原作は大変に興味深く読んだ「武士の家計簿」が、堺雅人さん主演で映画化。でも、映画のほうのできは、うーん、なんといいますか、正直、映画館で観るのはもったない内容でした。堺さんや仲間由紀恵さん、中村雅俊さんといったせっかくの役者が生かされていない。淡白な内容で、「はあ、そうですか」という感じで、迫ってくるものがほとんどないのです。
例えば、家計が破綻して家財一式を売り払う場面がありますが、最初一瞬抵抗した家族がすぐに受け入れて淡々と困窮生活を楽しむ。ぜんぜん後悔もなければ恨み言もない。ありえないでしょう。親子関係がおそらく映画の肝なのでしょうが、これもどうも急テンポな展開のせいか、確執と和解、特に和解の部分がなんの説明も無く進んでいるのはどうにも「?」という感じでした。
強いて言えば、イエというのはこうしてつながっていく、人生のバトンタッチってあるよな、という感じで、人生の有限性について考えさせてくれる、とでもいいましょうか。まあ、心に残るものがほとんどない映画でした。残念。
例えば、家計が破綻して家財一式を売り払う場面がありますが、最初一瞬抵抗した家族がすぐに受け入れて淡々と困窮生活を楽しむ。ぜんぜん後悔もなければ恨み言もない。ありえないでしょう。親子関係がおそらく映画の肝なのでしょうが、これもどうも急テンポな展開のせいか、確執と和解、特に和解の部分がなんの説明も無く進んでいるのはどうにも「?」という感じでした。
強いて言えば、イエというのはこうしてつながっていく、人生のバトンタッチってあるよな、という感じで、人生の有限性について考えさせてくれる、とでもいいましょうか。まあ、心に残るものがほとんどない映画でした。残念。
一般的な評価が高いので、黙ってるんですが(笑い)