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せれすな日記

時々綴る、日々の記録 

ヒナ鳥たちの朝

2007年05月31日 | 鳥を呼ぶ庭

降り続いた雨も、今朝になってようやく上がりました。

葉をいっぱい付けた庭木の枝が、雨水の重みでしなって垂れ下がっています。

今朝は、入れ替わり立ち代りいろんなヒナ鳥たちが庭にやってきます。

スズメのヒナが3羽、シジュウカラのヒナが6羽・・・。

見たところ、いずれも子供達だけの様子。

もう自立したのか、それとも親が近くでハラハラしながら見守っているのか・・・?

まだ親鳥のようにうまく鳴けず、「シャァ、シャァ」なんてしわがれ声ですが、

足取りは、かなりしっかりしています。

木の葉に溜まった水を飲んでみたり、枝をつつきまわってみたり、

中には自分と同じくらいの大きさのイモムシを捕まえて、振り回してる子もいます。

こんな雨上がりの朝は、ヒナ鳥たちも楽しくなっちゃっているに違いありません。

チビッ子たちがひとしきり遊んでいった後、今度は「キョロッ、キュルッ」という声が。

こんな子がいました。

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くちばしが黄色いのは、どのヒナ鳥にも共通していますが、この子は足も黄色い。

それに目の後ろに白い部分があり、体の大きさと鳴き声からして、  ムクドリのヒナだと思われます。

あどけない顔と、ぼさぼさのうぶ毛が可愛らしいですね。

ムクドリの成鳥は何だか老け顔で、正直あまり可愛いとは言えないんですが・・・。

コゲラもちょっとの間だけ、庭にやって来ました。

ほんの数秒だったので、成鳥かヒナかも分かりませんでした。

「ギィ~、キッキッキッ・・・」と鳴いて、すぐ飛んで行ってしまいました。

まだ怖いということを知らないヒナっ子たち。

危ない目にも遭うだろうけど、みんな元気で大きくなって欲しいです。

(そして、庭木に付いた虫を全部食べてって!)


メジロ再び

2007年04月23日 | 鳥を呼ぶ庭

しばらくご無沙汰だったメジロたちが、最近また庭に遊びに来るようになりました。

お目当てはズバリ、ブルーベリーの花の蜜です。

ひと頃の、メジロスタンドを設置していた時のような、悠長さはまったく無く、

「チュピチュピチュピ・・・」とせわしなく、花から花へと飛び回っています。

少しもじっとしてはいません。 (お陰で写真が、ちょいブレです。)

きっと、これから巣作りをしたり、子育てのための体力をつけたり・・・と

忙しいのでしょうね。

そしてここでも、メジロのライバルといえば・・・ヒヨドリ!

なんといっても彼らは、花ごと食べちゃいますから。

なんて事してくれるのよ、全く!

防護ネットでもかけようか、でもそうするとメジロも来られなくなってしまうし・・・

現在、ちょっと対策を思案中です。

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さえずりの始まり

2007年03月03日 | 鳥を呼ぶ庭

このところ身近な鳥たちの鳴き方が、だんだん変化してきました。

これまでは「チッ」とか「ピッ」とか「ヒッ」とか、短い音の繰り返しだったのが、

ひと声が長く複雑な音に変わってきたのです。

お馴染みなのは、ウグイスの「ホ~ ホケキョ」 (今も外で鳴いてます!)

ついこの間までは、藪の中で「チャッ、チャッ」と鳴いていました。

この「ホ~ ホケキョ」がさえずり、つまりオスがメスに求愛したり、縄張りを主張する、

繁殖期独特の鳴き方。

「ケキョケキョケキョ・・・」という、いわゆる「ウグイスの谷渡り」とは一種の警戒声で、

縄張りの上空をタカが飛んでいたり、人が近づいたりした時の声だそうです。

それ以外の時期の鳴き方は、「地鳴き」といいます。

さえずりは鳥の種類によって決まった「節回し」があって、楽しいですよ。

ホオジロなら「一筆啓上仕り候」、メジロなら「長兵衛忠兵衛長忠兵衛・・・」

こういうの、「聞きなし」というんですって。

私の好きなのは、シジュウカラのさえずり。

「スキスキスキスキスキ・・・」って鳴くんですよ。本当ですよ!

