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天皇賞(春)の法則

2020-04-27 00:51:40 | 長距離血統の法則
■血統傾向■

13年以降の過去7年。馬券になった21頭中、13年3着の外国産馬レッドカドー以外の20頭は全て父SS系。もちろんリピーターを含んでいるのだが、ここまで父SS系だらけの血統傾向は見たことがない。ちなみに父SS系の連勝記録は12年のヒルノダムールから継続しており、目下9連勝中。
今年のリピーター候補は昨年の覇者フィエールマンのみ。天皇賞(春)としては今年で81回目(春秋合計では181回目)を迎えるのだが、春の天皇賞を連覇したのは以下の4頭しかいない。

<天皇賞(春)を連覇した馬>
91年・92年メジロマックイーン
00年・01年テイエムオペラオー
13年・14年フェノーメノ
16年・17年キタサンブラック
なお、ライスシャワーは2度制しているが、93年と94年なので連覇ではない。

血統傾向に話を戻すと、父SS系は【7-7-6】で、ステイゴールド、ブラックタイド、ディープインパクト、ハーツクライの4頭で【7-7-4】を占め、残る2頭はマーベラスサンデーとディープスカイ。

ステイゴールド【4-0-1】は、フェノーメノ(13年、14年連覇)、ゴールドシップ(15年1着)、レインボーライン(18年1着)、パフォーマプロミス(19年3着)の4頭が馬券になっている。
今年はエタリオウとスティッフィリオの2頭が出走予定だが、その後継種牡馬のオルフェーヴルはオセアグレイトとメロディーレーンの2頭を、ドリームジャーニーはミライヘノツバサと、一族を挙げて5勝目を狙う。

2勝をあげているブラックタイドはキタサンブラックによるもので、今年は該当馬はいない。

全兄ブラックタイドとは対照的に、なかなか勝てなかったディープインパクト【1-2-1】だったが、昨年ようやくフィエールマンのお陰で念願の初勝利を飾った。
今年はシルヴァンシャー、トーセンカンビーナ、メイショウテンゲン、そして真打・フィエールマンの4頭を用意。また、ディープもステイ同様、その後継種牡馬であるディープブリランテがモズベッロを、トーセンホマレボシがミッキースワローを待機させ、巻き返しを狙う。

馬券にはなるものの、ディープ以上に憂鬱なのがハーツクライ【0-5-2】。
ウインバリアシオン(14年2着)、フェイムゲーム(15年2着)、カレンミロティック(15年3着、16年2着)、シュヴァルグラン(16年3着、17年&18年2着)と4頭の産駒で7回とディープ以上に馬券になっているのだが、あと一歩が届かない。
今年は乾坤一擲、タイセイトレイル1頭に初勝利を託す。

父SS系以外の出走予定馬は、キングマンボ系が3頭(ルーラーシップ2頭、キングカメハメハ1頭)とローエングリンが1頭。
3頭を送り込んだキングマンボ系だが、天皇賞(春)とは何故だか相性が好くない。
88年以降で馬券になったのは、05年1着スズカマンボ(母父キングマンボ)、07年3着トウカイトリック(父エルコンドルパサー)、11年2着エイシンフラッシュ(父キングズベスト)の3頭しかいない。
残るローエングリンはサドラーズウェルズ系。欧州型血統で、いかにも長距離戦は合うはずなのだが、こと天皇賞(春)に限るとサッパリな成績。
88年以降で馬券になったのは、00年&01年連覇のテイエムオペラオー、06年3着のストラタジェム、07年1着のメイショウサムソンの3頭しかいない。

最後に、前走の阪神大賞典を制し右回り不安説を拭い去り、人気の一角になりそうなユーキャンスマイルについて。
騎乗予定の岩田(父)が落馬負傷により、本番で乗れるかどうか微妙となり、新たな不安要素が出てきた。だが、元々不安要素は他にもある。それは、母父のダンスインザダークだ。
ダンスインザダークと言えば、自身も菊を制し(96年)、3頭の菊花賞馬(03年ザッツザプレンティ、04年デルタブルーズ、09年スリーロールス)と2頭の2着馬(02年ファストタテヤマ、09年フォゲッタブル)を輩出し、ユーキャンスマイルも18年の菊花賞で3着になったように、菊花賞ご用達血統として有名。しかし、菊と同じ京都で200mしか違わない天皇賞(春)では、03年3着になったダイタクバートラムしか馬券になっていないことを付け加えておく。


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