ダービーへの西の最終便・京都新聞杯。
ダービートライアルのサブタイトルは打たれていないが、ここで2着に入り賞金を加算すればダービーへの出走は叶うはずで、実質的なダービートライアルといってもよい。
しかし、今年はちょっとばかり様子が違う。
というのも、既にダービーへ出走可能なキズナが本番前の一叩きで、まさに行きがけの駄賃で出走してくるからだ。
いくら実績が抜けていてもメイチに仕上げではないのは明白。そこに付け入る隙がある。
競馬に「絶対」は絶対にないことは、先週の春天のゴールドシップが実証済み。
断トツの1番人気は確実なキズナ。ここは、春天の時と同じようにキズナが来ても来なくても、そこそこ儲かる馬券で網を張っておくのが得策。
まあ、当たんないと意味はないんだけど。
■血統傾向■
距離が2000mから2200mへ延長された02年以降の過去11年。ここで賞金を加算し、ダービーで馬券に絡んだのは03年ハーツクライと04年インティライムの2頭のみで、ともにダービーでは2着だった。
【8-5-7】の父SS系が、絶対的存在。
その内訳は、ダンスインザダーク【2-1-0】、スペシャルウィーク【1-1-1】、アドマイヤベガ【0-0-3】、マンハッタンカフェ【3-0-0】、そして、昨年1~3着を独占した【1-1-1】のディープインパクトの5頭が複数回馬券になっており、父SS系全体の成績をこの5頭であげている。
その5頭のうちアドマイヤベガ以外の4頭は、菊花賞か春天、あるいはその両方を制しているという共通点がある。
父SS系以外にも03年2着チャクラの父マヤノトップガン、05年2着コメディアデラルテの父ホワイトマズル、06年2着アペリティフの父エルコンドルパサーなど、自身かその産駒が菊花賞か春天を制した種牡馬の名前が目につくことから、京都新聞杯で求められる資質は、スタミナということ。
圧倒的存在感の父SS系だが、今年の出走馬16頭中13頭が該当するとなれば、絞るのには一苦労なので母父に目を向けてみる。
まず目につくのが、×ノーザンダンサー系。なかでも【2-0-1】のノーザンテースト系と【1-0-1】のヌレイエフ系が目を引く。
次に【3-0-3】のナスルーラ系で、内訳はグレイソブリン系【1-0-1】、レッドゴッド系【1-0-1】、ネヴァーベンド系【0-1-1】の3系統に集約できる。
◎9リグヴェータ…ディープインパクト×ヌレイエフ
SS系×母父ヌレイエフは、06年1着トーホウアラン、07年3着サンライズベガと同じ血統構成。
とはいっても2番人気のこの馬から入ったところで、「第三の馬」を見つけれれない。ここはおとなしく見します。
最強厩舎は府中のマイルで穴をあける。
安田記念のリアルインパクトのようにね。
しかし、最強厩舎は馬主運がありますねえ。
3着でも2300万円ですか。おめでとうございます!!
売れ残りから・・・ケツのでかい馬を選んだだけです。
馬はケツで走る。