■血統傾向■

今年で105回目を迎える伝統の京都記念。
過去18年で父SS系は【4-5-6】と、近年で4勝をあげているが、それまではなかなか勝ち切れず、初勝利は04年のシルクフェイマスまで待たねばならなかった。また、06年を起点に父SS系と母父SSが交互に勝っており、今年は父SS系の番?
SS系を上回る勝ち星をあげているのが【5-2-1】の父グレイソブリン系(母父で3着1回あり)。
☆2リッツィースター…スターオブコジーン×ノーザンテースト
過去に活躍しているトニービンとはラインを異にするが、父スターオブコジーンはグレイソブリン系。また、母父ノーザンテーストも【2-1-1】と、なかなか相性が好く、本馬の血統構成は大きく言えば99年1着エモシオン、05年1着ナリタセンチューリーと同じグレイソブリン系×ノーザンテーストである。
そして、母父で【4-3-4】のニジンスキー系(父で2着1回あり)。このうち母父カーリアンが【3-1-2】と抜群の成績を残している。今年は該当馬がいないが、母父にラムタラを持つ昨年3着のヒルノダムールが出走してくる。
☆9ヒルノダムール…マンハッタンカフェ×ラムタラ
この春には、Kジョージ&Qエリザベスに出走するプランもあり、レース後にアスコット競馬場の関係者との会談がセットされていると聞く。関係者の目の前でぶざまな競馬は見せられない、いや、勝たなければ格好がつかない。
■コース傾向■

先週はSS系×トニービンがワン・ツー。また字面では出てこないが2着2回のハーツクライの母父もトニービン。コース傾向からもグレイソブリン系がお勧め。
☆7ウインバリアシオン…ハーツクライ×ストームバード
■前走■

一頃は【5-0-0】の京都金杯組と【4-1-6】の日経新春杯組が活躍していたが、最近では目下3連勝中の有馬記念組。過去18年では【6-6-5】である。
なお、前走条件戦に出走していた馬は、94年3着ニホンピロナーリー(1500万)、01年1着マックロウ(900万)、05年2着トウショウナイト(1600万)の3頭しかおらず、流石に別定のG2戦では家賃が高いか。
■G1馬■

格がモノを言う別定のG2戦ならば、唯一のG1馬のヒルノダムールが大威張り。
だが、過去18年でG1馬は【5-5-4-11/25】で、勝率20%、連対率40%、複勝率56%と、まずまずの成績を残しているが、全幅の信頼は置きづらい。実際、昨年もG1馬が4頭出走していたが、ダノンシャーク3番人気→4着、ビッグウィーク6番人気→6着、オウケンブルースリ4番人気→7着、シャドウゲイト10番人気→10着と全滅だった。
ちなみに上記4頭以外で、馬券圏外に消えたのは以下のとおり。
94年ライスシャワー2番人気→5着
95年ライスシャワー1番人気→6着
03年ノーリーズン2番人気→5着
03年アグネスフライト5番人気→6着
06年デルタブルース3番人気→5着
08年ウオッカ2番人気→6着
09年カワカミプリンセス2番人気→4着
■牝馬■
過去18年で牝馬は【2-2-0-13/17】で、勝率12%、連対率・複勝率24%。馬券になった4頭はダンスパートナー(96年2着)、ブエナビスタ(10年1着)の2頭のG1馬で、残る2頭もワコーチカコ(95年1着)、メイショウベルーガ(11年2着)は、それぞれG3、G2勝利実績があった。
☆8スイートマトルーフ…スペシャルウィーク×グリーンデザート
重賞実績はない。が、魅力的なのはその戦法。正攻法で太刀打ちできる相手ではなく、陣営も堂々の逃げ宣言ともとれるコメントを発信。先だってのワールドエースが2着に負けた若駒Sのように、少頭数の逃げ残りはよくあるケース。また、牝馬、そして舞台が京都となれば、09年日経新春杯で11番人気でまんまと逃げきったテイエムプリキュアを思い出す。
いまや押しも押されぬ人気作家となった浅田次郎は、かつてこう言った。
「展開は全てを凌駕する」と―
穴馬は忘れた頃にやって来る!?

