じいたんばあたん観察記

祖父母の介護を引き受けて気がつけば四年近くになる、30代女性の随筆。
「病も老いも介護も、幸福と両立する」

先々週の話ですが…ケアマネとトラブル。

2005-07-05 22:43:10 | ブラックたまの毒吐き
※これは「ブラックたま」カテゴリです。キレてますんでご注意。※
※一部改稿いたしました(7/6未明)

※追記(7/13):下記の記事にTBしました。
 ◆カウンセラー儀助のひとり言:せめてリフレクションくらいは、、、


ケアマネと、ひどい言い争いをした。
品位が下がるってこういうこと?といったような体験。
あれからずいぶん経つというのに、釈然としなないのです。
はなはだ勝手かとは存じますが、記事にさせていただきます。

------------------

ほぼ、1.5週間前のこと。

事故で怪我を負った後、それでも介護に行っていた私。

祖父母の住む高齢者マンションの看護師に
ショートステイの心当たりがないか訊ねにいったのだが、
その看護師は、私の姿を見かねて
ケアマネに「何とかするのがアンタの仕事でしょ」と
ねじ込んだらしい。

ケアマネが、感情的になっている様子が、電話を取った瞬間に伝わってきた。
何事かと思ったら、そういうからくりだった。

ケアマネから浴びせられた、言葉。
いや、前から、「言葉に不用意な人」だとは思っていたんだけれど、
それを差し引いても、あんまりだなと感じた。


「早く介護から手をひいてしまえばいい」

「介護者としての"決断"が出来ない、たまさんが悪いのよ。
 介護者を担うのが、無理なら、やめればいいじゃないですか」

「独居老人ならまだ介入もできるのよ。あなたがいるからよ」

「私は提案はした。だから全部たまさんの責任だ」
 (↑一度もそれまで、彼女を、そんなことで責めたことはなかった)

「気に入らないなら、ケアマネの変更だって、可能なんですよ?」


…プロとしては考えにくい、発言の数々に、我ながら良く耐えたと思う。
(というか、状況が把握できなかったのが本当)


といいつつ、実は私も、上まで言われたところで
とうとう我慢の尾が切れてしまった。

 「あなたを、信用できないというのが、今の気持ちです。
  今回みたいな場合に、フレキシブルに動けない人をどう信用しろと?
   "たまさんのために"、と貴女は良くおっしゃいますけれど、
  心からの発言だと感じたことは、申し訳ないけれど、いちどもありません。

  なぜなら、こちらがお願いしたことしか出来ないうえに、
  おっしゃることが曖昧で、かつ具体的な提案をなさらないからです。
  …嫌々お仕事なさっているんじゃないかって思うことがあります、正直申し上げて。」

といった内容、つまり
言ってはいけないことを言ってしまったので。

今読み返してみると、何て品のない…

「余所からクレームらしきものを受けたとき、逆に切れているのでは、
プロとはいえないのでは?」と、
ちゃんと、伝えて差し上げた方がよかったのだろうか。

ブラックたま炸裂。
ああいやだ、こんな私。




「出来ないことは出来ないと、言えばいいのよ。
 全治二週間といわれたなら、おとなしく寝てれば?
 放っておいたって、何とかするんだから。おたくのおじいさんは」


余計なお世話だ。
まったく、余計なお世話だ。

自分の子供がトイレの位置ひとつ解らずべそをかいていて、
誰も助けてくれる人がいないとして、

自分は、怪我をしていてもとりあえず動ける状態だとして、

助けに行かず、放っておけるっていうのか。
馬鹿かアンタは。


介護が終わった後にも、わたしの人生は続く。
そんなことは百も承知している。
親が死のうが、自分が死にかけようが、
世界はいつだって、何も変わることなく、そこにあった。

だからこそ、
今やらなければ、絶対に悔いが残る。
わたしも、じいたんも、ばあたんも。

わたしたちの生活を守るため、と称して家庭に介入し、
話したくもない話を無理やり聞きだして、
いざというときには、何の役にも立たないって、どういうこと?


正直に言おう。

彼らを見送るまでの時間、
先の見えないものを抱え続ける、
その果てしなさに、心底、青ざめる夜もある。

でも、それでも、

彼らの笑顔をまた明日見られるだろうかと
怯える私がいる。
生きてて欲しいと願うわたしがいる。

今を生きる彼らの笑顔が、毎日の笑顔が宝物だ。


だいたい、
明日、生きている保障なんて、
私にだって、ないのだから。

悔いのないように働きましょうよ。
そういう覚悟で臨む種類の「仕事」を担っているのだから。
お互いに。


10日くらい、考えてみたけれど、ギブアップ。
記事にしてみましたの。
どうぞ、お許しあそばされますよう。

他人様に、これだけ、切れたのは、久しぶり。


追伸:伯父上へ
8-10日、ばあたんだけ、初ショートステイ体験します。
初日は、私も付き添います。
このままだと、じいたんと私二人が参ってしまうことに加え、
一応、じいたんばあたん二人を診てくれている、
例の主治医に、意見を求めた上での決断です。
よろしくご承知おきください。