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せれすな日記

時々綴る、日々の記録 

やっぱり可愛いなぁ

2010年02月16日 | 鳥を呼ぶ庭

自宅庭にて、久しぶりの鳥撮り。

このところ頻繁に訪れる、メジロちゃんのペア。

1羽が窓の近くの木に止まったところを、すかさずパチリ。

あぁ~、やっぱりメジロちゃんは可愛いなぁ~

なかなかフィールドに出られない今、庭での鳥ウォッチングがささやかなお楽しみ。

そんな時、そうちゃんはどうしているかって?   ・・・もちろんお昼寝中です。

以前、三脚を付けて鳥を撮ろうとしていたら、三脚ごとなぎ倒されて見事にカメラ壊されましたもん

まだよちよち歩きだからと、高を括っていたのが甘かった。

一緒に鳥ウォッチングができるようになるのは、果たしていつの事だろうか・・・?

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シジュウカラ通信⑥

2008年09月14日 | 鳥を呼ぶ庭

まだ終わってなかったのというツッコミを覚悟の上で、ようやくシジュウカラ通信・最終回です。

今日になってやっと巣箱を下ろし、中の掃除をする事にしました。

ジジュウカラは来シーズン巣作りする場所を、前年の秋頃から目星を付け始めるらしいので。

(つまり今頃

070 まずは夫に巣箱を下ろして貰って、横にある取り出し口を開けてみたところです。

嵩高は、巣箱の半分くらいのところまでありました。

いちばん下は土、それから苔、その上は動物の毛でしょうか。

よくもまあ、こんなに集めてきたものだなぁと、巣作りしていた時の親鳥の忙しそうな様子を思い出しました。

そして巣箱の底に張り付いている土を剥がし、恐る恐る中の巣を取り出してみたのがこちら。

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意外なほどきれいで、汚れも匂いもありません。

しかしそこには、孵らなかった卵がふたつ。

ひとつが割れて中身が漏れ出していたのは、取り出す時にうっかり私が触ってしまったようです。

親鳥が巣箱に来なくなってから、もう2ヶ月。

だからこれはきっと、無精卵だったのでしょう。

そういえば親鳥が巣を離れる前の数日間、変わった行動をしていました。

雛がいるわけでも無さそうなのにしきりに巣穴を覗き込んだり、時にはまるでキツツキよろしく巣箱を「コココココン」とつついたり。

どうしちゃったんだろうと訝しんでいたけれど、今にして思えば、巣の中にある卵の事が心残りだったのかも・・・。

途中までは温めていたんだろうか。 だとしたら諦めた時はどんな気持ちだったのだろうか・・・といろいろ想像してしまいました。

018 さて、今シーズンせれす家を大いに沸かせた、シジュウカラの子育て。

そして今年は、庭木にほとんど虫が付かなかったという、嬉しいオマケもありました。

写真はある夏の朝、庭で遊んでいたシジュウカラのヒナ。

どうかこの子が逞しく生き延びていますように。

そして来年もまた、こんな可愛いヒナを間近で見られる事を祈りながら、「通信」を締めくくります。


シジュウカラ通信⑤

2008年06月24日 | 鳥を呼ぶ庭

またもや久々の更新です。

梅雨の晴れ間が広がった今日の午前中、シジュウカラのヒナがめでたく巣立って行きました。

035_4 随分と日数が経っているなぁ・・・とお思いでしょう?