今年で105回目を迎える伝統の京都記念。
過去18年で父SS系は【4-5-6】と、近年で4勝をあげているが、それまではなかなか勝ち切れず、初勝利は04年のシルクフェイマスまで待たねばならなかった。また、06年を起点に父SS系と母父SSが交互に勝っており、今年は父SS系の番?
SS系を上回る勝ち星をあげているのが【5-2-1】の父グレイソブリン系(母父で3着1回あり)。
☆2リッツィースター…スターオブコジーン×ノーザンテースト
過去に活躍しているトニービンとはラインを異にするが、父スターオブコジーンはグレイソブリン系。また、母父ノーザンテーストも【2-1-1】と、なかなか相性が好く、本馬の血統構成は大きく言えば99年1着エモシオン、05年1着ナリタセンチューリーと同じグレイソブリン系×ノーザンテーストである。
そして、母父で【4-3-4】のニジンスキー系(父で2着1回あり)。このうち母父カーリアンが【3-1-2】と抜群の成績を残している。今年は該当馬がいないが、母父にラムタラを持つ昨年3着のヒルノダムールが出走してくる。
☆9ヒルノダムール…マンハッタンカフェ×ラムタラ
この春には、Kジョージ&Qエリザベスに出走するプランもあり、レース後にアスコット競馬場の関係者との会談がセットされていると聞く。関係者の目の前でぶざまな競馬は見せられない、いや、勝たなければ格好がつかない。
■コース傾向■

先週はSS系×トニービンがワン・ツー。また字面では出てこないが2着2回のハーツクライの母父もトニービン。コース傾向からもグレイソブリン系がお勧め。
☆7ウインバリアシオン…ハーツクライ×ストームバード
■前走■

一頃は【5-0-0】の京都金杯組と【4-1-6】の日経新春杯組が活躍していたが、最近では目下3連勝中の有馬記念組。過去18年では【6-6-5】である。
なお、前走条件戦に出走していた馬は、94年3着ニホンピロナーリー(1500万)、01年1着マックロウ(900万)、05年2着トウショウナイト(1600万)の3頭しかおらず、流石に別定のG2戦では家賃が高いか。
■G1馬■

格がモノを言う別定のG2戦ならば、唯一のG1馬のヒルノダムールが大威張り。
だが、過去18年でG1馬は【5-5-4-11/25】で、勝率20%、連対率40%、複勝率56%と、まずまずの成績を残しているが、全幅の信頼は置きづらい。実際、昨年もG1馬が4頭出走していたが、ダノンシャーク3番人気→4着、ビッグウィーク6番人気→6着、オウケンブルースリ4番人気→7着、シャドウゲイト10番人気→10着と全滅だった。
ちなみに上記4頭以外で、馬券圏外に消えたのは以下のとおり。
94年ライスシャワー2番人気→5着
95年ライスシャワー1番人気→6着
03年ノーリーズン2番人気→5着
03年アグネスフライト5番人気→6着
06年デルタブルース3番人気→5着
08年ウオッカ2番人気→6着
09年カワカミプリンセス2番人気→4着
■牝馬■
過去18年で牝馬は【2-2-0-13/17】で、勝率12%、連対率・複勝率24%。馬券になった4頭はダンスパートナー(96年2着)、ブエナビスタ(10年1着)の2頭のG1馬で、残る2頭もワコーチカコ(95年1着)、メイショウベルーガ(11年2着)は、それぞれG3、G2勝利実績があった。
☆8スイートマトルーフ…スペシャルウィーク×グリーンデザート
重賞実績はない。が、魅力的なのはその戦法。正攻法で太刀打ちできる相手ではなく、陣営も堂々の逃げ宣言ともとれるコメントを発信。先だってのワールドエースが2着に負けた若駒Sのように、少頭数の逃げ残りはよくあるケース。また、牝馬、そして舞台が京都となれば、09年日経新春杯で11番人気でまんまと逃げきったテイエムプリキュアを思い出す。
いまや押しも押されぬ人気作家となった浅田次郎は、かつてこう言った。
「展開は全てを凌駕する」と―
穴馬は忘れた頃にやって来る!?