今回の旅も、ついに最終日。
滞在したコロアン島とマカオ半島をつなぐ橋を渡るたびに
お目にかかっていた「マカオタワー」も、これで見納め。
ホテルをチェックアウトした後、香港行きのフェリーに乗るまでの間に
訪れたのが、「グランプリミュージアム」

毎年11月中旬、F1レースへの登竜門とも言われる市街地レースが
ここマカオで開催されるのだそうです。
ただでさえ狭いマカオの街中を、300km超ものスピードで駆け抜ける、迫力のレース。
マニアには堪らない魅力らしく、この時期ホテルはどこも早々と埋まってしまうそう。
そしてこのレースを記念して出来たのが、このミュージアム。
歴代使用されてきたカラフルなレーシングカーや、
セナ、シューマッハ等有名レーサーに関する展示などなど・・・
ウチにも2名ほどいるマニア達は、居並ぶ車たちに少々興奮気味。
私はその2人の様子を見ているのが面白くって、付いて廻っていました。
その後フェリーターミナルへ向かい、乗船を待つ間
窓の外にマカオグランプリのための観戦スタンドが設営されているのが見えました。
そう、レースのスタート/ゴール地点は、フェリーターミナルのすぐ横。
私達がマカオを離れて10日後には、まさにここで熱戦の火蓋が切られるわけです。
話変わって、写真を整理していてupし忘れに気付いた、ホテルのプール。
そう君とパパのビーチサンダルが転がっています。
2人は水遊び、私はパラソルの下で読書。
宿泊客がそれほど多くなかったためか、私達が遊んだ時は完全貸切状態でした。
時々、欧米人カップルがデッキチェアに寝そべっているのを見掛けたかな。
何もしない、ポウサダな時間を楽しむにはうってつけの場所でした。
それから教会のお話を、もう少し。
世界でも有数の教会密集都市と言われる、マカオ。
どの教会も日曜礼拝時以外は自由に出入りできるので、
散策途中、休憩がてら度々中へ入らせていただきました。
柔らかい光に包まれ、静寂が保たれた厳かな空間。
さすがのそう君もここでは静かにしなければと感じたらしく、
神妙な顔つきでお祈りの真似事などしていましたよ。
数ある教会の中で、最も親しみを感じたのが、以前にも紹介した
コロアンにある「フランシスコ・ザビエル教会」
これは夜に訪れた時の写真。
外の回廊には地元の大衆食堂が連なっていて、とても賑やか。
でも教会内に入ると、聞こえてくるのは静かな讃美歌の響き。
小ぢんまりとしていて多くの花々で飾られた礼拝室は、ほっと落ち着ける空間。
そう君は教会でお祈りをするというシチュエーションを、いたくお気に召した様子。
というのも、この教会でちょっとしたお願い事をしたところ、すぐにそれが実現したらしく。
それ以来、神様に対する信頼度が格段に高まったようで。
ここで頂いてきた小さな手帳も、「かみさまのてちょう」といって大切に持ち帰ってきました。
この手帳にお願い事を書くと、願いが叶うと思っているらしく、
クリスマス前にはサンタさんへのメッセージを何やら書き込んでいました。
ちなみに教会は「かみさまのおうち」だそうですよ。
そう君に「撮って」とせがまれた「教会を見下ろす月
」
実際見ていた時より、ずいぶん小さく写ってしまいました。
さて、年をまたいでの「マカオ旅行記」も、そろそろこの辺でお開きにしたいと思います。
初めての子連れ海外ということで、ま~大変な時もあったけど、
それ以上に楽しい事、思い出深い事のたくさんあった旅でした。
古き良き時代の面影を残しながら、一方では開発ラッシュに沸き変貌し続ける街。
まだまだ魅力の尽きぬ、ぜひとも再訪したい街となりました。
そうだ! 「またマカオに行けますように」と、
そう君の「かみさまのてちょう」に書いておいて
もらう事にしましょう。
いつの日か、願いが叶う事を念じつつ・・・