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☆史上最強の法則-海外支局☆

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フェブラリーSの法則

2012-02-13 00:00:00 | 砂王の法則
■血統傾向■

97年創設以降の03年中山開催を含む血統傾向過去15年。参考にすべきは、もちろん馬場改修後の04年以降の傾向。

父SS系は【2-0-1】と、3着以内に入ったのはカネヒキリとエスポワールシチーの2頭のみ。また、バリバリのアメリカン・ダート血統であるミスプロ系は父で【2-0-4】、同じくボールドルーラー系は2着2回と、勝ち切れない。
注目は、父、母父合計で【3-3-3】と、07年以降5年連続で3着以内を継続中のロベルト系。なかでもブルーコンコルド(07年・08年2着)、ワイルドワンダー(08年3着)、エスポワールシチー(10年1着)、フリオーソ(11年2着)、バーディバーディ(11年3着)の計5頭を3着以内に送り込んだBT系。

なお、創設以来、連覇を達成した馬は一頭もおらず、地方馬で馬券になったのは99年1着メイセイオペラ、00年2着トーセンブリザード、11年2着のフリオーソの3頭のみである。

■Vタイム■
<平均Vタイム>
97年~02年:1.36.0
04年~11年:1.35.3
馬場改修後が、それ以前よりも0.7秒速いが、04年以降にはヤヤ重・重馬場が3回含まれているので、必然的に時計は速くなる。

<良馬場限定>
97年~02年:1.36.0
04年~11年:1.35.6
差は縮まったが、やはり馬場改修後の方が時計が0.4秒速い。

昨年こそ1分36秒台の遅い決着となったが、昨年は前3F35.7-後3F36.4の+0.7秒の前傾ラップのスローペースだったのが原因だが、今年は一昨年、前3F34.8-後3F35.7の+0.9秒の前傾ラップのハイペースで、1.34.9で勝ったエスポワールシチーが出走してくる。果たして今年はどちらが逃げるのか?今年のフェブラリーSを紐解く鍵がここにある。

トランセンドは前々走の南部杯では、エスポに行かせて自身は好位追走。ゴール手前でエスポを交わし、ダノンカモンも競り落とし、Vタイムは1.34.8と、エスポより0.1秒上回る好時計での勝利。高速決着になんら不安はない。そして、続くJCDでは一転、自らノシをつけてエスポのハナを叩き、おいでおいでの逃げ切り勝ち。
当時、有馬記念に出走するアーネストリーに騎乗予定の佐藤哲は、トランセンドのオーナーに気を使ったわけではないだろうが、まんまと藤田の男逃げを許した格好。哲三ほどのしがらみはないが、昨日、同オーナーの馬で久々の重賞勝ちを収めた武豊。武なら藤田には注文は付けられそうなのだが、その辺は大人の事情を優先させるのか?

いずれにせよ、今年は1分34秒台後半~35秒台前半の高速決着になる可能性は高い。
となれば、この時計で走ることのできる馬は限られてくる。

■コース傾向■

レースの血統傾向で活躍が目立っていたロベルト系が不振で、父SS系が大活躍。なかでもネオユニヴァース、ゼンノロブロイやスズカマンボといって、SS×ミスプロ系の種牡馬の活躍が目に付く。
他では、土・日に活躍が目立ったヌレイエフ系とヴァイスリージェント系。特にヌレイエフ系は、SS系の中でもダート寄り血統であるゴールドアリュールやアッミラーレの母父でもあり、マークしておきたい。

■枠番出目■

東京のダート1600mのスタート地点は芝がコースの外側に向かって、斜めに切れ込んでいるため、外枠の方が芝を走る距離が長くなり、スタートダッシュが付きやすくなるため、外枠有利と言われているが、このフェブラリーSでは、その傾向がモロに出ている。
03年中山開催を除く過去14年で、1枠~4枠が【3-7-7】に対し、5枠~8枠が【11-7-7】と勝ち星では断然に外枠が優勢。ただし、2着、3着は全くの互角なので、頭は5枠より外から選び、ヒモは枠順を気にせずに選んで構わない。

■馬番出目■

14番・15番が各3勝、9番、12番が各2勝と、馬番で見てもやはり外目の馬番が有利な傾向が出ている。