湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

抗ウイルス生地で作るマスク

2020-03-26 12:21:00 | コラム
そもそも
つい、数週間前まで
抗菌、抗ウイルスの加工された生地が自分の手にはいるなんて思ってもいなかったし、

友達がマスク入手できなくて

『ガーゼの間に【クレンゼ】を挟んでマスクを手作りしてる』

と、聞いた時から『クレンゼ』ってなんぞや?

って、ことになったわけで。

【クラボウのwebより〜】

抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術「CLEANSE®/クレンゼ®」は、 固定化抗菌成分「Etak®(イータック)」を繊維表面に強力に固定化する加工技術です。


「Etak®(イータック)」は、広島大学大学院二川浩教授により、
口腔内の治療や洗浄時に使う消毒薬をベースに、開発された固定化抗菌成分です。


と言う説明があり、
すでに、病院やその他のフィールドにて使用されているものらしいです。


友達は、不織布のようにされた『クレンゼ』を買い、ガーゼを買い、
耳にかけるゴムを買って作っていたとのこと。

私は、
『クレンゼ』を検索していくうちに
手作りのマスクのキットが売られていることを知った。




なるほど!
そこには、
『材料があれど、人手が足りずに
縫製できないでいますので
材料を揃えてありますので
どうぞ、作ってください』と書いてある。


友達に聞いたら
その時すでに、各材料は底にきて
その材料さえも、すぐには
手に入らないと言っていた時だったので、じゃ、私も
現在、家にあるマスクの在庫が尽きたら、作ってみようと
その【手作りマスクのキット】を買った。


4枚の立体マスクを
サイズは自分で調節でき
50回まで洗っても、
【クレンゼ】の抗ウイルスの生地は効力を失わないこと。

長引くかもしれないマスク入手困難な時期。


さてさて、そろそろ
あと、数枚になったマスク


自分で作る時期がとうとうやってきた。


一枚作る所要時間

私の不器用な者で
ゆっくり丁寧につくって、一枚50分

あー。

早いのか遅いのか、、、、

おそらく、2枚から4枚目を作るころには、半分ぐらいの時間になるだろう。

まずは一枚目、、なんとかできました(笑)
















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隣の桜

2020-03-25 10:02:00 | コラム
季節はすすんでるのよね
良いことも
悪いことも
身の回りにありながらでも
季節は移ろっていく。

負けないで
負けないで歩んでいかなきゃねって。

ふと昔のことを思った。

昔、少しだけ建設会社の総務部で
働いていた。

珠算と簿記を持ってるからと
そこの小さな建設会社の本社とは
名ばかりじゃないかと言うようなところ。

自分のやりたいことは違っていても
急場しのぎ。
お給料も相場だけど
確実にお金を貯めるため。

そこで色んな人と会い
駆け引きだったり
上下関係だったり

けれど1番すきだったのは
工務部に呼び出されて
住宅地図をコピーし
大きな地図を作るために
張り合わせること。

コンピューターが
まだ、一般じゃなかったころ

せいぜいA4のサイズを何枚もコピーし、大きな地図にするのに、何枚か、、、。
うまくコピーしないと無駄が出る。
うまくコピーしないと道が繋がらない(笑)

人生の出会いで
人と人を結ぶものは、
地図をくっつける作業に似ている

破けてもいけない
道筋があっていなけりゃいけない

リアルタイムで一緒に居ない人との距離を推し量りながら話をするのって、そのコピーとコピーのつなぎ目を合わせて
貼り合わせていくようなものなんだ。

合わせ目、節目、流れ、道

合わせようとするし
合わさった時の気持ち良さは
人との触れ合いの中で
ここちよいものに変わっていく。

思い出を持ち寄るのもいい

リアルタイムの場所でもいい

つなぎ目、セロテープ、印刷

人との間には
それが瞬時になされていくものだよね。

仕事では、作り終えたあと
仕様書の大きさに沿って
綺麗に折りたたみ、添付される


こころの中では、
互いに作りあげられた地図は
広げられたまま
心に浸透していく

仕舞い方もそれぞれになるだろうけど。


少しだけ勤めた建設会社の庭には
綺麗に桜が咲いていたことを
隣の庭に咲く桜を見て思い出していた。











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有川浩『植物図鑑』を読んでから

2020-03-17 17:00:00 | コラム
春になると深く物事は考えず
お気楽に胸がキュンとする本を読みたくなってしまう。

春の陽気で、私の頭もノータリンになってきてしまうからかもしれないが。

例えばこの有川浩さん著書の
『植物図鑑』
(何度読んだことか!)

