地震余波
今晩、晩ご飯の材料を求めて、いつものように近くのスーパーに行った。ところが早じまいしていたり、照明を少なくしていたりで、商店街の様子が変わっていた。さいわいめざすスーパーはまだ開いていたのだが、入ってみてびっくり。エスカレーターはいきなりの停電により、転倒をおそれて中止。店内は写真のように見事に何一つ残っていない棚がずらりーっ。
「エエッ?」とよく見ると、即席ラーメンや缶詰などの棚だった。岩手や宮城ほど地震の被害を受けたわけでもあるまいに、東京でこの買い占めは愚かであると思った。不安感による
大衆心理というかパニック行動に近いのではないだろうか?
思い出したのは石油ショックの時、お店からトイレットペーパーが買い占められ、長期にわたって店頭から消えたことである。1973年と言うからもう38年も前である。もともと紙と石油不足とに直接の関係はない。しかし当時は団地が普及し、水洗トイレが一般的になってきていた。そこでトイレットペーパーが必須アイテムとして初めて認識され、この流言飛語(デマ情報)がはびこる一因となった。
今このような食品は被災地にこそ必要であると思うし、買い占
めは自分だけ助かれば良いとする、かなり手前勝手な判断が見え隠れする。買ってしまったたくさんの即席ラーメンを、毎日毎日食べてゲンナリしている人々の顔さえ目に浮かぶ。冷静な行動が必要である。
天のお父様、どうかこの国をあわれんでください。今宵も明日の朝も、被災地の方々のことを覚えさせてください。この国にたましいのリバイバルが起こる、そのための礎としてこの困難から勝利させてください。 (ケパ)
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