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かりおかの実験室

実(体)験を書き綴っています。買ってみた。作ってみた。やってみた。行ってみた。使ってみた。・・・などなど。

アラーム信号リレーへの道

2012年06月27日 | 製作

この記事には回路図を掲載していますが、何ら動作を保障するものではありません。
不利益が生じても責任は負えませんので、参考にされる場合は、全てにおいて自己責任でお願い致します~<(_ _)>゛

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時計のアラーム信号を使って電磁リレーを動作させる回路を「アラーム信号リレー」といいます(・o・)b

♪わたしが決めった、今、決めた~♪ (←初音ミク ”ぽっぴっぽー” より)

電波時計を使った正確なタイマーの実験では、最初、このような回路を考えました。
20120627aリレーは2回路あるものを使用し、1回路はアラームのスイッチにつなぎました。アラームの信号でリレーが動作すると同時に、アラームを止めるためです。

ここで疑問が浮かびます(・。・)?
「アラームの信号でリレーが動くとアラームが止まる・・・。」

果たして、リレーはちゃんと働くのでしょうか?
結論を言うと、リレーは動きましたが、アラームは止まりませんでした。リレーの復帰動作が速すぎて、アラームを止めるために必要なOFFの時間が十分に得られなかったのです。

20120627b_2そこで、ベース側にコンデンサを加えました。リレーの復帰を遅らせるためです。
すると、リレーが動作すると同時にアラームが止まるようになりました。

「フッフッフ・・・・・こんな簡単にうまくいくとはな・・・・・」(-。-)г

 

と、思ったのもつかの間、実験を重ねるとアラームが止まるときと止まらないときがあり、不安定なことがわかりました。また、同じ型のリレーなのですが、交換すると個体によってうまく動作したりしなかったりします。どうやら、そもそもアラームの信号自体が弱く、トランジスタを確実にドライブできていない様子です。
20120627cそこで、入力部分の回路は、このように変更しました。

もはや、100Ωの保護抵抗もやめてしまい、逆電圧対策のダイオードのみとし、アラームからの信号を最大限に利用する形です。
しかし、リレーの復帰が再び早くなってしまい、アラームを止めることができません。

「う~む、コレクター側に遅延回路を設けるとなると、部品が増えて複雑になりそうだなぁ~。」

考えているうちに、パッと閃きました(゜▽゜)パッ
20120627dそれが、この回路です。
コレクタとエミッタ間に、大容量コンデンサを投入してみました。ちなみに、ベース側に設けた10kΩの抵抗は、ICBO対策です。

「これで、トランジスタがOFFになっても、リレーを通じてコンデンサに電荷が蓄積されるまでリレーがONとなり、復帰を遅らせることができるハズ!」(`_´)/

思惑は大成功です。何回やっても、リレーを交換しても、また、電源を6Vから4.5Vに下げてみても、リレーの動作とアラームの停止が確実に動くようになりました。

コレクターとエミッターの間に大容量コンデンサを繋げた回路など、過去に見たことがありません。ネットでもいろいろ探してみましたが、見つかりませんでした(р_-)

これはもしや、かりおか的な超ウルトラスーパースペシャル画期的アイディアがまた生まれてしまったか~っ!?(ノ∀`) ナンテネ。

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4 コメント

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大容量コンデンサ (ひさや)
2021-04-17 15:08:46
これは気をつけた方がいい回路かと思います。
私は昔、大容量コンデンサーをリレーで短絡して放電する回路を作り、初めは上手く動いてたのですが、使ってるうちに接点が溶着してしまいました。短絡電流がいくらかなど考えてなくて、接点容量オーバーでした。
かりおかさんの場合は、保護抵抗も邪魔なほどベース電流が小さいようで(ICBO対策の10kΩにも電流が逃げますし)、コレクタ電流はそのhFE倍に制限されるので大丈夫そうですが、他の回路に応用される場合は注意が必要と思いました。
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●ひさやさんへ (かりおか)
2021-04-18 19:33:39
古い記事へのコメントありがとうございます。
リレーの図が雑過ぎて分かりにくかったかもしれません。
この図では接点には何も接続しておらず、コイルに電流が流れるのみです。
いずれにしても、今ではこのような微妙な回路を組むことは無いと思います。
当時はまだオペアンプやタイマーICなどを扱っておらず、トランジスタの簡易な回路で何とかならないものかと試行錯誤していました。
実は、この記事の回路を使って製作した「自動カーテン」(アラームに合わせて朝晩カーテンを開閉させる装置)がもう8年も動いているのですが、今度作り直すときにはもう少しスマートな回路にしたいものだと思っています。
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Unknown (ひさや)
2021-04-20 01:56:28
すみません、私が言いたかったのは、大容量コンデンサーを不用意に2SC1815で短絡するのはマズイということです。短絡電流がトランジスタの定格を超えないようIC=IB×hFEを考慮してあれば大丈夫です。パワートランジスタに換えるのも安心。
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●ひさやさんへ② (かりおか)
2021-04-20 20:05:35
そういうことでしたか。
今見直してみれば、大胆なことをしていたなと思います。
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