


食料品を買ったお店で、「これオマケです」と炭酸水を1本貰いました。
うちではアルコール飲まないしな~、これどうしようかな~と、しばし思案。
そこで、今年もたわわに実った柚子の事を思い出し、柚子スカッシュを作ろう!と思い立ちました。
そこにグラニュー糖で作ったシロップを加えて。
そして炭酸水をなみなみと注いで・・・
おぉ~! 泡がシュワ~っと立ち昇ってきた~!
氷を浮べて、最後に果皮をグラスに向けてぎゅっと一握り。
柚子の香り成分は、皮に多く含まれるのだそうですよ。
それでは気泡が抜けないうちに、いただきます!
うわぁ~! 爽やか~
柚子の香りがふわ~っと鼻に抜けていく、この心地良さ。
喉が渇いていた事もあって、気がつけばごくごくと
ほとんど一気に飲み干してしまった・・・
これはイイです。 かなり、おススメできますよ。
これからの時期、パーティーなどでノンアルコールのドリンクとして使えるかも。
炭酸水、買い置きしておこうかな
めずらしく戸棚の整理をしていたら、ずいぶん前に封を切ったプーアル茶が出てきました。
古いほど価値が上がるんだし・・・と勝手に解釈して、お湯を沸かし始めます。
プーアル茶って、ホコリ臭いとかカビ臭いとか、好き嫌いが分かれるお茶ですが、私は好き派です。
このお茶の独特の香りは、実家の蔵のイメージと結びついています。
昔、子供だけで蔵に入ることは、禁じられていました。
たまに何か手伝いを命じられて、親と一緒に蔵に入るとき、まるで秘密の場所に入り込んだようにわくわくしたのを憶えています。
蔵の中はひんやり、ひっそりとしていて、高い所にある小さな窓から僅かな光が差し込んでいました。
その光の筋の中に、ホコリの切れ端がふわふわ舞っているのが見えました。
キタナイという感覚はなく、それを見た私は、何か子供らしい空想に浸ったりしていました。
さて、蔵の香りのお茶がはいりました。
いつもの蔵のイメージと共に、これもやはり実家の縁側で、日向ぼっこをするシーンも浮かんできました。
ちょうど秋から冬にかけてのこの季節、陽に当たった縁側の「板」が、こんな香りをしていました。
そういえば蔵を開けるのは、今日のような、からっと晴れた日に限られていたっけ。
なぜか今日は、昔のことがしきりに思い出されます。
香りって不思議ですね。
このお茶は、こんな小春日和の午後に飲むのがふさわしい気がしてきました。
・・・そうか、戸棚の整理をする気になったのは、きっとこのお茶が私を呼んでいたからなんだ!