goo blog サービス終了のお知らせ 

せれすな日記

時々綴る、日々の記録 

シジュウカラ通信②

2008年04月24日 | 鳥を呼ぶ庭

010_2 前回の「通信」から、10日が経ちました。

巣箱の中のヒナ達の声は、日に日に大きく力強く

なってきています。

いったい何羽くらいいるのでしょう?

中は見えないので何とも言えませんが、一般的に

メスは一度に十数個の卵を産むそうです。

きっとヒナ達は狭い巣箱の中で、押し合いへし合い

しているのでしょうね

そして今や大忙しとなった親鳥達は、休む間もなくひっきりなしにエサを運んできます。

時には片方が巣箱に入って給餌をしている間、エサをくわえたもう片方が、近くの木の枝にとまって待機している事も。

よく見ていると、エサをくわえた親鳥は一直線に巣箱に入るのではなく、一旦木の枝にとまって2度3度と場所を変えながら巣に入ります。

015_3 出る時も同様に、巣穴から頭を出してキョロキョロと周りを見渡してから。

これは猫とか蛇とか、巣箱を狙う天敵を警戒しての事と思われます。

さすがに蛇はうちの庭にはいないと思いますが(多分)

ノラはウロウロと徘徊していますからね~。

普段は寛大な私も、この時期ばかりは「シッ、シッ」とね

016_3 この写真はピントが甘いので、小さめに・・・

これは、ヒナのフンを親鳥がくわえて、巣から運び出すところです。

ラッキョウのような形のこのフンは、まるでプルンプルンのゼリーのようで、つまんでも崩れないそうですよ。

親鳥がこまめに掃除をするので、ヒナが巣立った後の巣は、とてもきれいなんだそうです。

まさに「立つ鳥、後を濁さず」ですね。

さて、巣立ちの時期ですが・・・もう少し先かなという気はしますが、何分見た事がないので。

私達が家にいる時に巣立ってくれないかな~なんて、果たして都合よく行くかどうか。

「その瞬間」を、見逃したくないな~と思っています。


ジジュウカラ通信①

2008年04月14日 | 鳥を呼ぶ庭

04_022 シジュウカラの巣立ちの様子を、間近で見たい・・・

かねてからのそんな願いが、今シーズンは叶いそうです。

庭に設置した巣箱に、ついにシジュウカラのペアが新居を構えてくれました。

実は、しばらく前から巣作りは始まっていました。

巣作り中、このペアはいつも一緒に庭にやって来ました。

ただし、くちばしに枯れ草や羽毛などをいっぱい

くわえて運んでくるのは、いつもメス(細いネクタイ)

それではオス(太いネクタイ)は何をしていたかというと・・・応援係(笑)

04_012メスが巣箱に入っている間、必ず庭木のどこかに

留まって、声高らかにさえずっているのです。

周囲の警戒と、縄張りを主張していた・・・というところでしょうか?

2羽で巣材を運んだ方が、早く完成すると思うのですがねぇ~。

それとも、奥サマには家作り(笑)に対するこだわり

があって、旦那サマは手出し口出しができなかったのかも

そんな働き者のメスの様子を写真に撮れたらUP

するつもりでしたが、結局撮れないうちに巣はめでたく完成。

メスが巣に篭ってからは、雄は甲斐甲斐しく食料を調達していました。

001_2 エサの受け渡しはどうするのかと思っていたら、

オスの呼ぶ声でメスが巣の外に出て、

近くの木の枝上で『マウスtoマウス』

そんな微笑ましい光景も見られました。

シジュウカラのペアになったオスは、

メスが塒(ねぐら)に入ったのを見届けてから、

自分の塒に帰るんだそうですよ。

何と優しいジェントルマン振りではありませんか!

現在、巣箱の中で数羽のヒナが孵っているようです。

外で親鳥が呼ぶと、それに答えるかのように、「シャシャシャシャ・・・」とか細い鳴き声が聞こえます。

主にエサを運んでくるのはオスで、メスはあまり見かけないので、まだ温めている卵があるのかもしれません。

04_013

シジュウカラの巣立ちは、孵化から約2週間後。

また新たな動きがあったら、随時お伝え致します。

今回タイトルは①ながら、状況はかなり進行しております。

この連載も、案外②くらいで終わっちゃったりして・・・

これからヒナが成長するにつれて、親鳥の忙しさも増してきます。

(とても他人事とは思えない

巣立ちの日を楽しみに、毎日窓から巣箱を見守る日々が続きそうです。


男も愛嬌♪ ジョウビタキ

2008年02月21日 | 鳥を呼ぶ庭

冬鳥のアイドル的存在、ジョウビタキ(雄)です。

黒とオレンジのシックな配色と、白のワンポイント(両側だからツーポイントかな)