でもメスに向けて鳴く時は良いとしても、ライバルのオスに立ち向かう時の声としては

・・・どうなんでしょうね?

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メジロ立ち寄り処

2007年02月18日 | 鳥を呼ぶ庭

メジロは甘~い物が大好物。果物やジュースを庭において置くと、大喜びです。

しかし、問題がひとつ。それらは欲張りなヒヨドリにとっても、大好物なんです。

ヒヨドリはエサを独占するばかりか、少しでも他の鳥が近づこうものなら、

「キイィ~~~」とヒステリックな声で威嚇するのです。

ちょっとの隙を狙ってエサにありつこうとするメジロたち、何度追い払われた事か・・・。

そ・こ・で・私たち、考えました。かわいそうな小さい子達は入る事ができて、

体の大きいヒヨドリは入ることのできない構造の、エサ台は作れないか・・・。

そして、出来上がったのがこれ。

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名付けて「メジロジューススタンド」 

資材は全てダイソーで調達したんですよ。

脚付きの鉢スタンドとざると吊り下げ用のワイヤーバスケット。

設備投資額は、3点で¥315ナリ。 これは我ながら良く出来ていますよ。

メジロはワイヤーの隙間からするっと入れますが、ヒヨは入れませ~ん。

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こちらは初代スタンド。といっても上から吊ってありますけど。

元々はパン屑を入れてましたけど、こちらにもジュースのカップを置くようにしました。

ワイヤーは夫のお手製、彼の自信作です。

大抵2羽でやって来るので(つがいかな?) 1羽につき1か所の割り当てです。

初めのうちこそ、入れなくて悔しいヒヨドリがひがんで大声で鳴いたりして、

メジロもびっくりして逃げたりしていましたが、

そのうちにこのスタンドの中に逃げ込めば安心と気付いたのか、動じなくなりました。

ヒヨドリも諦めたのでしょう、そのうち来なくなりました。

きっとヒヨは、他の場所でエサを独占しているだろうから、いいんです。

新作の方はお庭据え置き型ですので、 毎日ちょっとづつ置く場所を家に近づけて、

ゆくゆくは手乗りメジロにしたいと目論んでおります。

今までメジロの個体差は見分けづらく、どの子も同じに見えていましたが、

最近いつも同じペアが来るので、だんだん見分けが付くようになりました。

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左右の子の違い、分かりますか?

左の子は少しぷっくりとして、お腹の羽に色ムラがあります。

右の子はスマートで、羽もすっきりとしています。

色の違いは光の加減によるもので、実際は同じ色をしています。

雄雌は相変わらず見分けが付きませんが、見ているとどうも右の子が左の子をよく

追い掛け回しているようなので、右が雄で左が雌かな・・・と思う今日この頃です。


ようこそ、ツグミ♪

2007年01月05日 | 鳥を呼ぶ庭

新年早々、ツグミが一羽、庭に遊びに来てくれました。

秋から初冬にかけてに日本に飛来する冬鳥で、体長は24cmほど。

目の上の白いラインと、お腹の斑模様が特徴です(写真では判りづらいかな)。

家の裏手にある池(といってもこの時期水は少ない)ではよく見かけても、

庭まで上がってくることは珍しいので、ビックリしちゃいました。

地面の落ち葉をくわえては放り投げ、またくわえては放り投げ、

虫などを探しながら、庭を徘徊しています。

その様子がとてもコミカルで、見ていて飽きることがありません。

ところでこの鳥、なぜツグミという名前なのかというと・・・

越冬中はほとんど鳴くことなく、国内では春の渡り直前の僅かな時期にのみ

鳴く様子が観察されるのだそうです。

つまり殆ど鳴く様子を見られない事から、口をつぐむ=ツグミと呼ばれるようになったのだとか。

お声を拝聴するには、春にシベリアまでついて行かないとダメですかね・・・

(ムリだなぁ・・・)

_027_030  photo by 夫