けっして、図鑑ではなく
草や木の名前が物語のシーンにそって出てくる。

その中の言葉に
かの文豪・川端康成の遺した言葉が書き記してある。

『別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。
花は、毎年必ず咲きます』と。

そして、(主人公  さやか)は
『その、発想は一言で言って女々しい。
しかも、女では思いつかない。
そもそも、別れる男の記憶にそんなふうに自分を
刻もうなどと思わない。
女の恋は上書き式。男の恋は保存式。
女はどれだけ引きずろうと悪あがきをしょうと
次の恋が見つかって走り出したら昔の恋人など
思い出から記憶に格下げだ。
こんな女々しい格言を遺してくれたおかげで
あんた(川端康成)の没後30数年、罪なき女が要らん恥をかくのよ』と、主人公は言う。

消えた恋人から教えられた、
あまりにも女性が口にするのをためらうような花の名を
簡単に自分の上司に言ったおかげで
恥をかいてしまうシーン。
その時思う主人公の心の声のくだりである。

もちろん、主人公さやかは、まだまだ、消えた恋人のことが好きなまま。

しっかり教えられた数々の植物の名前。
川端康成先生の言うとおり
毎年、花は咲くので、毎年否応なしに
花を見るたび、消えた恋人と花とがオーバーラップする主人公。
忘れたくても忘れられないでいる。

これって、
花や歌や場所に当てはめてみると
今まで、インプットされたものの多さがよくわかる。
常に人は
相手の趣味や言動を覚えていたりする。
それが、決定的に毎年咲くもの
もしくは、不意打ちに聞こえる歌やテレビの観光ガイド的な番組で
ふゎ〜と、心から飛び出して胸を締めつけてから
喉を刺激し、徐々に上昇してくる様は
男女問わず、誰もが経験することだと思うのです。

その揺れる心のヒダが
大きいか小さいか
それまでに捨ててきているか、
人によりけりだろうけれど。

しかし、
思い出とかじゃなく
その花の名前一つで
湧き上がって来ようとする思いって
いつも、優しくて、強くて、素敵だと思う。

文豪、川端康成先生は、
すごい言葉を遺したものだ。

そのテイストが芯にあって
この物語は進んでいくわけだけれど。

この中にもう一つ
消えた恋人が教えてくれた言葉がある。
『雑草という名の草はない』と昭和天皇がおっしゃったと。

きっと、こんな風に教えらたら
ずっと覚えて忘れないだろうと思う。

結局、消えた恋人は、消えた訳があって
再び、彼女の前に現れて、めでたしのハッピーエンドという物語。


幾度となく彼女は
好きになった彼が教えてくれた花が
繰り返し、繰り返し思い出となってオーバーラップしてくる。
忘れようとしても
忘れられない。

たんに、
女性の恋は上書き式とは言うものの、上書きされるまで、苦しいし
上書きされてしまうほどの人と
出会わないと、決して上書きはされないのだろう。


男性は、ファイル式
いわば、いくつもファイルを持てる。
好きなときに出して見て
都合のよいときに終えられて
次の恋には、またファイルを作ればいいことになる。

これって、自己中?(笑)


果たして
どちらが、女々しいのだろう。


分からないけれど
『花を教えられた』その時点で
一種の暗示を植え付けられてしまう。


きっと、何処に行った、なにかを食べたって言うより、
人の五感に残るものなんだろうと思う。


この『植物図鑑』は、
実写版として映画化もされた。
主人公 さやか 高畑充希
相手役 イツキ 岩本剛典
      (三代目J Soul Brothers)


映画の方が出来上がりは
役者さんの顔の甘さがよりストーリーを甘くして
深みはうすれているかもしれないけれど、春の日に
ほんわか、胸キュンする映画になっついる。

やっぱり、小説同様、
何も考えず、春の陽ざしを感じられるような、爽やかな作品だ!











