしら出来事が起きる

少し気持ちも落ち着いた頃に
体に影響がでてくるものなのかしら。

友達を空に送って数日が過ぎた日に
自分の心臓の痛みで身構えた

このまま痛みが強くなるならば
どうなるのか、、、

以前に
もしもの時にと頓服にもらっていた、ニトロを取り出した。
取り出したがいいが、果たして使っていいの?

先生からは、
狭心症ではなく、心臓神経症であっても、痛みがきたら飲んでいいからと言われていたが、今まで使ったことがなかったのだ。

薬の袋を開ける?開けない?
舌の下に沈めるのかどうか。

このままの痛みで身動きできなくなったら怖いので、
違う怖さを打ち破いて
舌の下に入れてみた。

ゆっくりとゆっくりと溶け出していく。

痛たんでいても
ドキドキした動悸は別のものなのか
痛みからの怖さのドキドキ?
初めて舌の下に薬を入れたドキドキ?

楽しいドキドキならどれだけいいだろう。

五分を過ぎたころ、、、

痛みは和らいできた?
ん?

内科の先生とコレステロール値で
薬を飲むか飲まないか、3ヶ月ごとの勝負をかけた血液検査

今日は、その主治医の先生は
病院で外来の診察日だ

私の亡くなった友達の死因はハッキリ分からないが、脳出血によるもの。

それが頭をよぎったら、
病院に電話をかけていた。

そして、それから車を出せば、診察に間に合う。
病院まで、35分

運転できるか、できないか。
行けるとこまで行こうか。

不安は不安を呼ぶ
運転しながら会社に出た家人に電話だけ、ことの次第を伝えた。

それから、細かにLINEを入れるように指示された。

病院に着いて
内科は、もう昼前というのに、ごった返していて、果たして私は待てるのか?
10分ほどすると、なんなく名前を呼ばれた。
ドアの先に見慣れた同友というか、戦士と言うか、先生が何事だと立っていた。

今朝からのことと
友達のこと
コレステロール値を下げる薬をもう飲みたいこと

もう少し、戦っていたかったけれど
痛みを知って怖くなったんだと言うことも。

うんうんと先生が話を聞いて
『今回の痛みは大丈夫だと思うよ。
けれど、薬、弱いのから始めてみる?一番安心するんじゃない?』

『はい、お願いします』

心臓神経症は、心療内科の分野を
循環器の先生が、もしかしたら、少ないけれど、狭心症を起こさないとは言えない症例もあるからと
コレステロール値を自力で下げたい私に長く付き合ってくれていた。

これからは、
コレステロール値を下げる治療の先生となる。

なんだか、怖気付いて
負けた感覚と言うか、恐怖に負けたようで、悔しくはあるが
先生が優しかったので
私の何かを差し出して
勝ちも負けもなく
同じ道の伴走者になってくれた感じ。

薬を飲み出して数日

あらためて、なんてことはない。

前の気遣っていた食事もそのまま続行することにした。

しかし、しかしだ。

今日はあまりにも暑い日だった。

昼食は、
今年初めての『そうめん』

最初の日ではあったけど
私は麺つゆをトマトジュースで割った『つけ汁』

家人は、気持ち悪いと言うけれど
案外いけるのですよ。

麺つゆに飽きた人
トマトジュースが大丈夫な人

おすすめです。(笑)
コメント (3)
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遠雷の隙間を彼女が登って行く

2021-07-10 20:56:00 | コラム

遠雷か、、、。

遠くでなっているだろう轟音

かすかに

光るか光らないか、いや光ってる



彼女の魂が

何かを告げるように

雲の隙間に光を当てて

登っていくのか



みんなを驚かせてはいけない

かと言って

誰にも告げずに行くのは悲しすぎて


もう少し生きたかったんだよーって

小さな唸り声を

かすかな轟きに変えて


空高く登っていったのでしょう




とても歌の上手な
声の綺麗な彼女だった

純真無垢のまま
空に帰っていったよ


彼女がドライブに行きたいと言う
私はどこがいいかと行き場所をさがしまわる

彼女は幸せそうに喜ぶ
私はその彼女を見ているだけで
この上なく幸せだった


どこかよいカフェがないかな 
どこか美味しいイタリアンはないかな


そこに巡り合ったとき
そこに彼女を連れていきたいと
いつも思っていた







もう、その笑顔も見れない
もう、その声も聞けない


私をニックネームで呼ぶ彼女は
妹のようで可愛かった


今日の遠雷の中

彼女は空に登っていった



誰かが可哀想にって言っていた
誰かが、何のために生まれてきたんだろうって言っていた


彼女は家族や私や仲間に会いに
生まれてきたんじゃん!!


青春もあった
友情もあった


病気が彼女を悩ましていたとしても
一生懸命頑張っていたじゃない

それを可哀想だなんて
どうして生まれてきたのなんて

なんて傲慢なこと

人より短い彼女の人生を
単に人の偏った想いだけで
決めてはいけないのだと思う


人並み以上の苦悩も沢山あったけど
確かに幸せな瞬間も沢山あったよね


一生懸命に
真っ直ぐに
その時まで頑張ったんだよ


突然のことで誰もが動揺したけれど
今は安らかにゆっくりね

大好きなお母さんのところにいける
もう、あなたは自由だよ


ただ私の胸の中に
今日みたいな遠雷が
これから時折
鳴り響いてくるのだと思う



【アメイジング・グレイス 和訳】

驚くべき恵み

なんと甘美な響きだろう

私のように悲惨な者を救って下さった
かつては迷ったが、

今は見つけられ、
かつては盲目であったが、今は見える

神の恵みが私の心に恐れることを教え、そして、これらの恵みが恐れから私を解放した
どれほどすばらしい恵みが現れただろうか、
私が最初に信じた時に

多くの危険、苦しみと誘惑を乗り越え、
私はすでに辿り着いた
この恵みが、ここまで私を無事に導いてくださった
だから、恵みが私を家に導くだろう

神は私に良い事を約束して下さった
彼の言葉は私の希望の保障である
彼は私の盾と分け前になって下さる
私の命が続く限り

そう、この体と心が滅び、
私の死ぬべき命が終わる時、
私は、来世で得るものがある
それは、喜びと平和の命である

地上はまもなく雪のように白くなり、
太陽は光を失うだろう
しかし、私を御許に召して下さった神は、
永遠に私のものになる

——————————————-


そうだね

『来世で得るものがある

それは、私の喜びと平和の命である』


来世で会おうね、それまでバイバイ







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