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WindowsCE FAN/Windows Phone FANのウェブマスター日記 2007年~2011年版です
Windows Phone FAN日記









「2010年」のイメージ
2010年1月6日ということで、年の初めである。
まもなく米国では、CESが始まるし、1月14日は HYBRID W-ZERO3 の予約が開始され、1月26日~27日は、アップルから新型タブレットが発表されると言われ、1月28日には「HYBRID W-ZERO3」が発売されるのだから、なんと盛りだくさんな 1月なのだろうか。おまけに、CESでは、Intel の新CPUシリーズが発表されることも明らかになっている。年末に発表されたグラフィックスチップ統合型の Atom プロセッサも含めると、今年の春商戦、夏商戦では、また新しいフォームファクターのネットブックが、秋・冬商戦ではタブレット型のデバイスや、スマートフォンが続々登場してくることが約束されているようなものだ。

と言う中で、今日キャッチが気に入ったのは、下記の ITmedia の記事。

「2010年にはもっと技術が進んでいると思っていた」――米国民の3分の1
空飛ぶ自動車やロボットお手伝いさんなど、2010年にはSFアニメのような生活ができると期待していた人が少なくないようだ。(ロイター)

とある。

確かに、子供の頃に読んだ百科事典だったか、今は休刊してしまうらしい学研の科学と学習だったか忘れたが、2010年の今頃には、ガンはとっくに克服されている病気だったし、少なくとも年収くらい払えば、宇宙旅行もできるはずだった。宇宙ステーションに新婚旅行に行ってもおかしくないはずだったのだ。一方で、まさか自分が携帯電話を 4つも5つも契約していようとは思わなかったし、自分の部屋では昔あこがれたマッド・サイエンティストばりに、フルHDモニターを 4台も、5台も並べて仕事しているとも思わなかった。

もう少し現実的なところで、ほんの10年前の 2000年頃の予測で、結構自分が信じていた予測に、Intel CPU に関するものがあった。というのは、

2010年には 10GHz の CPU がでる、

みたいなやつだ。実際のところ、結構いい勢いだった。

1998年 - 2000年頃には、300MHz くらいから始まって、500MHz、550MHz、600MHz、750MHz とぐんぐん CPU の周波数は上がっていたし、2004年頃には、3.8GHz の Pentium 4 が最強CPUとして登場していた。この調子で 1年に 1GHz ずつ何だかんだであがっていけば、2010年には、10GHz のプロセッサがでるというわけだ。

10GHz という動作周波数には発熱の問題や、プロセスの微細化の問題など、いろいろなことがあるのは、自分でも理解はしていたが、ハードディスクの高密度かが結局今なお止まっていないように、フラグシップとしては、10GHz で動くんだろうなあと心のどこかで信じていた。

今、ちょっと昔を思い出してみると、「■後藤弘茂のWeekly海外ニュース■ IntelはマルチスレッドCPUへと向かう --Intel、ゲルシンガーCTOのISSCC講演」という2001年の記事では、すでにインテル社のIDF基調講演での記事として、Intel は、並列化だと言い切っている。その理由として、熱密度の問題を挙げている。ただ、当時は同じ CPU 内にマルチコアを作り込むという概念は心の底までイメージできるものではなかったし、今の Core2Quad みたいなものが実験室ではなく、1万円台で購入できるパッケージ商品として提供されるイメージはまったく持っていなかったなあと思う。

結果として、1CPUパッケージの中には、複数のコアがあって、1つずつはせいぜい 1.8GHz ~ 3.0GHz で動いているに過ぎないのだが、トータルとして、結果として商品としての CPU は、ちゃんと 2010年の達成目標をクリアしているのだろうと思うのだ。

戦略を次々と改善しながらも、このエンドユーザーから見た価値である「CPUの処理能力」を高め、かつ、低消費電力化や、低発熱化という評価軸にも、きっちりと帳尻を合わせてきたインテルという企業の経営能力はやはり高いんだなあと考えさせられる。一歩間違えれば、動作周波数を高めるために、超微細化に走ったり、放熱技術を考え出したり、低電圧駆動を極めるような方向性に迷い込んでもおかしくなかったのではないだろうか。

何となくとりとめのない話になってしまったが、これからの変化を自信を持って予測することはできないが、それでも過去10年は事実として思い出せる。それを思い出すことは、これからの10年、大きく変わることを信じられる力になる気もするので、ちょっと気が向いたら、もう少し、いろいろ思い起こしてみたいなあと思う。

(参考記事)
「2010年にはもっと技術が進んでいると思っていた」――米国民の3分の1
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1001/05/news030.html
[ 日記 ] / 2010-01-06 02:39:49 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




クラウド ~ 蔵人
書籍を買うのはいつも amazon だ。(年に 4冊くらいは、リアル書店でも買いますが)
ということで、今日も「読む本探す~」と、たまたまキーワードに入れたのが「クラウド」というキーワード。もちろん、今流行の「クラウド・コンピューティング」な意味での「クラウド」です。

が、ヒットした書籍の中に下記のような一冊が。

蔵人 10 (ビッグコミックス)蔵人 10 (ビッグコミックス)
価格:¥ 540(税込)
発売日:2009-09-30


実際のところ、これは名作「夏子の酒」書いた尾瀬 あきらさんのマンガ。
今回は外国人が、日本酒を造るお話しらしいです。
この主人公の名前が「クロード」。漢字で「蔵人」。
なるほど、「クラウド」の読みで、シノニムでヒットしたのか、と。
ふっと笑いがこみ上げてきたので、何となく日記に書いてみました。
[ 日記 ] / 2010-01-06 01:38:49 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




     




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