嵐がわかっていて
出掛けるのも悪くない
大人になって
もう雨に打たれることはなくなった
けれど
雨や風やと
両手を上げて
打たれ
吹かれたあの幼い日々
その時だけのために生きていて
その時の気持ちだけで動いていた
体に浴びる雨は冷たくはなかった
手足に当たる風は
今にも何処かへ連れて行ってくれそうだった
遠く
遠く
風に吹かれて
飛んで行きそうになのに
楽しくて仕方がなかった
余計な思考が邪魔をして
不器用なまま
大人になったけど
ただ
静かに見ている方を選んだだけ
また
雨に打たれれば
幼い頃に帰れるかしら
また
風に吹かれれば
飛んで行ってしまいそうに感じるのかしら
あの雲はどこへいくのかしら
あれは、魚のような雲だねって
子供のように聞いても
雲を見もせずに
『何を言ってるのかコイツは』
って
私の見たものが
その人の目には映らない
生ぬるい風が
一気に乾いた風になった
私はまた
静かに見ている方を選んだ
出掛けるのも悪くない
大人になって
もう雨に打たれることはなくなった
けれど
雨や風やと
両手を上げて
打たれ
吹かれたあの幼い日々
その時だけのために生きていて
その時の気持ちだけで動いていた
体に浴びる雨は冷たくはなかった
手足に当たる風は
今にも何処かへ連れて行ってくれそうだった
遠く
遠く
風に吹かれて
飛んで行きそうになのに
楽しくて仕方がなかった
余計な思考が邪魔をして
不器用なまま
大人になったけど
ただ
静かに見ている方を選んだだけ
また
雨に打たれれば
幼い頃に帰れるかしら
また
風に吹かれれば
飛んで行ってしまいそうに感じるのかしら
あの雲はどこへいくのかしら
あれは、魚のような雲だねって
子供のように聞いても
雲を見もせずに
『何を言ってるのかコイツは』
って
私の見たものが
その人の目には映らない
生ぬるい風が
一気に乾いた風になった
私はまた
静かに見ている方を選んだ