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天皇賞(秋)の法則

2017-10-24 00:00:00 | 府中の法則
■血統傾向■

過去5年で父SS系が【2-5-3】。その内訳はディープインパクトが【1-4-1】、フジキセキが【0-0-2】と、殆んどはディープに拠るもの。

そのディープの相手方は、14年1着のスピルバーグを除く5頭全てが母父ノーザンダンサー系の血統構成。
SS系×ノーザンダンサー系の血統構成は5年連続2着を含む【0-5-1】で、内訳は×ダンチヒ系が【0-3-0】、×ヴァイスリージェント系が【0-1-1】。

SS系以外では、【2-0-2】の父キングマンボ系、【0-0-3】の母父トニービンを押さえておきたい。


■リピーターズの法則■
昔からリピーターが多いことで有名な秋天。上に書いた血統傾向もリピーターの影響が強く反映されている。
過去5年でも、エイシンフラッシュ(12年1着、13年3着)、ジェンティルドンナ(13年2着、14年2着)、イスラボニータ(14年3着、15年3着)、ステファノス(15年2着、16年3着)と、4頭のリピーターを見ることができる。

今年のリピーター候補は、ステファノス、リアルスティールの2頭。
3年連続3度目の秋天挑戦となステファノスだが、88年以降の過去29年で2年連続で馬券になったリーピーターは17頭いるものの、3年連続で馬券になったリピーターは1頭もいない。
また、前走毎日王冠を快勝し、昨年2着からのリベンジに燃えるリアルスティールにも嫌なデータがある。オグリキャップ(88年、89年)、セキテイリュウオー(93年、94年)、ステイゴールド(98年、99年)、ジェンティルドンナ(13年、14年)と言った錚々たる顔ぶれでさえも2年連続2着が精一杯だったように、前年2着からのリベンジ達成は困難を極めることを物語る。

以上の「リピーターズの法則」に拠れば、リピーター候補の2頭で馬券になる可能性があるのは、「頭なしのヒモ限定」の条件付きでリアルスティールとなる。

ちなみに昨年の覇者モーリスは引退してしまったので、今年、連覇が懸かる馬はいないが、秋天史上、連覇を達成したのはシンボリクリスエス(02年、03年)1頭のみである。但し、02年は中山開催だったので、東京開催の秋天V2を果たした馬は未だかつて1頭もいない。

■年齢■


<年齢別成績>


<年齢別着別度数>

着別度数では4歳馬と5歳馬が中心だが、率で見ると3歳馬も侮れない。6歳馬は未勝利。7歳以上の馬で馬券になったのは98年1着のオフサイドとラップ(サイレンススズカの故障による漁夫の利)と09年1着のカンパニーの2頭のみなので、軽視してよい。

■性別■

着別度数では圧倒的に牡馬が優勢だが、率で見ると牝馬の方が優秀。04年~14年までは、牝馬が大活躍した時もあったが、ブエナビスタ、ウオッカ、ダイワスカーレット、ジェンティルドンナと言った、所謂「女傑」がいたからに他ならない。

紅一点のソウルスターリング。3歳牝馬で馬券になったのは04年2着のダンスインザムード1頭のみ。しかし、データ云々よりも、ソウルが「女傑」並の実力の持ち主かどうかの見極めの方が大事。前走は毎日王冠本番を1番人気で8着と大敗。藤沢厩舎だけに、+6kgの馬体重増は本番を見据えての仕上げと捉えることもできる。だが、負け過ぎ感に加えて、牝馬は一度調子を落とすと長期のスランプに陥るという定説があるのも気になる所。

レイデオロとソウルスターリングの牡馬・牝馬の両看板の秋のローテを、王道のクラシック最終戦ではなく古馬G1戦線を選んだ藤沢厩舎。同師は昔から菊嫌いの秋天、JC好きで知られている。馬主はキャロットと社台RH。当然、クラブ側の承認を得た上での選択なのは明白だが、万が一、両方落とすような事があると……この先は怖すぎるので自粛しておく。




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