2010年3月期の任天堂の業績は、減収減益。
最近の任天堂の躍進の代名詞になっていた「Wii」はすでに失速。
これまで圧倒的な強さを誇ってきた「NINTENDO DS」シリーズも落ち込み始めている。
しかも、iPhone が日本でも推定 250万台程度販売されたと考えられている今、普段、ゲーム機を持ち運ばなくても、iPhone 用のゲームの方が成長市場なんじゃないの? と思われているわけだ。
しかし、岩田社長が会見でコメントしているとおり、ヒット商品一つで変わる業界だし、これだけ販売数が落ち込んでも絶対的な台数は、全世界で見たときに iPhone の半数程度を確保している。iPhone は、ゲーム目的で購入するユーザーはそれほど多くないだろうが、NINTENDO DS は基本的にゲーム目的で購入する。ゲームビジネスを行う土台としてはやはり NINTENDO DS の方が大きいのではないだろうか。
といいつつ、表題のような論調の話はこの後もたくさんでてくるんだろうなあ、と思ったりするのです。
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