新潟大賞典では勝ち切れないSS系ですが、参考までに今開催の芝2000m外回りの血統傾向を見てみようと思いましたが、開幕週は一鞍しか行なわれておらず、しかも、今週は本番の一鞍のみなので、昨年行なわれた同コースの全レースの血統傾向を。

新潟大賞典の血統傾向とは打って変わり、昨年はSS系が全11R中【7-9-8】で、全11Rにおいて父SS系2頭が必ず3着以内に入る大活躍。今開催は一鞍のみだが、それでも母父SSが2着、父SS系が3着になった。
大賞典の血統傾向では不振のSS系だが、これを見る限り全く無視するのは危険で、軽視してはよいものの注意を払わざるを得ない。
なかでも、前回見たように『切れ味不足』や『長距離型』のSS系には、特に注意を払うべき。先週の3着父は、スパッと切れる脚を使えない、所謂『鈍足サンデー』のマーベラスサンデーだ。
この『鈍足サンデー』がキモだということは、昨年大活躍したダンスインザダークによって裏付けされる。
ダンスインザダークの最大の売りは切れる脚がない代わりに、良い脚を長く小出しに使える=良い脚の航続距離が長いということ。これは母父ニジンスキーに負うところが多い。同様に1-0-1のスペシャルウィークも母父ニジンスキー系マルゼンスキーなので、また然り。さらには、母父ニジンスキーも散見される。
一方、大賞典と新潟記念で活躍が目についたグレイソブリン系も目にすることができるが、ニジンスキー系と同じ『スピード持続型』のナスルーラ系ネヴァーベンド系の活躍が目立つ。
新潟大賞典の血統傾向と合わせて考えると、新潟芝2000m外回りでは、SS系・非SS系に限らず、一瞬の切れ味よりもダラダラとした脚しか使えない代りにバテない(=スタミナがある)スピード持続型血統が狙い目だといえるのではないだろうか。
=つづく=

新潟大賞典の血統傾向とは打って変わり、昨年はSS系が全11R中【7-9-8】で、全11Rにおいて父SS系2頭が必ず3着以内に入る大活躍。今開催は一鞍のみだが、それでも母父SSが2着、父SS系が3着になった。
大賞典の血統傾向では不振のSS系だが、これを見る限り全く無視するのは危険で、軽視してはよいものの注意を払わざるを得ない。
なかでも、前回見たように『切れ味不足』や『長距離型』のSS系には、特に注意を払うべき。先週の3着父は、スパッと切れる脚を使えない、所謂『鈍足サンデー』のマーベラスサンデーだ。
この『鈍足サンデー』がキモだということは、昨年大活躍したダンスインザダークによって裏付けされる。
ダンスインザダークの最大の売りは切れる脚がない代わりに、良い脚を長く小出しに使える=良い脚の航続距離が長いということ。これは母父ニジンスキーに負うところが多い。同様に1-0-1のスペシャルウィークも母父ニジンスキー系マルゼンスキーなので、また然り。さらには、母父ニジンスキーも散見される。
一方、大賞典と新潟記念で活躍が目についたグレイソブリン系も目にすることができるが、ニジンスキー系と同じ『スピード持続型』のナスルーラ系ネヴァーベンド系の活躍が目立つ。
新潟大賞典の血統傾向と合わせて考えると、新潟芝2000m外回りでは、SS系・非SS系に限らず、一瞬の切れ味よりもダラダラとした脚しか使えない代りにバテない(=スタミナがある)スピード持続型血統が狙い目だといえるのではないだろうか。
=つづく=