半年ぐらい前から
落語の『死神』と言う演目を
それぞれの落語家さんで、聴き比べをしていた。
その落語家さんの語り口で、『死神』の最後(オチ)が、変わってくるってことで、なかなか、聴き比べをが面白い。
元々、立川談春さんが好きで、
立川一門の落語を聞いたりしていた。
とある日。
YouTubeにおすすめで上がってきたアニメがあった。
『昭和元禄落語心中』
アニメを実写化するのに、特別に
YouTubeでの全話(実写化部分)のアニメ放送のダイジェストの特番だった。
話のスジは、
とあるヤクザ者が刑務所からの出所するところから始まる。
刑期の途中に、慰問にきた落語家の『死神』を聞いた、そのヤクザ者が、その落語家に弟子入りすると言う話。
その絡みで、落語家と、弟子入りしたヤクザ者、そこの同居人。
いろんな経緯から、昔の話に繋がっていく。
若い時、菊比古(きくひこ)を経て
昭和の落語界の大御所となった、『有楽亭八雲』
そのアニメに声を当てている人に
聞き覚えがありそうで、ない。
しかし、あまりの落語のうまさに
その声優さんは一体誰なのかー。
案の定、私の好きになったら、
遡って見たり調べたりが始まったー。
石田彰さん
愛知県日進市生まれ
蠍座のO型
来ました♪
来ましたよ。
蠍座のO型好きのわたし。
何故か、いつもこうなる(笑)
調べれば調べるほどに
今まで見てきたアニメ、洋画の吹き替えに出ている方。
『昭和元禄落語心中』に当てた声は、本人が今までで1番年上を演じたと言っている。
見事なできばえ。
落語の中は、いうまでもなく、若い時から年寄りになるまでの声が素晴らしく、色気もあり、今までやってきたアニメにはない声で演じられている。
新世紀エヴンゲリオン(渚カオル)
機動戦士ガンダムSEED(アスラン・ザラ)
忍たま(綾部喜八郎)
銀魂(桂小太郎)
洋画(吹き替え)
『スターウォーズ』ルークスカイウォーカー役
『ディープインパクト』イライジャウッド役
『リプリー』マットデイモン
『タイタニック』レオナルドディカプリオ役(日テレ版)
などなど、数えきれない。
どこかで聞いてきた、少し癖のある声。
そして、今1番テレビから流れているのは、『鬼滅の刃 無限城 猗窩座再来』のCM
『さぁ、始めようか、宴の時間だ』と言うセリフ
猗窩座(あかざ)役
声優の仕事は幅広い。
洋画、アニメ、ナレーション、ラジオ、朗読、朗読音楽劇、小説の朗読CD
アニメソング、地元のバス案内(石田彰さんは、日進市のバスを案内されている)
美術館の案内音声、プラネタリウムの星の物語などなど。
どんな声で、どんなトーンで、聞いてくださる方々にあわせ
キャラクターづくりをされて、録音しているようだ。
今や、推し活と言うのであろうか。
アニメオタク(アニオタ)化してしまった私。
追いかけて、追いかけても、飽きが来ないほど、その声には、驚かされ、笑わされ、声の演技には、感服したり、泣かされたり。
まさか、ここまでハマるとは(笑)
『昭和元禄落語心中』をはりつけたかったのだけど、どうしても、YouTubeから、引っ張ってこれなかった(涙)
もし、興味のある方は、
このアニメは大人用(笑)
見ればわかりますが。
見なきゃわからない(笑)
名人の域じゃないかと思います。
現役の落語家さんも、大絶賛だったとか。
しかし、長く第一線で、人気声優の座にいて、声優仲間から、憧れられても、奢ることなく、お仕事に突き進んでいる方。
決して、お付き合いやコミュニケーションは苦手な方だけど、
仕事には、ただひたむきに、腰が低い。
美しい言葉を使う。
これは、どの世界に生きていたとしても、とても素敵なこと。
しばらくは、このまま追いかけていきたい。
そして、あらためて
自分が声フェチだったと認識した。
声の素敵な人は、ただそれだけで、『満たされる』と言うことが
今になって、やっと自認。
人は、幾つになっても
何があるかわからない(笑)
楽しみを持とう!!
一緒に住んでいた両親が亡くなって
至るところ、家の中の痕跡。
日常が変わってしまい
毎日と言うほど泣いた日々もあったけれど、いつかは晴れて
こうした日々を送れることへの感謝。
また、そうした対象との出会い。
まだまだ、楽しいことに出会える。