尾羽をフリフリ、ぴょこんとおじぎをするような仕草で、愛嬌たっぷりです。

スズメ大の小さな鳥なのに度胸は一人前のようで、人が近づいてもあまり気にしません。

ガキ大将のようなヒヨドリが威張り散らしに来ても、我関せず。

あくまでマイペースで、庭木や草花の間をひとり戯れています。

この時期は雄も雌も単独行動で、ある程度の広さの縄張りを持つようです。

その年によって、雄が来たり雌が来たり。

今年の我が家の庭は、この雄の縄張りとなっているようです。

「ヒッヒッ、カッカッ」という鳴き声から、うちでは「閣下」と呼んでいます。

あ、これは去年の記事でも書きましたね。

雌はもう少し地味な配色ながら、やはりオレンジの羽と白のポイントが特徴です。

クリクリのつぶらな瞳で、これまた愛嬌を振りまいています。

もう少し温かくなって桜の蕾がほころぶ頃、彼らは平地を離れて北へと渡っていきます。

それまでの間、もうしばらくこの可愛らしい姿を楽しませてくれそうです。

実はこの写真は、夫撮影。 こっそり拝借いたしました。

あまり長居はしてくれない鳥なので、「来た!」という時に限ってそうちゃんがぐずっていたりして、

今シーズンはまだ撮れていないのです。

北へと旅立つまでに、納得のいく写真を撮らせてくれるかな?

Photo_2


雪とメジロちゃん

2008年02月06日 | 鳥を呼ぶ庭

立春が過ぎ、梅の便りがちらほらと聞こえてきたとはいえ、まだまだ寒いですね。

節分の日に降り積もった雪が融け切らないうちに、今日もまた雪が降っています。

今日のお題は「梅にメジロ」ならぬ、「雪とメジロちゃん」。

降りしきる雪をものともせず、大好物のみかんをついばみにやって来ました。

004081074

最近よく庭に来る数羽のうちの1羽のようです。

ここの所我が家の庭には、2組のつがいのメジロがしばしばやって来ます。

そして縄張り争いをしているのか、連日空中戦が繰り広げられています。

そうちゃんは部屋の中からその様子を、口をぽか~んと開けて見ていたりします。

うちのお隣のお宅も庭にエサ台を出しているので、そちらとこちらで1組づつ棲み分けるという訳には

031いかないのかしら? メジロ的には・・・

なんて思いながらシャッターを切っていたら、

あらら、メジロちゃんと目が合ってしまいました。

「ちょっと、 どこ見てんのよ~」

はい、お食事中失礼いたしました。

降りもひどくなってきたことだし、寒いのでここらで撤収いたします。


子育ては大変!

2007年06月11日 | 鳥を呼ぶ庭

6月も中旬に入ると、野鳥のヒナ鳥たちも、徐々に独り立ちを・・・

と思いきや、まだまだ甘えっ子がいました。

_013_6_017_5_016_2   

「ハクセキレイ」のヒナっ子です。 もう体の大きさは、ほぼ親鳥と同じくらい。

これは、親鳥が餌を運んで来てくれるのを待つ間、あっちぷらぷら、こっちぷらぷらと

遊んでいるところです。

そこへ親鳥が戻ってくると一転、さっきまでの暢気さは何処へやら、

羽をぱたぱた、口をパクパクさせて必死で餌を貰おうとする様子が面白くて・・・。

そして親鳥が行ってしまうとまた、あっちぷらぷら、こっちぷらぷら・・・。

_007_5 で、一方の親鳥はどんな様子かというと 

・・・いや、普段はもっとスマートでカッコいい鳥なんです。

自分の排泄物はちゃんと水で流す程のキレイ好きだし。

羽繕いもろくにせず、自分の食事はちゃんと摂っている

んだろうかと思えるほど。

あまりの健気さに、手が震えて・・・(というのはウソで、ただのピンボケ)

「親の心、子知らず」という言葉が浮かんできてしまいました。

思わずヒナっ子に「自分で餌取らんかい!」とツッコミを入れてみたりして。

でも親鳥から見れば、まだまだ危なっかしくって・・・ってところなのかな。

何だかね~、中学生頃の自分を見ているようで、ちょっと恥ずかしい~(^^;)