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☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

優駿の法則4~新☆黄金配合

2009-05-27 20:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
SS亡き今となっては、かつての『優駿黄金配合』は使えない。

 
 だからといって、競走馬生産関係者は成す術もなく手を拱いているわけではなく、そこは生活が掛かっているので、次なる黄金配合の開発に余念がないはずである。
現在の種牡馬、繁殖牝馬の大半は、父がSS系であることを考えると、SS二代目と相性の好い血統を、そして、母父SSと和合性の好い父非SS系種牡馬をやっきになって探しているであろうことは、素人にも容易に想像がつく。
 
 ならば、SSがラストクロップをダービーに送り出した06年なので、07年、08年以降のダービーの血統傾向を見れば、新たな黄金配合の手掛かりが掴めるのではないだろうか。
と、思って血統傾向表を眺めていると、03年の3着にダンスインザダーク産駒が入っているのに気付いた。これがSS二代目初のダービー3着以内である。このことは、関係者が、SSが亡くなる以前から後継種牡馬を模索していたことの証左でといえる。そして、その03年というのは、奇しくも馬場改修後初のダービーなので、03年以降のダービーの血統傾向を追いながら、『新☆優駿黄金配合』を探っていきたい。

まずは、血統傾向の分析を。
【血統傾向分析】
◆父SS系:3-4-5
~内訳~
・SS:2-3-2
・アグネスタキオン:1-0-1
・スペシャルウィーク:0-1-0
・ダンスインザダーク:0-0-1
・フジキセキ:0-0-1
◆父か母父にSS系を持つ馬が6年連続2着
◆2年連続で連対しているタニギムは☆元祖・史上最強の法則☆により、今年は1着はない。
◆そのタニギムの源流はSSと同じヘイルトゥリーズン系なので、過去6年3着以内馬全18頭のうち、HTR系保持馬は15頭になる。
◆母父トニービン系:0-1-2

以上を踏まえて、『新☆優駿黄金配合』の核心に迫る。

【新☆優駿黄金配合】
 予想通り、母父SSが近2年で連続2着している。
だが、今後、黄金配合へ発展する可能性は秘めているものの、2年分ではサンプル数が足りないので、母父SSが新たな黄金配合であると決め付けるのは早計。
 
 新たな黄金配合の手掛かりは、血統傾向に出てきたSS系二代目種牡馬に隠されている。実は、フジキセキを除く3頭は、旧黄金配合なのである。

アグネスタキオン…SS×ボールドルーラー系ロイヤルスキー
スペシャルウィーク…SS×ニジンスキー系マルゼンスキー
ダンスインザダーク…SS×ニジンスキー

 そして、その産駒の母父を調べてみると、驚いたことに、スペ産駒以外は旧黄金配合の母父方の系統が配合されているのである。

03年3着:ザッツザプレンティ…ダンス×ミスプロ系(ネイティヴ系)ミスワキ
07年3着:アドマイヤオーラ…タキオン×ニジンスキー系カーリアン
08年1着:ディープスカイ…タキオン×ダンチヒ系チーフズクラウン

 つまり、『新☆優駿黄金配合』とは、少なくとも父が旧黄金配合の馬であること、そして、母父が旧黄金配合の母父であるグレイソブリン系、ボールドルーラー系、ニジンスキー系、ダンチヒ系のいずれかに該当する場合に、その可能性は一層高まると言えるのではないだろうか。

登録馬中、『新☆優駿黄金配合』の馬は以下の通り。

●ネオユニヴァース=SS×ネイティヴ系クリス
・アンライバルド…×サドラーズウェルズ
・ロジユニヴァース…×ダンチヒ系ケープクロス

●スペシャルウィーク=SS×ニジンスキー系マルゼンスキー
・トライアンフマーチ…×リファール系ダンシングブレーヴ
・リーチザクラウン…×ボールドルーラー系シアトルスルー
・デルフォイ…×ダンチヒ系デインヒル

●ダンスインザダーク=SS×ニジンスキー系マルゼンスキー
・ストロングガルーダ…×キングマンボ

●アドマイヤボス=SS×グレイソブリン系トニービン
・アイアンルック…×ミスプロ系ヘクタープロテクター

もしも、この仮説が正しいようなら、いっそのこと生産牧場を立ち上げて、一山当ててやろうかと思う、ダービーまで、あと4日に迫った夜の独り言。

=つづく=

優駿の法則3~黄金配合

2009-05-27 12:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
 全ての競走馬生産関係者は、すべからくダービーを勝つことを念頭に配合を考える。ならば過去の配合を紐解けば、自ずとダービーと相性の好い配合、即ち 『優駿黄金配合』が分かるはずだ。これを利用しない手はないので、早速調べてみた。
 但し、公平を期すために、SS産駒が初めてダービに出走した95年以降の過去14年を対象期間とした。


で、各血統別の成績をいちいち書くのは面倒なので、見易いように表にまとめておいた。

 父は、やはりSS系。母父はノーザン系、ナスルーラ系、そしてちょっと基準を甘くしてミスプロ系を含むネイティヴダンサー系。
つまり、黄金配合のベースはSS(系)を父とし、配合相手は上記の3系統だということが判った。あとは、その中身を調べていけば黄金配合に辿り着く。

☆史上最強の優駿黄金配合☆
SS系×グレイソブリン系:2-1-1
SS系×ボールドルーラー系
SS系×ニジンスキー系
SS系×ダンチヒ系

母父ノーザン系の中で、2-1-1のリファール系だが、その相手方はノーザン系2頭、ロベルト系1頭、そしてSSは1頭のみである。

 ところで、便宜上『SS系』と書いたものの、実はその中身の殆どがSS自身である。しかし、SSはもうこの世にいないので、今後父SSという馬は、当たり前だが産まれてこない。
というわけで、折角シコシコと調べたまではよかったものの、この黄金配合は使えないということだ。残念!!

=つづく=