それもその筈、2度目の営巣からもう1か月以上が経っているのです。

今回の子育てには、随分と時間をかけているなぁ・・・

と、私も途中までは思っていました。

実は2週間ほど前の夕方、2・3羽のヒナが巣立って行きました。

この後も続々とヒナが飛び立つものと思い、しばらく

巣を見つめていましたが、一向にその気配は無し。

「これでお終い??」と訝っていると、次の日も親鳥はまだエサを運んで来たのです。

これを見て、てっきり私はまだヒナが残っているものと思ってしまいました。

「前回の親鳥はヒナを一度に巣立たせたけど、今回はおおらかと言うか、ヒナの自主性に任せている

と言うか・・・。 シジュウカラの子育ても、いろいろなのね~」、なんて。

ところが3週間経っても1ヶ月経っても、まだ巣箱からヒナの声が聞こえてきます。

ここに至ってようやく、「これはおかしい」と思い始めました。

そしてやっと、今巣箱にいるヒナは「3期生」だという事に気がつきました。

つまり、こういう事だと思うのです。

2週間前にヒナが巣立ち、メスはその後すぐに巣に入って再び卵を産んだ。

エサを運んできたのはオスで、それは巣篭もりしたメスのためだった。

という事は、オスは巣立ったばかりのヒナの世話と、メスのためにエサを調達するのを、同時進行でこなしていたわけですね。

そして卵が孵る頃には巣立ったヒナが独り立ちし、親鳥たちは孵ったヒナのエサ集めに奔走する。

この、少数のヒナを回数を分けて育てるという方式は、なかなか合理的ですよね。

野鳥もなかなか賢く、したたかに生きているんだなぁ・・・と感心しました。

031_2さて、ヒナが巣立った時の様子ですが、私が確認したのは2羽のみ。

気がついた時には、すでに庭木に親鳥と1羽のヒナ、

フェンスにもう1羽のヒナがとまっていました。

見逃したヒナがいるにしても、そう数は多くないように思いました。

どうやら今回も、「少数精鋭」だったようです。

その後、親鳥が時々庭に戻って来てはさえずって

いましたが、みたび子育てを始めるかどうかは、

まだ分かりません。 しばらくは、巣箱は外さないでおいた方が良さそうですね。


シジュウカラ通信④

2008年06月06日 | 鳥を呼ぶ庭

え?まだ終わってなかったの??・・・の、シジュウカラ通信です。

そう、実はまだ続きのお話があるんです。

ちょうど1ヶ月前、庭に掛けた巣箱から、ジジュウカラのヒナ達が元気に巣立ちました。

週末のお天気の良い日に後片付けをしようと、巣箱はしばらくそのままにしておきました。

そうして10日ほど経ったある日、ふと気がつくと、巣箱を覗き込んでいるシジュウカラのペアの姿が。

何とこの場所で再び、ジジュウカラの子育てが始まりそうなのでした。

一般的には7月までが子育てシーズンなので、別に珍しくはないのです。

でも、1シーズンに同じ場所で複数回子育てが行われるというのは、意外でした。

025 この間までここを使っていた親鳥でしょうか。

巣立ったヒナ達は、もうそろそろ独り立ちをしたはずです。

やれやれと一息つく間もなく、次の子育てを?

それとも、まったく別のペアでしょうか。

ちゃっかり居抜きで入居して、巣作りする手間を省いた?

ちょっと見では個体の判別ができないので、何とも言えません。

多少はリフォームでもするのかと思って見ていたけれど、

026巣材を運んでくる様子もなさそうでした。

そしてこちらも前回ほど熱心に観察していなかったので、

気がついた時には・・・

すでに巣箱の中から、ヒナの声が聞こえ始めていました。

そして今日も親鳥たちは、忙しそうにせっせとエサを運び続けています。

そんな光景を見て私は、またもや自分の姿を重ね合わせていたりして。

「この私が親になれるのだろうか?」という不安も、イザ生まれてみればそんな事を考える余裕も

なく、ただただ日々の育児をこなすのが精一杯な私の姿に。

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さてこれは、こちらにコメントを寄せてくださるねじっこさん

が下さった、「鳥寄せ笛(バードコール)」

何とこれで、50種類もの野鳥とコミュニケーションが取れるのだそうです。

もう嬉しくて嬉しくて、早く使ってみたくて仕方がないのだけれど、現在庭では自粛中。

子育て中の親鳥はとてもナーバスになっているので、

無事にヒナが巣立つまでしばらくおあずけです。

子育てが終わって、親鳥たちが悠々自適の生活をするようになったら、「お疲れさま!」と声を掛けてみようと思っているんです。

通じるかどうかは・・・ちょっと自信はありませんが。


シジュウカラ通信③

2008年05月08日 | 鳥を呼ぶ庭

思えば、前日からその兆候はあったのでした。

いつもなら、庭木の枝の高い場所にとまるシジュウカラの親鳥たち。

それが今月4日の夕方は違っていました。

低い枝にとまったり、地面すれすれに飛んだり、鉢植えの縁に降りてみたり。

てっきりヒナが巣から落っこちたのかと思いましたが、間違いなく親鳥です。

羽をバタバタとばたつかせるような仕草もしていました。

「これはひょっとして、近いのかも・・・」と、期待感が高まりました。

そして翌5日、「こどもの日」の事です。

この日は朝から、明らかに親鳥の様子が違っていました。

エサをくわえたまま、しきりに鳴きながら巣箱の周りを飛び回っています。

ヒナもその声に答えるように鳴き始めますが、親鳥はすぐにはエサを渡そうとはしません。

シビレを切らしたヒナが、巣から出てくるように仕向けているのです。

「さあ、いよいよか!」と固唾を呑んで見守っていましたが・・・ビビリのヒナちゃん達は、なかなか出て来ません。

そして日が暮れるにつれて雲行きが怪しく、次第に風も強まってきました。

「あぁ~、今日はもう無さそうだね~」と、そうちゃんの相手をしながらふと窓の外を見ると、

正面のヤマボウシの枝に、シジュウカラが3羽・・・・・えっ 3羽

「ゆっ、油断したぁ~」 すでに巣立ちが始まっていたのです。

「何もこんなお天気の日に巣立たなくても!」

慌ててカメラを掴んで三脚にセットして・・・その間にもまた一羽、巣穴から飛び出していきました。

009_4001_3 焦りながら、夢中でシャッターを切りました。

ヒナの個性もいろいろで、思い切

りよく飛び出す子、親鳥の懸命の

呼びかけに恐る恐る飛び出す子。

うまく木の枝に飛び移れる子、

あらぬ方向へ飛んでいってしまう子。

中には飛び損なって、巣箱の横の壁にへばり付いてしまう子も。

021015 何とか巣箱の屋根にたどり着き、

少し呼吸を整えて、それから飛び立っていきました。

いったい全部で何羽飛び立ったのでしょう。

数えている余裕はありませんでした。

10羽以上だったのは確かです。

まだ足元も覚束ない、産毛の残ったポヨポヨ頭のヒナたち。

意を決して外の世界に飛び出していく、この瞬間がずっと見たかったのです。

最後の子が巣立ち、いつしか親鳥たちの声が止み、後には静けさだけが残りました。

ほっとしたような、少し寂しくなったような、しんみりとした気分でした。

025 でもまだ、これでジジュウカラの子育ては終わりではありません。

ヒナたちは、もうしばらく親鳥と一緒にいて、飛び方やエサの捕り方を学ぶのです。

親鳥たちは、危なっかしいヒナを見守りながら、同時にエサを捕って与えなければなりません。

そして翌6日は風もなく、穏やかな晴天。

ヒナたちの飛行訓練には、もってこいのお天気でした。

ひょっとして親鳥たちは、翌日のお天気までも予測して、巣立ちの日を決めたのかもしれません。

お見それいたしました。 そしてもう少しのすねかじられ役、頑張っていただきましょう。