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おこもりの日のダーニング

2020-03-16 16:00:00 | 旅行
朝、目覚めた時は晴れていた。

さぁ、今日もお洗濯が干せると
寒空に、セーターを干した。

すこし当たりが暗くなってくると
雨がポツリポツリ

なんだー、何にもできないやと
洗濯物を
昨日やっと、倉庫の窓際の一角に
ちょっとした物干しの場所を確保したので、そこに干した。

しばらくすると
明るくなってきたが
海の方を見ても
湖の方を見ても
空には真っ黒な雲のかたまり
光が差し込んでるのは
この辺りだけ?


また、しばらくすると
突風が吹き始めた!


なんと言う天気なんだ!

結局、窓も開けられず
寒く、暗い日になった。


亡くなった父の
遺品の中から出てきたカシミヤのセーター
私が送ったものだけど
高級だからと数回しか手を通さなかったが、柔らかく温かだと
父は当時言っていた。

しばらく、タンスにいれていたせいか、いつの間にか、後ろ身ごろの下に穴が開いてしまっていた。







今日は、『おこもりの日』
この穴の空いたままより
ダーニングしてみようと思った。


なるべく同色と思ったけれど
毛糸がなくて
似た色に紺色の毛糸を刺してみたが
先に濃ゆい色を刺したせいで
次の毛糸を通していくことが見え辛く、手間取った、、、。
失敗か、、、。





けれど、穴があいたままよりは、
愛着が湧いてきたか、、、。


しばらくはこのままにしておこう
もう少し、私の腕が上がったら
また、やりなおそうか。


と、ついでに
私の普段着のニットのチュニック

どこかで、引っ掛けた穴が二つ

赤めの色でダーニングしてみた





これは、右後ろのアクセント的な感じに仕上がった。


しかし、まだまだ。

あー、もっと上手になりたいもんだー。


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クロモジの不思議な効能⁈

2020-03-14 11:32:00 | コラム
最近、寝る前に
ジンを飲んでいる

お酒に弱い私だけれど
とても美味しいブレンドされたジンを見つけた。

あの養命酒からでている、ハーブの、入ったジン






1日の最後に
少しだけガラスコップに入れて
お風呂あがりなら、氷。
寒い日は、お湯を入れて。

なんとも言えない香り。
漢方薬っぽくもあるが、心地よい。
グレープフルーツの味と苦味がうまくブレンドされて、微かに、シナモンのような後口。
なんて表現したら良いのだろう。

台所の隅に
シンクを背にして座り込む

一口そのジンを口に含みながら
天をあおぐ。

まともにみえるのは
台所の蛍光灯ではあるのだけど、
目を閉じて、大きく息を吸い込む

これぞ、幸せ感!

ほんの少しの量で酔い始める私は
おもむろに、そのジンの瓶を眺め
裏返して、はいっているハーブを読み始める。

レッドとホワイトのグレープフルーツ、柚子、クロモジ、ローズマリー
チンピ、レモンピールなどとある。

養命酒の会社が出している。

この中のクロモジって?
なんぞや?

これを飲み始めて
朝起きが辛くなくなったのには
不思議が沢山ある?

少し、調べてみたら
日本古来からある、クスノキの一種で、茶道に使われたりしている、あの高級な爪楊枝がそれ。

それに、
抗ウイルス成分
気持ちを落ち着かせ、眠りに効くようだ。

クロモジ茶
クロモジのオイル

いろんなものに、その効能から利用されてきたのだと知る。

それが本当なら
養命酒からでている、『のど飴』だって、普通ののど飴より
今の時節柄良いのかしらと
取り寄せてみた。

シナモンの味がした。
懐かしいおばあちゃんがくれたニッキの飴のようだった。

もとより、喉が弱い私。
イガイガしたならば、これを口にすることにしょう。






*私は、養命酒の会社とは、なんの関係もないので、あしからず(笑)


のど活

クロモジの効能

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