・・・・・飛び立つことが出来なかった
成田空港近くの公園内で行われた、熱気球搭乗体験イベント。
先着100名という事で、早朝から受付の列に並んだ。
気球はいわゆる「朝凪ぎ」と言われる、風の弱い時間帯でしか飛ばせないらしい。
行列の先頭の人達から順に、次々にふわりと空に浮かんでいく。
その間に会場のアナウンスが度々、天候による中断の可能性を告げている。
時折吹く風に煽られ、バルーンが流されたり、着地したバスケットが横倒しになりそうになったり。
それでも何とか列は進み、さあいよいよ!とバスケットに乗り込んだその時。
風に煽られてバスケットが傾き、スタッフ総出の人力で押し戻され・・・
その直後、規定の風速を超えたため、以降の体験は中止との宣告がなされてしまった。
・・・・・こういうの、何ていうんだったっけ?
こういう状況を指すことわざがあったような気もするのだけど、思い出せない。
そう君はショックのあまり、ただただ号泣するばかり
その気持ち、とても良く分かるよ。
大人だから「仕方ないですよね~」とその場を取り繕う事しかできないけれど、
私が7歳の子どもだったら、やっぱり号泣していたと思う。
公園内の別の場所にあったミニアスレチック広場で、しばし気分転換。
少しは気分も上がったところで、次の目的地「航空科学博物館」へ。
ここでのお目当ては、2種類ののパイロット体験。
ひとつはボーイングジェット機の大型模型(可動模型としては世界最大とか)のコックピットからの操縦。
もうひとつは、パイロット訓練用シミュレーターを使った、パイロット目線の上空飛行体験。
特にこの2つめ、定員20名のうち、最前列の機長席・副機長席に座れるのは、
番号札1・2番をゲットした者のみ。 (3番以降は、エコノミークラス席)
そのために、開館前から並びましたわよ。
それもこれも、そう君の気分を何とか盛り上げるため!
体験が始まると、前方と両サイド・各客席のモニターに実際に飛行機から撮影した映像が映し出され、
機体の揺れや離着陸時の振動など、リアルな動きや音も感じられて実に面白かった!
機長と副機長は各種操作がなかなかに忙しく、果たして景色を楽しむ余裕があったかどうか。
しかし帰りの車の中では、そう君の「今日は楽しかったね!」の声も聞かれ、
何とか気分も持ち直したようで、ひと安心
あとは「台無しになった僕の夢(そう君談)」を叶えるため、ネットでの情報集めにいそしむとするか。